【一流の成功者の共通点】頭の良さじゃない!結局「しつこい人が勝つ」シンプルな法則とは

  • 2023年03月10日更新

こんにちは、くふうLive!編集部です。

スティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾス、イーロン・マスクなど、一流の成功者に共通するするのは「しつこい」こと。
ビジネスで何より大事なのは、才能や頭の良さといったことより、「しつこさ」なんです。

ここでは、伊庭正康著書『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』(出版社:アスコム)の中から一部を抜粋・編集してご紹介します。

「人は接触回数が多いものに魅かれる」という心理学が証明した事実

気になる異性に【あなたはどっち?】

  • とにかくアピールしまくる

  • さりげなく存在をアピール

対人関係で、「しつこさ」の効果を考えるときに参考になるのが、「ザイオンス効果」という行動心理学の概念です。

ザイオンス効果は、別名「単純接触効果」とも呼ばれ、1968年にアメリカの心理学者ロバート・ザイオンス氏が提唱しました。

何度も繰り返し接触することによって評価や好感度が高まる効果を意味します。

テレビで同じ曲を何度も聴くうちに、そのバンドのファンになった。
ネットで何回も見た新作スイーツが気になって、コンビニで購入した。
通勤中に毎日同じバスになった後輩と、休日に映画を見に行く仲になった。

頻繁に接するうちに、よい印象を持つようになったり、興味を持つようになったり、警戒心を解いたり、親近感を抱いたりすることは、日常生活でもよく起きることではないでしょうか。

ザイオンス効果は、人間関係のみならずビジネスでも幅広く活用されています。
私が営業職だったころ、お客様のもとへ何度も通いました。用がなくても顔を出す、折を見て電話するというのは営業の鉄則みたいなものです。

繰り返し通ううちに、顔を覚えてもらって、親近感を持ってもらい、信頼関係を築く。これ、全部、ザイオンス効果の応用なんですよね。

ウェブマーケティングでも、ザイオンス効果は生かされています。
メールマガジンの配信、ブログやSNSへの投稿などもその例です。

いまでは絵本作家や映画監督など、多彩な活動をされている西野亮廣氏。有料のオンラインサロンはなんと7万人(2021年1月時点)の会員がいます。最近では、言動が何かと注目される西野氏ですが、この方もしつこさの固まりだと思います。

オンラインサロンのメンバーには、毎日記事を投稿。
講演会を開催する際などには、毎日のように、自身のSNSなどで地道に告知を続けたそうです。

有名人であったとしても、何度もいろんな手段で徹底する。まるでどぶ板戦術のようなしつこさが、多くの人の目に留まり、その気持ちを動かしているといえるのではないでしょうか。

しつこさをマイナスにしないために

しつこさって大事なんです。
なんですが、「いいしつこさ」を発揮してね、と声を大にしてお伝えします。

「悪いしつこさ」だと、途端にさまざまな悪い影響が生じるからです。

例えば、営業でいえば、「用がなくてもとにかく顔を出す」はあり、です。ただし、お相手はどう感じているか、という注釈が必ず付きます。

「あの営業、苦手なんだよな」

とお客様が思っているのに、頻繁に顔を見せたらどうでしょう。
結果は明らかで、行けば行くほど逆効果で嫌われます。つまり、好かれていない人にザイオンス効果を使うと、ストーカーのように恐怖感や嫌悪感を抱かせてしまうのです。

では、営業がお客様の本心をキャッチし、別の手段をとったらどうでしょう。有益な情報を届ける、今までと一線を画したサービスをする、お客様が苦手に感じる部分を改善する……講じられる手段はいろいろですが、お客様に感謝していただくことができたならマイナスがプラスに転じる可能性も生まれます。

ザイオンス効果は、好かれてない人に使うと逆効果になること、頻繁に接触することでかえって関係が悪くなる副作用もあることも心得ておきましょう。

恋愛などでは、やたらとアピールするより、さりげなく存在感を示すほうが、効果的ということも多いです。

とにかく大切なのは、相手軸になっているかです。
自分本位に「しつこさ」を発揮するのは、「悪いしつこさ」。

絶対にNGです。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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