【こんなお刺身買うべし!?】人気スーパーにおろす"鮮魚のプロ"が明かす『目からウロコの選び方』本当にウマいのは?

  • 2025年03月01日公開

こんにちは!ヨムーノライターのたすくです!

毎日利用するスーパーで「今日はお刺身を食べようかな」と思うシーン、ありますよね。

せっかく買うならおいしいお刺身パックを買いたいけど、"何となく新鮮そう"くらいしか分からない......!
おいしいお刺身パックはどこで見分ければよいのでしょうか。

ということで今回は、魚市場を運営する水産流通の卸売商社「株式会社クラハシ」さんに「スーパーのお刺身"おすすめの選び方"」について聞いてきました!

【スーパーお刺身】水産流通の卸売商社が教える「おすすめの選び方」

今回、「スーパーのお刺身"おすすめの選び方"」を教えてくれたのは、広島県福山市地方卸売市場内にある株式会社クラハシさん!

魚市場を運営する「市場事業」のほか、水産加工品・冷凍食品などを総合的に取り扱う「商事事業」の2つの柱に展開する、総合卸売商社です。

  • 「こういうお刺身がおいしい!」その特徴を教えてください!
  • スーパーでよりおいしいお刺身を選ぶコツはなんですか?
  • 売り場ではどんな状態のものがよりおいしいお刺身といえますか?

上記3つの質問にお答えいただきました。
順番に解説していきます!

株式会社クラハシの公式サイトはこちら!

「こういうお刺身はおいしい!」その特徴を教えてください!

クラハシ担当者:おいしいお刺身パック最大の特徴は、やはり"旬の魚であること"といえるでしょう。

天然のものは、旬の魚(美味しい時期のもの)であることが一番重要になります。

養殖のものは年中出回っているので、いつ食べても味の違いを感じることはあまりありませんが、やはり天然もののお刺身は旬の魚を食べると味わいも格別です。

そのため、「今日はおいしいお刺身が食べたい!」というときは、まず旬の魚を選ぶようにしてください。
下記は、1月から12月までそれぞれ代表的な旬の魚です。ご参考にどうぞ。

季節ごとに脂ののり具合や食感が変わるので、旬の魚を楽しむのが一番おいしいですよ。

ヨムーノライターたすく:天然ものは"旬"が一番!肝に銘じておきます!

スーパーでよりおいしいお刺身を選ぶコツはなんですか?

クラハシ担当者:「鮮度の良さ」「見た目の良さ」という2つのポイントをチェックするとよいでしょう。

スーパーで売られているお刺身でおいしいものの特徴は、とにかく作ってすぐで見た目のよいものであることです。

■とにかく作ってすぐのパック

刺身のようにスライスすると、丸魚や柵の状態と比べて外気に触れる表面積が多くなり酸化しやすくなってしまいます。
また、切りつけた箇所が多いため、ドリップも発生しやすくなってしまいます。

そのため、お刺身パックは鮮度が落ちていくスピードが早いのです。
血合いの多い魚(マグロや青魚)は、このスピードがさらに速くなるとお考え下さい。

できる限り、店頭に並んですぐのものを選び、買って帰ってからもなるべく早くお召し上がりになるとよいでしょう。
もし、すぐに食べるのが難しい場合は、買い物が終了したらすぐに帰宅し、冷蔵庫で低温保管するようにしてください。

■見た目のよいパック

具体的に「見た目がよい」とは、お魚の色つやがよく、切り口に角が立った状態のものなどです。
このような状態のお刺身は、鮮度が良いといえるでしょう。

生で食べる場合、鮮度がよいと"歯応えばかりで旨味が少ない"と言われることもありますが、スーパーでお刺身を買う場合は鮮度を第一に重視するのが無難です。
旨味など味わいを特に求めたい場合は、専門店で楽しむとよいでしょう。

上記を踏まえると、時間が経って値引きシールが貼ってあるものなどは、おいしいお刺身パックと比べるとどうしても味は落ちてしまう傾向にあります。

ヨムーノライターたすく:おいしいお刺身パックを選ぶコツは「鮮度が良く見た目がいいもの」を選ぶ、ということなのですね!

売り場では、どんな状態のものがよりおいしいお刺身といえますか?

クラハシ担当者:鮮度と見た目以外では、個人個人のお好みによって変わってくることもあります。

■好きな魚であること
もしかすると最も重要なのは、「自分が食べたい好きな魚を選ぶこと」かもしれません。

お値段とご相談するのももちろんですが、やはり食べたいお魚が一番おいしく感じるのではないでしょうか。

■刺身は大き過ぎず小さ過ぎず
お刺身は、ひと口で食べられるサイズが良いとされています。
ただし、小さすぎると魚の旨味を感じにくいので、それなりの大きさや厚さが必要です。
お好みの「ひと口サイズ」で探してみてください。

■冷凍か鮮魚かは、実はあまり関係ない?
同じ種類のお魚であれば、一般には鮮魚ネタの方が良いのでしょうが、中には調達しにくいものもあります。
エビ、カニ、マグロ、カツオ、貝、鮭などは冷凍の流通が主体ですので、ほとんどが解凍したもの(貝類の場合はボイルして冷凍したものもあり)です。

きちんと解凍処理すれば、下手な生鮮よりおいしいこともありますので、冷凍ネタか鮮魚ネタかはあまり差はないと考えても良いでしょう。

ヨムーノライターたすく:食べたい好きなお魚を選ぶ、やはりこれですね!「好きなお魚で好みのサイズ感がおいしい」に非常に納得です!

卸売商社が直伝!「スーパーお刺身"おすすめの選び方"」試して♪

今回は、魚市場を運営する水産流通の卸売商社「株式会社クラハシ」さんに「スーパーのお刺身"おすすめの選び方"」について解説していただきました!

「鮮度と見た目がよいもの」かつ「食べたい好きなお魚を選ぶ」が重要、納得のご解答でした!
ぜひスーパーでお刺身パックを選ぶときに参考にしてみてくださいね!

※記事執筆時(2025年2月)の情報です
※店舗や時期によって在庫状況は異なります。また、商品は価格変更や販売終了などになることがありますのでご了承ください。

クラハシさんの公式YouTubeチャンネルも面白いよ!

株式会社クラハシのYouTubeチャンネル『株式会社クラハシ【公式】』には、瀬戸内海で獲れるお魚を中心に食欲そそられるレシピや、捌き方がたくさん!

ぜひのぞいてみてくださいね。

YouTubeチャンネル『株式会社クラハシ【公式】』

この記事を書いた人
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たすく

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