【鮨職人直伝】アサリを冷凍→再加熱!?家庭で“料亭の味”になるアサリの味噌汁を作ってみた
- 2025年05月28日公開

こんにちは、おうちごはんが大好きな、ヨムーノライターのKanakoです。
お鮨屋さんでいただく、アサリのお味噌汁は超絶品!あの旨味がぎゅっと詰まった味わいを「家でも出せたらな」と思ったことはありませんか?
そこで、鮨屋の大将にプロの味を教えてもらいました!少し手間はかかりますが、ポイントを押さえれば、驚くほど簡単にあの旨みが再現できますよ。
吉祥寺「鮨屋みこし」大将の山本さん直伝!「アサリのお味噌汁」
◾️鮨屋みこし 大将 山本朗さん
18歳で鮨屋業界に入った"この道50年"のベテラン板長。
吉祥寺で営業する「鮨屋みこし」は、2025年現在44年目の老舗。趣味は魚釣りと海遊び、アウトドア全般。
手順①砂抜きをしたアサリを冷凍する
まずは、砂抜きが完了したアサリの水をよく切り、保存袋に入れて冷凍します。
使用する保存袋は冷凍できるものなら、なんでもOK!筆者はチャック付きポリ袋を使用しました。
5時間ほど冷凍庫に入れておいたらカチカチに!見た目に大きな変化はありませんでした。
手順②凍ったままのアサリを沸騰したお湯に入れる
次に鍋に水を入れて沸騰させます。そして、凍ったままのアサリを鍋へ。
凍ったままの状態で熱湯に入れるのがポイントとのことなので、うっかりアサリを解凍してしまわないように注意してくださいね。
このとき、(写真には映っていませんが)より深い旨味の出汁が取れそうなので昆布を一緒に入れました。
そのまま加熱していると、一般的なアサリよりは少し時間がかかりますが、しばらくするとパカッと殻が開きます。そしたら火を消します。
手順③冷ます
次にもう一手間。味噌を入れる前に鍋ごと冷やします。
時間がある場合は冷蔵庫でしっかりと冷やすといいとのこと。今回は時間があったので、冷蔵庫で1時間ほど冷やしてみました。
手順④味噌を入れる
冷えた鍋を火にかけて、味噌をときます。アサリの出汁が濃く出たお味噌汁の完成です。
大将いわく、アサリに急激な温度変化を与えることで、ストレスがかかり、旨味が増すのだそう。食べるのが楽しみになってきますね!
【検証】普通に作ったアサリのお味噌汁 vs 大将直伝のアサリのお味噌汁
パッと見たところ、それぞれのお味噌汁の見た目の差は感じられません。香りもほとんど同じように感じます。
まずはいつも通りの手順で作ったお味噌汁から。砂抜き後に冷蔵保存していたアサリを使っています。途中の冷やす工程などはやっていません。
食べてみると、安定したいつものアサリのお味噌汁。
アサリの香りやコクは感じられましたが、特段びっくりするような味わいではなく、至って普通という印象です。
一方で、鮨屋の大将に教えてもらったテクニックを実践したものは、アサリの濃さを感じました。
コクや風味が存分に感じられるのはもちろん、味に深みがあります。本当に料亭やお鮨屋さんで出てくるようなプロの味。
さらに、アサリ自体にも旨味が凝縮されていて、食べた時に口の中でブワッと魚介の旨味が広がります。
お味噌汁のままいただくにはもったいないくらい濃い味で、なんだか白米にのせて食べたくなりました。
ポイントを押さえるだけ!プロのアサリのお味噌汁に
鮨職人直伝のお味噌汁は、大満足の仕上がりに。
通常よりも出来上がるまでに時間はかかりますが、特別な道具や材料はいらないので、誰でも簡単に試せます。
普段試すには時間がかかりすぎるという方は、ちょっと特別な時だけでも実践してみてください!いつもよりワンランク上のものが作れますよ。

世界中でグルメハンターをしています。国内外を旅しながら、新しい世界や人々との出会いを楽しむwebライター。そんな私がおうちでも大満足できるごはんたちをご紹介します。
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