食中毒対策に!おにぎりの「NG行動3選」と安全でおいしい作り方を管理栄養士が解説!
- 2026年05月17日公開
こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
ぽかぽか陽気が気持ちいい季節、おにぎりを持っておでかけする機会が増えますよね。そんなときに気をつけたいのが「食中毒」。
具材選びを間違えたり、アツアツのままラップで包んだり、普段何気なくやっている行動が菌を増やす原因になってしまいます。
今回は「おにぎりのNG行動」とおすすめの作り方をご紹介します。
食中毒のリスク大!おにぎりのNG行動3選

食中毒というと梅雨や夏のイメージがありますが、菌が活発になるのは約20℃から。いまのうちからしっかり対策をしておきましょう。
出典:農林水産省「テイクアウト・出前や宅配食材を楽しむために」
NG①素手で握る

おにぎりの食中毒対策でいちばん大切なのが、手を清潔にしてから「ラップで握る」こと。
「ちゃんと石けんで手を洗っているから大丈夫」と思っていても、私たちの手には目に見えない菌が潜んでいることもあります。
25℃で保存したおにぎりの菌の数を比べた実験では、ハッキリとした差が出ています。
【石けんで手洗い+素手で握る】
- 直後→100個
- 5時間後→2,400個
- 10時間後→1.6万個
【石けんで手洗い+ラップで握る】
- 直後→0個
- 5時間後→0個
- 10時間後→0個
ラップを使うかどうかで、菌の数が「ゼロか1.6万個か」という驚きの結果に……。菌をつけないためにも、おにぎりは必ずラップを使って握りましょう。
出典:CHEER!days「おいしいおにぎりを食べるために」
NG②傷みやすい具材を使う

おにぎりの具材選びにも注意が必要。水分が多い食材や生ものは使わないようにしましょう。
- 炊き込みご飯:にんじんやきのこなどの具材から水分が出るため、白米より傷みやすい
- ツナマヨ:水分と油分が多く、菌が繁殖しやすいため要注意
- 生の明太子・たらこ:生ものはNG。必ず中心まで火を通すこと
もし混ぜご飯にしたいなら「梅混ぜご飯」がおすすめです。梅干しには菌の増殖を抑える効果があるので、混ぜ込むことで食中毒のリスクを下げられますよ。
NG③アツアツのままラップで包む

先ほど「おにぎりを作るときはラップを使いましょう」と紹介しましたが、実は落とし穴もあります。
炊きたてのご飯を包むと、閉じ込められた湯気が水滴になってラップがビチャビチャに。その水分によって菌が増殖してしまう場合があるんです。
ご飯はしっかり冷ましてから包んでくださいね。
菌を増やさない!おすすめのおにぎりの作り方

ほんのひと手間加えるだけで、食中毒のリスクは下げられます。ここからは、安全でおいしいおにぎりの作り方をご紹介します。
①握る前に粗熱をとる

ラップの上にご飯を広げ、1分ほど置きます。冷やしすぎるとご飯がかたくなるので、湯気が少し落ち着くくらいが目安です。
②ラップでふんわり握る

直接手で触れないよう、ラップ越しに形を整えます。
③蒸気を逃がす

一度ラップを開いて、中の蒸気を完全に逃がしましょう。
ご飯がしっかり冷めたら、隙間ができないようにぴっちり包みます。このとき、ラップに水滴がついていたら新しいものに変えてくださいね。
「おかずカップ」を使うとより安心!

お弁当の詰め方を工夫するだけでも菌の増殖を抑えられます。
ポイントは、おかずから出る水分を広げないこと。汁気がおにぎりやほかのおかずにつかないように、1つずつカップに分けましょう。
また、おかずカップの底に削り節やすりごま、乾燥わかめなどを入れると、余分な水分をキャッチしてくれますよ。
出典:農林水産省「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」
いますぐできる食中毒対策
食中毒対策と聞くと難しく感じるかもしれませんが、ラップを活用したり傷みやすい具材を避けたり、ちょっと工夫するだけでOKです。
正しい作り方をマスターして、これからの行楽シーズンを楽しみましょう!
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趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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