【“かぼちゃ”はすぐ冷蔵庫に…←絶対やめて!!】「え?なんで?」野菜のプロの教えに「いつもすぐ入れてた…」賢い“長持ち”保存法
- 2025年09月07日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
かぼちゃは一度切ってしまうと傷みやすい食材。買ってきた後にすぐ種とわたを取り除かないと、さらに傷みが早くなります。
また、すぐに使わないときは冷凍しておくと安心です。
今回は「かぼちゃの鮮度をキープする正しい冷凍保存の方法」を、料理家・フードコーディネーターの平尾由希さんに教えてもらいました。
【鉄則】買ってきたら、すぐに種とわたを取り除く!

スーパーの店頭に並ぶカットかぼちゃは、丸ごとを4~6等分にカットし、種とわたがついた状態でラップに包まれているものが大半です。
このまま冷蔵庫に入れてしまう人も多いと思いますが、実は傷みはじめるのは水分が多く含まれている種とわたの部分から。そのため、かぼちゃの種とわたは買ってきたらすぐに取り除くのが鉄則です。
それでも冷蔵保存の場合、日持ちは3~4日程度と短め。かぼちゃの食感などを重視するなら買ってきてすぐに食べたいところですが、すぐに使わないなら冷凍保存しましょう。
【かぼちゃの冷凍①】時間がないときは「生」で
傷みの原因になりやすい種やわたを取り除けば、かぼちゃを冷凍保存するのは簡単。凍ったまま調理ができるので、使いやすい大きさにカットしておくと便利です。
1. かぼちゃの種とわたを取り除き、余分な水気をふき取る

種とわたはスプーンなどでくり抜いて取り除きます。
水分が残っているとそこから傷むので、洗うなら実の部分は濡れないよう皮の部分だけにして、水気はキッチンペーパーでしっかりふき取りましょう。
2. 用途に合わせてカット

かぼちゃは小さめの角切りと薄いくし形切りが料理に使いやすく、おすすめの切り方。角切りは煮物などに、くし形切りはソテーなどに使いやすい形です。
3. 1回分ずつ小分けにしてラップで包む

カットしたかぼちゃはラップで約1回使用分(4~5切れ)ずつ包みます。酸化しやすいため、できるだけ空気を抜いてラップを密着させることがポイントです。
4. 冷凍用密閉保存袋に入れて冷凍する

かぼちゃをラップで包んだら、冷凍用密閉保存袋に入れて冷凍しましょう。
ラップと冷凍用密閉保存袋で二重にして保存することで、乾燥による酸化、変色や食感の悪化を防ぎます。冷凍庫で約2週間保存可能です。
【解凍方法】調理するときは凍ったまま加えて!

生で冷凍したかぼちゃは、解凍せずにそのまま加熱調理に使うのがおすすめ。
角切りかぼちゃは小さめに、くし形切りのかぼちゃは薄く切っておくと、比較的早く火が通ります。
調理する前に事前解凍すると、解凍中に変色が生じるうえ、水分が抜けてグニュッとやわらかい食感に。その後さらに加熱調理しても、味や食感は損なわれます。
凍ったまま加熱調理することで、食感、味、色の変化を軽減できますよ。
【かぼちゃの冷凍②】美味しさ優先なら「マッシュ」して
かぼちゃは生でも冷凍できますが、冷凍せずに食べる場合に比べると、食感や美味しさは落ちてしまいます。
冷凍してもかぼちゃの美味しさをなるべくキープしたいなら、マッシュしてから冷凍保存するのがおすすめです。
1. かぼちゃをゆで、木べらでつぶしてなめらかにする

かぼちゃはひと口大に切り、皮をむいてからゆで、やわらかくなったら湯を捨てて、木べらなどで(あればマッシャーで)なめらかになるようにマッシュします。
2. ラップで包み、冷凍用密閉保存袋に入れて冷凍する

つぶしたかぼちゃは1回使用分(写真は80g程度)をラップに広げて平らにし、薄くなるように包んでから、冷凍用密閉保存袋に入れて冷凍します。
冷凍庫で約2週間保存可能です。
【解凍方法】調理するときは凍ったまま加えてOK

凍った状態で調理途中に加えるとすぐに火が通ります。牛乳(かぼちゃ80gに対し100~150ml)などと一緒に煮るとかぼちゃのスープがあっという間にでき上がり!
電子レンジの解凍機能で解凍し、卵と混ぜてオムレツなどにしてもOK。電子レンジ解凍の際は加熱時間を短めに設定し、水分が飛びすぎないように様子を見ながら小刻みに解凍するのがポイントです。
【豆知識】「変なニオイがする!?」ときの対処法

冷凍したかぼちゃを解凍したときに、「ちょっと変なニオイが……」と感じたことはありませんか?ニオイの原因として考えられるのは大きく2つ。
1つめは、適切な下処理をしていないことから生じる劣化です。特に、種とわたを取り除かずに冷凍すると傷みやすく、ニオイが生じる原因になります。
2つめは冷凍庫内のニオイ移り。密閉せずに冷凍すると冷凍庫内のニオイがかぼちゃに移りやすくなるうえ、冷凍焼けの原因にもなるので注意しましょう。
上記の2点に気をつけても、食べるときにニオイが少しでも気になる場合や、かぼちゃ特有の青くささを緩和したい場合は、調理の際にシナモンなどの香りの強いスパイスやはちみつを加えることで和らぎます。
また、かぼちゃの青くささがどうしても気になるという方は、皮をすべてむいて冷凍するという手もあります。
※1歳未満の乳児にはちみつを与えることは、乳児ボツリヌス症感染の危険性があるため避けてください。
「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。
こちらもどうぞ
人気記事ランキング
24時間PV集計
おうちごはん
-
いつものトーストから浮気!【タサン志麻さん】「食パンの震えるほど旨い食べ方」が最高!食べ盛りも大満足!2025/12/12 -
え?今までなんだったの〜!?【ゆで卵】を超簡単に作る裏ワザ「本当に脱帽」「早く知りたかった!」今後はこれ一択!2025/12/14 -
【ミートソース、もう一生これで決まり!?】「お店級」感動レシピ「こんな簡単だとは」「そら笑顔になるって」もっと早く知りたかった(泣)2025/12/14 -
【親子丼はもう一生これ!!】たったひと工夫で玉子ふわっとろ!→実食した調理師「これプロポーズがポロッと出てもおかしくない」2025/12/14 -
TBS系日曜劇場で話題!【俳優・妻夫木聡さん】が電撃公表!チキンは「あの液体にドボン」で激ウマに!奥深い…2025/12/13 -
【お願い!長ねぎ1本あったら絶対コレ作ってーー!】“農家の奥さん”が教えてくれた「1本瞬殺」の食べ方「食べ始めたら止まらん(泣)」やみつき系2025/12/14 -
フライパンは使わないで~【時短すぎるレシピ】「この冬リピ間違いなし!」「全部混ぜてチンするだけ」SNSで話題沸騰2025/12/14 -
【お願い!煮物にばっかりしないでーー!】大根とベーコン2枚あったら…「まるでデパ地下」「友人が来たら作りたい」超うまサラダ爆誕2025/12/14 -
【にんじん1本】余ってたら絶対コレ作ってー!タサン志麻さん「次は“倍量”でリピする」「家族があっという間にペロリ」黄金比レシピ2025/12/12 -
【こんなお肉は食べちゃダメ!】精肉担当者が教える「傷みのサインはここ!」見分け方!【鶏肉・豚肉・牛肉】2025/07/18
特集記事
-
2025年07月31日
-
2025年04月18日
-
2024年08月09日PR
-
2024年05月02日
連載記事
-
2019年08月21日
-
2019年05月28日





