PayPayでお年玉はあり?お年玉の相場は?小学生・中学生・高校生・大学生ごとに調査【FP・夫婦カウンセラー執筆】

  • 2023年12月20日更新

こんにちは、ファイナンシャルプランナー2級と夫婦カウンセラーの資格を持つヨムーノライターFujisawaです。

この時期はお付き合いでお年玉を親戚や友人、近隣の子どもにあげるという方も多いと思います。

でも「はじめてのことで相場がわからない」「中学生になったし額を上げたほうがいいのかな?」と金額に迷うこともあるのではないでしょうか。
人数が多いとなるとまとまった出費になるお年玉。

また、中学生にもなるとスマホを持っている子どもは当たり前の時代になっていて、現金でお年玉を渡すよりもPayPayで「送る」ほうがメリットあるときも。

そこで今回は、ファイナンシャルプランナーと夫婦カウンセラーのお仕事を通じてヒアリングした情報を元に、お年玉の相場を学年、年齢別にまとめてみました。

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PayPayでお年玉をあげるのはあり?

お友達同士で出かける機会が増える中学生くらいになると、使途不明金が起こりえる現金管理よりは、PayPayのほうが取引履歴機能もあり、いつどこでいくら使ったかを子どものスマホをチェックすればすぐわかるメリットがあります。

PayPayは何歳から使えるの?

PayPayの利用に年齢制限はありません。なので、どなたでも利用できます。 ソフトバンクなどの通信キャリアの電話がつながるスマホを所有していることが前提となります。子どもがYahoo!IDを持っていなくても利用できます。

※ご利用者様が未成年である場合、ご利用者様は法定代理人の同意を得たうえでPayPayを利用することができます。一部のキャンペーンについては、参加条件に年齢が設定されているものがあります。

未成年へのお年玉をPayPayで渡す方法

▲画像はイメージです。デザインは変更になる可能性があります(お年玉をイメージした「ポチ袋」は2022年12月28日から2023年1月5日まで提供予定)。

保護者が保有しているPayPayマネーをお年玉として子どもに送ります(手数料は無料です)。
手堅く子どものPayPayの残高・チャージを管理する方法は、保護者のPayPayから子どものPayPayに「送る」一択です。
※PayPayポイントは送ることができません。

お金の管理が心配な子どもの年齢・性格であれば、子ども自ら銀行口座からチャージできたりするとトラブルになるリスクがあるので、保護者が「送る」のみが安心です。

いろいろな事情もあると思うので、この機会に家族や親せきと話し合って、子どもに現金渡しかPayPayか相談するのも良いでしょう。

「お年玉」は、もともと年少者にお餅を配ったのが始まり

現代では年明けに子どものお金をあげる習慣が「お年玉」として定着しています。また、お盆にもお金をあげる「お盆玉」の習慣も徐々に広がりをみせ、子どもに関する出費と収入の機会が増えています。

お年玉の由来

そもそも、お年玉の文化はどのように始まったのでしょうか? 日本の年中行事やしきたりをしきたりを紹介している『日本人のしきたり』にはこのように書かれています。

もともとお年玉とは、年神様からの贈り物を意味しました。年神様に供えた餅を下ろし、年少者に分け与えたのが始まりともいわれます。
地域によっては、年神に扮装した村人が元日に各家を回って、子どもたちに丸餅を配って歩く習わしがいまだに続いています。この丸餅を年玉と呼んでいました。

飯倉 晴武(2017)『日本人のしきたり』青春新書インテリジェンス

昔は子どもにお餅を配るならわしだったものが、時代とともにお小遣いに変化したようです。お年玉を渡すとき、「昔はお餅を配っていたんだよ」と日本の伝統をお話してあげるのも良いですね。

渡し方のポイント

お年玉はポチ袋に入れて渡すのがマナーです。
想定していなかった来客や急に手渡す場面を考えて、年末年始にかけてポチ袋を常備しておくことをおすすめします。また外出先で手渡すことも考えて普段使っているバックにもポチ袋を忍ばせておくと良いでしょう。

お財布の中にきれいなお札と500円玉を用意しておくと慌てません。
年明け、お正月中に渡すのが望ましいですが親しい間柄では年が明けてから初めて会うタイミングでお金を渡すこともあります。その場合のポチ袋はお正月カラーが出ていないものがおすすめです。

ポチ袋の用意を忘れてしまった方は、綺麗な折り紙や包装紙で手作りするのも素敵ですね!

お年玉の金額相場

お年玉の金額相場
お年玉の金額相場とともに、各年齢の注意事項を見ていきましょう。

乳幼児(0歳〜2歳)

この時期はまだ子ども自身がお金をもらったということもよくわからないので、お年玉自体あげないという方もいます。特に友人の子どもや近所の子どもにはあげないという方が多数でした。

親類の子どもにあげる場合は「1000円」という割合が高く、「大人に手渡すのに500円は失礼な気がする」という意見も。子どもがお金の価値がわかるようになってからお年玉を渡しても失礼にはならないでしょう。

未就学児(3歳〜6歳)

子どもが成長して3歳くらいになると、お年玉をあげるという方が多数です。
このとき子どもに手渡しでもいいですが、小さい子はついうっかり失くしてしまったり、親にお年玉を貰ったことを報告し忘れてしまうこともあるので親が見ている前で渡すのが無難です。

金額は500円と1000円が平均的でした。高額な場合でも「3000円」で、お年玉を渡す側の年齢が上がると相場も上がる傾向があります。お年玉の相場には経済的な余裕も関係しているようです。

小学校低学年(1年生〜3年生)

小学生に上がると1000円〜3000円が相場になります。
地域性があるかもしれませんが、「2000円は割り切れる数字なので3000円もしくは1000円にしている」という方も。

また、親しい親類間では渡す相手の子どもの数によっても調整しているケースもあり、自分の子どもが1人で3000円受け取った場合、相手の子どもが2人なら「2000円ずつ」など格差ができないように工夫しても失礼には当たらないでしょう。

小学校高学年(4年生〜6年生)

圧倒的に1000円という割合が減って「3000円」が大多数になります。
また祖父母からもらう金額と親世代でもらう金額には開きがあり、祖父母から受け取る金額は相場とかけ離れているので「子どもの頃はこのくらい貰ったから相場は5000円くらいかな?」と、渡していると周りとズレがあるかもしれないので注意です。

貰ったほうでもそのくらい返さなければならないと負担になります。

中学生

「3000円」が相場で、ついで「5000円」という割合が高いです。
一般的なマナーとして「4」という数字は嫌われるので4000円はNG。

子どもの数や学年が一緒の場合は相場に関わらず「3000円を貰ったから3000円」という割合も高いです。

そのため相場とは別にマナーとして「同額返し」という考えもありますね。

高校生

「5000円」次いで「10000円」という割合が大半を占めます。「5000円」もしくは「10000円」が相場と言えるでしょう。

大学生

高校を卒業になるとお年玉はあげないという方も多いようです。大学生の場合はまず「10000円」が相場。

金額も大きいので経済状況と関係性によって省略させていただいても失礼にはならないでしょう。

お年玉の注意点!地域の慣習がないかチェックしよう

お年玉には、地域の慣習がある場合も。昔ながらの伝統が濃く残る地域では、家族や地域の知り合いに相談しておくと無難です。

例えば、沖縄県に関しては年齢、学年に問わず「一律1000円」と言われています。もし他県から沖縄に行った場合は地元の習慣に習ったほうが良いでしょう。   

思わぬトラブルの回避になります。

お年玉の相場金額まとめ

子どもの年齢 お年玉の金額
乳幼児 0~2歳 0円
未就学児 3~6歳 500円、1000円
小学校低学年 1~3年生 1000円、3000円
小学校高学年 4~6年生 3000円
中学生 3000円、5000円
高校生 5000円、1万円
大学生 1万円

お年玉を渡すときのポイント

  • 地域や親戚間での習わしがあれば、それに合わせるのが無難
  • 子どもにお年玉をあげ始めるのは3歳から、高校卒業後にあげるのを止める人が多い
  • 2000円、4000円などお札が偶数になる金額は避ける方も

高額過ぎるお年玉はもらう相手に返って負担をかけてしまうので相場を参考に、お互い無理のない範囲で渡すことをおすすめします。

お年玉は贈答品とは違ってはっきり額面で金額がわかるものなので気を使いますが、子どものために使えるという点では貰ってありがたくあげて嬉しいものです。

もし年齢によって子どもが使うには不相応な額を貰った場合は、貯金してあげると将来的に役に立つので受け取ったお年玉の使い方については是非子どもと話し合ってみてください。

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この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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