フライパンを選ぶ基準って?フライパンのおすすめ&人気商品10選

  • 2023年06月27日更新

こんにちは、くふうLive!編集部です。

どの家庭にもひとつはある、フライパン。調理をする上で、「焼く」「蒸す」「炒める」など、あらゆる料理に欠かせない調理器具です。

そんなフライパンの中でも、使いやすくお手入れも手軽な商品が人気で、調理器具メーカーもこぞって様々なサイズのフライパンを販売しています。でも、使いやすいフライパンて、どういったポイントで選べばよいのでしょう?

快適なキッチン作業を行うためにお気に入りのフライパンを見つけたいですね。今回は、フライパンの選び方から、おすすめのフライパンをご紹介します。

フライパンの選び方

フライパンを使って行うキッチン作業は、料理内容によって様々。

  • 焼く
  • 蒸す
  • 炒める
  • 茹でる
  • 煮る

今や、これらの作業が、ひとつで行える便利な調理器具のひとつです。

フライパンにはそれぞれ特徴があります。自分の使い方に合わせて、素材やサイズ、加工方法を選びましょう。

サイズ

まずはサイズです。朝食の目玉焼きからおやつのホットケーキ、焼きそばやチャーハン、そしてパリパリの餃子など、調理の種類によって、フライパンを使い分けている方も多いでしょう。

また保管場所や収納スペースに合わせたフライパンを選ぶ事も重要。置き場所がないのに、大きなフライパンは何個も置くことはできませんし、数が多すぎても、収納に困ってしまいます。

一般的に、26~28cmを目安にすると良いと言われています。一人暮らしであれば、一つを使い分けることができ、2人以上のご家庭でも、少量料理に役立ち重宝します。

目玉焼きや下ごしらえなどの軽い料理のみに使う小さなフライパンであれば、14cm〜22cm、4人以上のご家庭であれば、28cm以上の大きさが役立ちます。通販サイトでも、選ぶときにこのようなサイズ感で区分けされていることが多いです。

重さ

調理を快適に行う上で、重さも大切なポイントです。

じっくりと煮込む料理であれば、フライパンを動かすこともすくなく鉄製の重量感があるフライパンが適しています。ところが、炒めるとき、焼くときなどにフライパンを動かすのであれば、重すぎるものは、腕も疲れてしまい、片手が自由になりません。

また、使い終わった後の洗い物も、重すぎると大変です。洗うときに大変だと、せっかく使ったフライパンも活躍の場が減ってしまいそう。普段、よく使うフライパン調理の種類と、シンクの洗い場やガス台とも合うかどうか、サイズや重さはバランスを見て選びましょう。

素材

大前提として、ご自宅のガス台が直火かIHかで適正な素材のフライパンを選びます。 次に、フライパン選びでもっとも悩むのが、種類の多い「素材」でしょう。

熱伝導や強度、重さ、IHに対応しているかどうかなど、それぞれの特徴や違いがあります。

テフロン(フッ素樹脂加工)

耐熱性・耐薬品性に優れたてテフロンは、別名PTFEともいい、フッ素樹脂の一つです。テフロン加工、フッ素加工といわれるものは同じものを指します。

料理をする人にとって嬉しい「焦げない」「錆びない」というポイントをおさえた耐摩耗性も魅力。 テフロン加工したフライパンは、熱がすぐに上がることや、すぐにだめになってしまうので、空焚きだけはNGと言われています。

素材は、IH用も多数揃っており、テフロン加工は基本的にはアルミニウムの素材にほどこされます。

ステンレス

ステンレスのフライパンは、扱いにくいイメージもありますが、一生使える丈夫さやお手入れのしやすさで実は人気。

というのも、フッ素加工樹脂がはがれることで錆や焦げ、くっつきやすさを助長してしまうデメリットがあるフライパンは、買い替えの頻度も高くなる傾向にありますが、一般的に表面加工されていないステンレスのフライパンであれば、加工部分のはがれがないため錆にくく、丈夫と言われています。

また、高温に耐えられる強さで、お肉などしっかり火を通したい調理の場合に焼き上がりが香ばしく美味しく仕上がることで重宝します。

火を通す早さやムラのなさも、料理がしやすい点で、お肉を焼いた余熱で野菜を炒める、茹でるといった時短にも役立ちます。

アルミ

アルミのフライパンも、ご家庭にひとつあると便利です。 最大の特徴は軽さ。お値段も安く、電導性が高いのでさっとお湯を沸かして野菜を茹でる、といった使い方や、麺類を和える、ご飯を柔らかくする(リゾットなど)、お酒を加えて飛ばす、といった水分の多い調理に効率的で向いています。

ただ、焼いたり炒めたりする調理には不向きです。強い火力が必要な調理には、アルミでは役割が不十分です。

安価なものもあれば、有名ブランドからも多数販売しています。IHにも対応しているアルミフライパンも多数です。

チタン

チタンコートのフライパンは、ステンレスや鉄のような頑丈さもありながら、軽さが最大の魅力。

また、安全なフライパンのひとつで、もしコーティングが剥がれてしまっても、磨けば耐性を保ったまま使い続けることができます。そもそも、表面がスムースで細かく汚れにくいというメリットもあります。

あまり火を通す料理には向いていない熱伝導性の低さがある一方で、保温性が高いことがチタンの特徴。冷めにくい料理に役立ち、火を止めて時間をおかなければならないときに使えるでしょう。

また、軽さはお手入れのしやすさと比例するので、チタンは頑丈なフライパンでありながらお手入れのしやすさが定評の素材です。

鉄のフライパンは、中華やフレンチなどのプロの調理人が使っているイメージが強いでしょう。使い込めば込むほど、フライパンに油がなじんでいき、食材を活かしたおいしい調理ができます。

強度もある鉄のフライパンは寿命が長く、代々使っているご家庭も多いかもしれません。また、鉄のフライパンからは鉄が溶け出し、使用時に鉄分が自然に付着し、食材とともに鉄を摂取することもできるとも言われています。

デメリットは、ご家庭では重さやサイズが気になるかもしれません。重量が1〜2kgのフライパンもあり、小さくても重さがあるので、お手入れのしやすさでいうと他の素材よりも扱いにくさが残りますが、料理の味にこだわる方はひとつは持っていると長く愛せるフライパンでしょう。

加工方法

テフロン加工

上述したとおり、テフロン加工のフライパンはフッ素樹脂をコーティングしたもの。テフロン(フッ素)加工の種類には、ダイヤモンドコートやマーブルコートがあります。

ダイヤモンドコート

ダイヤモンドコートのフライパンは、通販を皮切りに最近増えてきた加工方法。その名の通り、コーティングにダイヤモンドが使われています。

ダイヤモンドを表面加工することで、耐久性を高め、くっつきにくさ、焦げにくさを実現します。ダイヤモンドとはいえ、フッ素加工の一種です。フッ素加工の粗い目に、ダイヤモンドの細かい粒子を混ぜ込んだイメージです。

摩耗に強く、コーティングが剥がれにくい点から、調理時のくっつきにくさ、焦げにくさに加え、お手入れが楽というメリットもあります。

マーブルコート加工

マーブルコート加工も、フッ素加工のひとつ。マーブルとは「大理石」のことで、ダイヤモンド加工と同様、粒子の細かいマーブルがフッ素樹脂と一緒にコーティングされています。

ダイヤモンドコートと同じ、耐久性、摩擦への強さが特徴。大理石の粉を混ぜ合わせて何層にも渡ってコーティングされていて、4~8層になっているものが一般的です。

セラミック

セラミックのフライパンは、焦げつきにくく傷みにくいフライパンとして人気。新加工のダイヤモンドこコートやマーブルコートが注目を浴びている中で、最も注目されているのが「セラミックフライパン」とも言われています。

アルミのフライパンにセラミックコートしたもので、表面が白いのが特徴。鍋や器にも古くから使われてきた素材です。

耐熱性が最大の魅力。ピザを焼く400度にも耐えられるので、高温調理でも大丈夫。高温にすることでフッ素加工のような有毒ガスも発生しないところも安心です。

フライパンのメンテナンス性

フライパンの洗い方は、多くの方が悩んでいるテーマです。せっかく購入したフライパンですから、長く使えるように、お手入れもしっかりしましょう。

フライパンは、使い始めが肝心です。実際に調理をする前に、「油ならし」をして、こびりつきを防止します。また、油ならしをすることで、油がフライパンになじみ、調理もしやすくなります。

よく洗ってから、布ふきんで拭きましょう。そのあと、弱火で油を全体にまわし、キッチンペーパーで拭き取ります。急な冷却をせずに、ゆっくりと冷ましてください。

鉄製のフライパン

鉄にコーティングがされているフライパンは、お手入れ時に気をつけたいことがあります。正しいメンテナンスで、寿命を長くしてあげましょう。

テフロン・セラミック加工のフライパン

たとえば、テフロン・セラミック加工の場合、表面に傷がつかないお手入れをすることが大切で、使用する道具も気を遣いましょう。NGなのは、塩素系漂白剤、研磨剤入りの洗剤やスポンジ、金属ヘラなどです。どんなに汚れがしつこくても、金属は傷がつきやすいため、おすすめしません。

ダイヤモンド加工のフライパン

ダイヤモンド加工など特殊なフッ素樹脂加工をしたフライパンは、やはり金属ヘラやたわしではなく、スポンジを使ってお手入れをしましょう。

洗剤も必要以上に大量に使うことはせずに、食用油などを落とす場合と同様に、シンプルに洗うことが一番優しいお手入れ方法です。

おすすめフライパン10選

パール金属 フライパン 26cm IH対応 フッ素加工 フォア H-1860


600円というリーズナブルな価格のフライパンは、26cmで二人分の朝ごはんはこれひとつで済ませられそうなサイズ感。耐熱150度のフッ素加工なので、日常使いにはぴったりです。

2人前のソーセージと目玉焼き等朝食や旬の野菜焼き、親子丼に丁度良い底面、軽くて扱いやすい

というレビューも。

ティファール フライパン 27cm ガス火専用


有名なティファールから発売されている、6層「チタン・エクセレンス」コーティングという最上級のフライパンです。機能面の充実に、税込 2,680 円という価格は、コスパも抜群!

パール金属 フライパン 鍋 5点 セット IH対応 ブルーダイヤモンドコート 取っ手の取れる セット


ブルーダイヤモンド加工は、最近話題の素材。そのままオーブンで調理ができたり、取っ手を付け替えて柔軟に使える機能性や、耐久性が人気の一品。

和平フレイズ 超軽量 フライパン いため鍋 ブラック 28cm 深型 ダブルマーブルコート ガス火専用


キラライト いため鍋28cmは、耐摩耗性に優れた「ダイヤモンドコート」特殊なフッ素樹脂加工。 IHでは使えないので、28cmという大きさを生かして直火で調理する場合におすすめです!

藤田金属 鉄フライパン 日本製 スイト 20cm


鉄フライパンの中でも定番の藤田金属のフライパン。鍋肌に油がしっとりとなじみ、油や水分が食材に戻らないので、炒め物、水分が多めの調理に向いています。

藤田金属 鉄フライパン フライパン 20cm


同じく藤田金属の、熱伝導率が良く、保温性が高い鉄フライパンです。フタがしっかりしまる設計となっており、200VのIH調理器対応なのも嬉しい。サイズも豊富に揃っています。

ベストコ オーセント IHフライパン 26cm


ベストコ オーセント IHフライパンは、テフロンブランドの最高峰と言われるほどの内面の耐久性が抜群に優れています。

ティファール フライパン 鍋 8点 セット IH対応


ティファールのセットフライパンは、フライパン22cm、26cm・ソースパン16cm、20cm・バタフライガラス蓋16cm、20cm・専用取っ手が2つという豪華なセット。

ティファール フライパン 20cm ガス火専用 「ハードチタニウム・プラス フライパン」


ティファールから、ガス火用のフライパンもおすすめ。小さいサイズなら、朝ごはんや下ごしらえなどのささっと調理にぴったりで、お手入れも簡単。

北陸アルミ フライパン IHハイキャスト


最後にご紹介するのは、北陸アルミニウムの、テフロンプラチナコーティング28cmのフライパン。調理面が広く設計されているので、幅広い料理に対応可能です。

まとめ

フライパンには、様々な素材や重さ、加工方法があることがお分かりいただけたでしょう。

ひとつあれば万能なフライパンですが、フライパンひとつで、料理の味にも差が出てくるので、料理にこだわりたい!という場合には、必要な収納スペースを確保した上で、自分に合ったフライパンを揃えてみましょう。

ぜひこの記事を参考に、長く愛用できるフライパンを選んでくださいね。

この記事を書いた人
本田里奈子

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