日本独自の漢字『湯湯婆』←読めます?「タンタン…」「砂かけ…」【間違えたら恥ずかしい】今すぐ買いに走ります
- 2026年02月01日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
「家に湯湯婆ある?」 ……なんてLINEが来たら、漢字を知らない人は「えっ、読めない・・・」と返してしまうかもしれません。
名前に「婆」という一文字が入ったこの道具。実は、その由来には古くから伝わる「ある理由」があったのです。
りんごのイラスト/タワシ
問題
漢字「湯湯婆」の正しい読み方をノーヒントで考えてみてください!
正解と解説

正解は… ゆたんぽ
漢字の成り立ち
「湯」: 日本語で「お湯」を指します。
「湯婆(たんぽ)」: 中国語の「タンポ(Tangpo)」という発音に由来します。
もともと中国では「湯婆」だけでこの道具を指していましたが、日本に伝わった際、それだけでは意味が通じにくかったため、さらに「湯」を付け加えて「湯湯婆(ゆたんぽ)」という不思議な重ね言葉になったと言われています。
なぜ「婆」という漢字が使われる?

私たちが「婆」という文字を見ると、真っ先に「おばあちゃん」やアニメキャラクターの「砂かけ婆」をイメージしてしまいますが、語源となった中国では少し意味が異なります。
中国での「婆」の意味
「老婆(ラオポォ)」が「妻」を意味するように、「妻」や「母親」を指す言葉として使われていました。
名前の由来
寒い冬の夜、「妻や母の体温のように温かく寄り添ってくれるもの」として、この道具を女性に例えて名付けられたという、少しロマンチックな背景があるのです。
中国で「湯湯婆」は通じないかも?
中国でこの道具を指す本来の言葉は、「湯婆(タンポ)」、あるいは「湯婆子(タンポズ)」です。
「湯」は中国語でお湯を意味します。
「婆」は妻や母を意味し、冬の夜に妻の代わりに体を温めてくれる道具として「湯婆」と名付けられました。
中国の人から見れば、日本の「湯湯婆」という表記は、同じ意味の漢字(湯)をわざわざ2回重ねているため、少し奇妙に見えてしまいます。
なぜ日本では「湯」が2つになったのか?
この道具が日本に伝わった際、当時の日本人にとって「湯婆(タンポ)」という音だけでは、何に使う道具なのかピンときませんでした。
そこで、意味を分かりやすくするために、日本語の「湯(ゆ)」を頭に付け足した結果、「湯(ゆ)+ 湯婆(たんぽ)」というハイブリッドな名前が誕生したのです。
つまり、「湯湯婆」は「ホット・お湯・奥さん」と言っているような、日本独自の重ね言葉なのです。
「ホッカイロ」は興和株式会社(KOWA)の登録商標

冬の必需品、ホッカイロ。
あまりに身近すぎてカタカナで書くのが当たり前になっていますが、実はこの言葉、「ブランド名」+「一般名詞」の組み合わせなんです。
「ホッカイロ」の語源でもある「カイロ」を漢字で書くと懐炉です。
漢字の成り立ち

- 「懐(かい/ふところ)」: 着物の胸元の隙間、ふところのこと。
- 「炉(ろ)」: 火を燃やして暖をとる装置、いろりのこと。
つまり、「ふところの中で飼う小さな暖炉」という意味で「懐炉(かいろ)」と名付けられました。
現代の使い捨てタイプだけでなく、かつての石炭やベンジンを使うタイプも含めて、この美しい漢字が使われています。
なぜ「ホッカイロ」と呼ぶの?
「懐炉」に「ホッカイ」が付いた理由には、発売当時の熱い想いが込められています。
1970年代に開発された際、「日本で一番寒い『北海道』でも温まる懐炉」というコンセプトが込められていました。
かつては白元(現:白元アース)から発売され、その便利さから一気に全国へ広まりましたが、現在は興和(KOWA)がそのブランドを引き継いでいます。
もし漢字で書くなら、ブランド名も含めて「北海懐炉」となります。なんだか一気に力強いイメージになりますね。
まとめ
いかがでしたか?
「お湯のおばあちゃん」ではなく、実は「温かい妻や母」のような存在だった「湯湯婆」。
漢字を見ると少し驚きますが、その由来を知ると、布団の中での温かさがより一層身に沁みるかもしれませんね。
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