【安いのはどっち】2択で選ぶ究極の節約法10選
- 2023年06月27日更新
毎月給料日前になって「もっと節約しておけばよかった」と思ったことはないでしょうか。しかし、いざ「節約しよう」と思っても調べるのが大変。また、根気よく調べられたとしても細かいことを覚え、日々実践していくのも難しいですよね。そこで今回は、覚えやすいよう2択で選べる節約法を集めてみました。迷ったらどっちの方法をとればよいのか、2択で紹介していきます!
ライター
- 佐々木ののか
- 1990年生まれのライター・文筆家。「多様性」をモットーに、新しい家族や夫婦など、人と人との関係性やコミュニティ、ライフスタイルを軸に幅広く執筆活動中。Twitter:@sasakinonoka
エアコンVS扇風機
暑い夏に欠かせないエアコンと扇風機では、予想通り(?)扇風機に軍配。エアコンが約18.6円に対し、扇風機は約9.3円で済みます。(※一般的なエアコンと扇風機の場合。いずれも1時間使用を想定)扇風機の電気代はエアコンの半分とは言え、意外とかかっているんですね。
ただ、節約という観点を除けば、エアコンを入れている間に扇風機やサーキュレーターを併用したほうがより効率的。エアコンの風向きを水平に、サーキュレーターや扇風機を上向きにすることで、同じ温度でも涼しさを感じられるようになります。
エアコンVS電気ストーブ
今度は冬の必需品、エアコンと電気ストーブの「どっちが安いか」。こちらは即座に答えが出せるほど単純ではありません。というのも、場面によって使い分ける必要があるからです。
まずは2つの電気代を比較してみましょう。
電気ストーブ(400W)は7.7円。
エアコン(6畳)は3.5円。
※ともに1時間利用の場合
これだけ見ると、エアコンが圧倒的に安いように思えます。しかし、このエアコンの電気代が冬場に18時間稼働し続けた場合の1時間を指したもの。つまり短時間の利用であれば、もっと高くつく可能性があります。
なので、使い方としては、長時間広範囲の利用ならばエアコン、短時間局所的な利用であれば電気ストーブを使うのが良いという結論になるかと思います。
【洗濯】お急ぎコースVS普通コース
洗濯する際に「普通コース」と「お急ぎコース」がありますが、本当に早く仕上げたいときでないと「お急ぎコース」を選ぶ人はいないかと思います。しかし、節約したいときこそ、この「お急ぎコース」を選ぶべきなのです。
メーカーにもよりますが、「お急ぎコース」とは「洗い」~「脱水」までの時間を少しずつ短くする、というもの。当然、かかってくる電気代も安くなるわけです。
具体的には、電気代(1回2円)が50%程度。水道代(1回5円)も30%安くなるそうです。価格にしたら微々たるものですが、その節約率には目をみはるものがあります。
ただし、あまりに汚れたものを洗うときや、量が多いときは、その他のモードにする勇気も必要。本末転倒にならないような見極めも大切ですね。
紙パック式掃除機VSサイクロン式掃除機
掃除機は掃除機でも、紙パック式とサイクロン式の掃除機では、どちらのほうが省エネなのでしょうか。
メーカーにもよりますが、毎日10分掃除機をかけたとして年間でかかる電気代は、紙パック式1,811円、サイクロン式1,339円。つまり、サイクロン式掃除機のほうが年間500円ほど電気代が安くなる計算になります。
しかし、リサイクルショップの店員さんいわく、吸引力自体は紙パック式の掃除機のほうが高いよう。掃除機をかける時間を考えると、もしかすると紙パック式のほうが安価に済むかもしれません。
また、いずれの掃除機を使うにしても、「掃除機をかける前には整理整頓をし、途中でスイッチを入れたり切ったりしない」「掃除機の『強』は、じゅうたんなど、ほこりの吸い取りにくいものを掃除するときしか使わない」といった工夫など、さらに節約できることはありそうです。
電気ケトルVSヤカン
お湯を沸かす際に便利な電気ケトルと、昔ながらのヤカンの光熱費を比べてみると、圧倒的に電気ケトルに軍配が上がります。
1リットルのお湯を沸かすのにかかる電気代は、電気ケトルが2円前後、ヤカンのガス代は4円前後と、結果は歴然。
ちなみに電気ポットで1度お湯を沸かして保温するのと、電気ケトルで12回お湯を沸かすのはほぼ同じ電気代とのこと。
少しの量なら電気ケトルですぐに沸かせますし、「思い立ったときにすぐに使いたい」というわけでなければ、電気ケトルを使っておくのが無難かもしれません。
白熱電球VS LED電球
白熱電球とLED電球では、何となくLED電球のほうが安くあがるイメージですが、実際のところはどうなのでしょうか。
消費電力で言えば、LED電球は白熱電球の5分の1ほど。また、購入コストも小さく見積もっても3分の1は安く済み、寿命が22倍も長いので、節約を考えると圧倒的にLED電球が良いということがわかります。
定期券VS回数券
定期券と回数券のどちらを使ったほうが安いのか、悩まれた経験がある方はいらっしゃらないでしょうか。当然ながら、使う回数によって異なってきます。
そのボーダーラインを探す方程式は、
(定期券の運賃)÷(往復の正規運賃)=分かれ目の日数
つまり、この定期券は何日分以降からお得になるのかということがわかるのです。
また、定期券と回数券を比較するときは、
(定期券金額)÷(回数券の金額)
で計算します。
定期券で元が取れる利用回数は往復で概ね18回以上(通勤定期)、回数券と比較すると、およそ20日以上利用するなら定期券の方が安くなります。
カードVS現金
支払いの際、カードと現金ではどちらが節約に向いているでしょうか。
利子が付かなければ基本的にはカードのほうが節約には向いています。何にお金を使ったか、毎月の請求データに載るので、ズボラさんでも家計の管理がしやすいですし、何より利子より高い還元率が見込めます。
しかし、カードで一番心配なのはやはり浪費。使っている実感がなく、ついつい使い込んでしまうという方には、ポイントや請求データのメリットを切り捨ててでも、現金での支払いに徹したほうが良いかもしれません。
電源オフVSスリープ
起動時にかなりのエネルギーを消費すると言われるパソコン。都度、電源を落とすのとスリープ状態では、どちらが電気代を食わないのか、というのは気になるところです。
カギとなるワードは、「90分以内」。パソコンを一時的に使用しない時間が90分以内であれば、スリープ状態にしておいたほうが電気代が抑えられるのだそう。逆に、そのくらい電源のオンオフにエネルギーがかかっているのですね。
電源を切るタイミングを気を付けるほか、「ディスプレイ明度を落とす」「通気口の掃除をこまめにする」といった工夫次第で、さらなる電気代の節約が見込めます。
炊飯器VSガス炊き
ほとんどの方がお米を炊く際に、スイッチ1つの炊飯器を使う世の中ですが、仮にガス炊きを試みたとすると、一体どちらがお安くなるのでしょうか。
比較するのは、一般的な5.5合炊きの炊飯器で2合炊いた場合と、一般的な鍋で2合炊いた場合です(※ ガスの使用時間は強火5分、弱火7分で計算)。その結果、炊飯器は1回3円、ガス炊きだと1回3.5円と、あまり変わらないことがわかりました。
ただし、ガス炊きに関しては、ほぼ付きっ切りで火加減を調整しなければならず、よほどのこだわりがある場合を除いては、あまりオススメできる方法ではないでしょう。
まとめ
2択で考える節約法を見てきましたが、普段何となく想定していた結果とは一致していたでしょうか。一概にどちらが安いとは言えないものもありましたが、自分のライフスタイルを見直すきっかけにはなったのではないかと思います。
寸分の狂いなく実践していくのは難しいかもしれませんが、思い出したときに生活に取り入れてみると良いかもしれません。
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