「ひとよひとよにひとみごろ」とは?【間違えたら恥ずかしい】「古今和歌集的な…」「学校で習ったっけな…覚えておきます!」
- 2026年03月16日更新
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
「ひとよひとよにひとみごろ」というフレーズ、学生時代に暗記した記憶はありませんか?
本記事では、この懐かしい呪文の続きや意味に加え、普段使っているA4コピー用紙や日本の建築に隠された「白銀比」との意外な関係性を分かりやすく解説。
電卓のない時代から現場の職人を支えてきた、面白くて実用的な数学の雑学をご紹介します。
りんごのイラスト/タワシ
問題
数学の授業で暗記した「ひとよひとよにひとみごろ(一夜一夜に人見頃)」。
これは、ある数字の覚え方ですが、一体何の数字でしょう?
ノーヒントでお答えください!!
正解は…

ルート2(1.41421356…)の近似値です!
「割り切れない」世界への架け橋
ルート2は、2乗すると「2」になる数ですが、普通の数字(整数や分数)では表しきれず、小数点以下が無限に続く「無理数」です。

その値を語呂合わせにしたのが、この「ひとよひとよにひとみごろ」フレーズです。
美しい日本語のリズムに乗せることで、本来なら覚えにくい無機質な数字の羅列が、まるで物語の一場面(一夜一夜に、人が美しく見える頃)のように記憶に刻まれるようになっています。
コピー用紙の「A4」や「B5」の秘密
「ルートなんて、大人になったら絶対に計算しない!」と思うかもしれません。
しかし、実は私たちの超身近なところにルート2は隠れています。
普段使っているコピー用紙やノート。
これらを半分に折ると、元の形と「縦横の比率がまったく同じ(相似)」になるよう作られているのをご存知ですか?
これを実現できる唯一の縦横比が、「1:ルート2」なんです。
この比率は「白銀比(はくぎんひ)」と呼ばれ、日本の建築(法隆寺など)や、人気キャラクターのシルエットにも使われている、日本人が最も美しいと感じる黄金バランスです。
数学の世界の「ひとよひとよに……」は、実は現代のオフィスワークやデザインを根底で支える、超・実用的な数字だったのです!
他にもある!数学の「呪文」たち
数学の「境界線」を攻略するために、日本にはユニークな語呂合わせが他にも存在します。
「ひとなみにおごれや(人並みに奢れや)」はルート3。
「ふじさんろくおーむなく(富士山麓、オウム鳴く)」はルート5。
※富士山のふもとでオウムが鳴いているという、非常に情景豊かな覚え方です。
豆知識:なぜ「ひとよひとよ…」が必要だった?
今の時代、スマホや電卓を叩けば一瞬で答えが出ます。
しかし、電卓が普及する前の建築現場や設計の現場では、この「語呂合わせ」が命綱でした。
職人さんたちが現場で正確な仕事をするための、まさに「実用の境界線」を支える知恵だったんですね。
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