「見る」の尊敬語と謙譲語は?声を大にして言えないかも…「見る」と「観る」の使い分けも解説

  • 2026年01月30日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。

ビジネスメールや冠婚葬祭、目上の方との会話で避けて通れないのが「敬語」です。中でも「見る」という言葉は日常的に使いますが、いざ敬語にしようとすると「あれ、どっちがどっちだっけ?」とパニックになりがち。

今回は、大人のマナーとして絶対に間違えたくない「見る」の敬語クイズです。

※りんごのイラスト/タワシ

「見る」の【尊敬語】と【謙譲語】の組み合わせとして、正しいものはどれでしょうか?

「資料、ご覧になりましたか?」
「私が拝見いたしました」……。

一見丁寧そうに聞こえますが、実はこれ、「二重敬語」や「誤用」の罠にハマっているかもしれません。

日常で最も使う動詞の一つ「見る」。その正しい尊敬語と謙譲語、あなたは自信を持って使い分けられますか?

  1. 尊敬語: ご覧になる / 謙譲語: 拝見する

  2. 尊敬語: 拝見する / 謙譲語: ご覧になる

  3. 尊敬語: ご覧される / 謙譲語: 拝見される

正解と解説

正解は…

  1. 尊敬語:ご覧になる / 謙譲語:拝見する

正しい使い分けはこちら

  • 尊敬語(相手を立てる):ご覧になる

例文:「社長、こちらの資料をご覧になりますか?」

  • 謙譲語(自分を低くする):拝見する

例文:「お送りいただいた資料、確かに拝見いたしました。」

なぜ「記憶がバグる」のか?やってしまいがちなNG例

敬語を丁寧にしようとするあまり、かえって間違いを犯してしまうケースが多発しています。

NG例その1:「拝見される」

「拝見」は「拝む(おがむ)」という字が入っている通り、自分がへりくだる言葉です。
そのため、「お客様が拝見されました」と言うと、お客様を自分より下にしてしまうという大変失礼な表現になります。

NG例その2:「ご覧される」

「ご覧になる」だけで一つの完成された尊敬語です。そこに「〜される」という尊敬の助動詞を足すと「二重敬語」のような過剰な表現となり、ビジネスシーンでは不自然な印象を与えてしまいます。

シンプルに「ご覧になりましたか?」が正解です。

NG例その3:「拝見させていただきます」

「拝見」に「させていただきます」を重ねた形です。
文法的な間違いではありませんが、相手の許可が必要ない場面(例:送られてきたメールを読む)で使うと、**少し言葉が重すぎる(過剰)な印象を与えることがあります。

スマートに振る舞うなら、シンプルに「拝見します」「拝見いたしました」**で十分です。

「見る」と「観る」の使い分け

結論から言うと、ポイントは「意識のベクトル(方向)」にあります。

「ながら見」か「集中」か

テレビを見る: ニュースをBGM代わりに流している、家事をしながら眺めている状態。

ドラマを観る: 展開を追うために集中して視聴している、作品として楽しんでいる状態。

同じ対象でも、あなたの「熱量」によって漢字が変わるのが面白いところです。

「熟語」に直してみる

どちらの漢字を使うか迷ったら、その言葉を熟語に変換してみてください。
観戦、観劇、観光、観賞ができるものは、基本的に「観る」を使います。

映画の感想を送る際、『映画を見ました』よりも『映画を観ました』と書くほうが、あなたの『感動の深さ』がより相手に伝わるかもしれませんよ。

公用文では「見る」が正解

実は「観る」という読み方は、常用漢字表の「表外読み」(公的な文書では使わない読み方)です。
そのため、新聞、公文書、ビジネスの報告書などでは、どんなに集中して見ていても、原則として「見る」と表記されます。

他にもある「みる」の仲間たち

「見る」「観る」以外にも、プロの現場で使い分けられる「みる」があります。

  • 視る(みる): 調査や視察など、一点を鋭くチェックする時。
  • 診る(みる): お医者さんが病状を調べる時(診察)。
  • 看る(みる): 病人や子供の世話、看病をする時。

まとめ

いかがでしたか?
「今まで『拝見されますか?』って言ってたかも……」とヒヤッとした方もいるのではないでしょうか。

AIによる文章作成が増えていますが、対面やリアルタイムのやり取りで正しい敬語がパッと出るかどうかは、今もなお「信頼される大人」の重要な指標です。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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