3.11に備える【防災グッズのいらない災害対策】散らかった家のリスクがやばすぎる?今日からできる"命を守るお片付け"【防災士監修】

  • 2026年02月21日公開

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こんにちは!防災士であり、整理収納アドバイザーのおおにしりおです。

防災といえば、みなさん最初に何を思い浮かべますか?
非常食や防災グッズの準備など「備える」イメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。
実は、片付けること「整える」も防災に繋がります!

今回はなぜ家を片付けることが防災に繋がるのか、また散らかった部屋に潜むリスクについてお話します。

片付けが"防災グッズのいらない災害対策"になる理由

ちょっと想像してみてください。
もし、モノが沢山詰め込まれているキャビネット、背の高い家具、床に荷物を重ね置きしている部屋があったとしましょう。
この状態で地震が起きたならばどうなるでしょうか。

固定していない背の高い家具が倒れ、キャビネットから出た食器の破片が床いっぱいに広がり、おうちの中が一気に危険な場所へと変わるでしょう。
運が悪ければ自分の上に家具が倒れてくる可能性や出入口を塞ぐ可能性だってあります。

こうした事態を防ぐ為には普段からのお片付けが鍵となってきます。

片付いていない家に潜む5つのリスク【防災グッズの用意より重要】

片付いていない散らかったお家には、もしものときのリスクがたくさん潜んでいます。

  • 地震時、物が凶器になる
  • 避難が遅れる・できなくなる
  • 火災が広がりやすい
  • 災害後の生活が一気に困難になる
  • 支援や修理がスムーズに進まない

気が付きにくいこれらのリスク。
想像よりも危険な場合も少なくありません。

① 地震時、物が凶器になる

片付いていない家は、地震が起きた瞬間に「物が凶器になる」リスクが一気に高まります。

床に散らばった物につまずいて転倒したり、棚の上や積み上げた物が落ちてきたり倒れてきたりして、思わぬケガにつながることもあります。
割れた食器やガラス片を踏んでしまえば、避難どころではなくなってしまう可能性もあるため注意が必要です。

② 避難が遅れる・できなくなる

避難のしやすさは、家の中の「動線」でほぼ決まります。

玄関や通路、非常口付近に物が置いてあると、それだけで逃げ道がふさがれ、外へ出るまでに時間がかかります。
停電で足元が見えない状況では、小さな障害物でもつまずきやすく、避難が遅れたりできなくなったりすることもあります。

また、必要なときに懐中電灯などがすぐに見つからないと、準備に手間取り、さらに避難開始が遅れてしまいます。

③ 火災が広がりやすい

家の中に紙類・衣類・段ボールなど燃えやすいものが多いと、万が一火が出たときに燃え広がりやすくなります。
さらに、コンセント周りにホコリが溜まっている状態も危険です。

物が多いほど掃除が行き届きにくく、ホコリの蓄積に気づきにくくなりがちです。
片付けで家が整っていると掃除もしやすくなり、火災につながる“見えないリスク”を日常的に減らしやすくなります。

④ 災害後の生活が一気に困難になる

災害が起きた直後は、普段なら当たり前にできることが一気に難しくなります。
そんな中で、必要な物や大切にしている物が見つからないと、生活の立て直しはさらに困難になります。

モノが多い状態だと、探すだけで時間と体力を消耗し、片付ける気力そのものがなくなってしまうこともあります。
だからこそ、災害後の負担を減らす意味でも、日頃から「探さなくて済む状態」をつくっておくことが大切です。

⑤ 支援や修理がスムーズに進まない

被災後は、点検や修理、支援の受け入れなどで人の出入りが発生します。
そのとき家の中が散らかっていると、作業スペースが確保できず、修理や点検が後回しになったり、対応が遅れたりすることがあります。

さらに、保険申請用の書類や重要書類が見つからないと、手続きが滞って復旧までの時間が伸びてしまう可能性もあります。
片付けは「被害を減らす」だけでなく、「回復を早める」ためにも重要な備えです。

今日からできる3つの習慣【防災グッズのいらない災害対策】

毎日しっかり掃除をする必要はなく、"片付いていないお家の災害リスク"を減らすには、日頃の習慣がとっても大切。

  • 床に物を置かない
  • 「倒れる・落ちる物」を減らす
  • 高い場所に重い物を置かない

これらのことに少し気をつけるだけで、危険はうんと減らすことができます。

床に物を置かない

ついつい空いているからとやってしまいがちな床置き。
これも数が増えれば危険なので、届いた荷物は放置せず、早めに開封してしまうのも大切です!

災害時の逃げ道となる通路・階段・玄関には普段から極力物を置かないように心掛けましょう。

「倒れる・落ちる物」を減らす

倒れたり、落ちたりしたときに壊れる可能性のものは置かない。
または耐震ジェルマットやソフト粘着剤で物を固定したり、そもそも背の高い大型家具にはつっぱり棒やストッパー等で動かないように工夫をしましょう。

それ以外には、おうちの中で使っていない物を手放すことも大切な習慣になります。
不必要な物を手放すことで、普段の生活もモノで溢れにくくなるでしょう。

高い場所に重い物を置かない

脚立などを使わないと取れない場所には重たい物、例えばホットプレート、大皿などは置かないようにしましょう。

脚立使用による転倒の恐れがあるので、基本よく使う物は「腰高の高さ(中段)」に。
重いものは「下段」に、あまり使わない物で軽い物は「上段」に収納してみてください。

きっと普段の生活でも使いやすく、過ごしやすくなるはずです!
非常時に使う物は「すぐ取れる場所」に収納しておくのもポイントです!
例えば、懐中電灯を寝室のサイドテーブルに、一時避難リュックを玄関になど。

【片付けは命を守る行動】"防災グッズのいらない災害対策"意識して

ついつい後回しにしてしまうお片付け。
「いつかやろう」ではなく、今日ひとつ、床の物を減らすことから始めてみませんか?
その小さな片付けが、家族と自分の命を守る一歩になります。

安全は自分でつくる、ぜひ一緒に進めていきましょう!
最後までご覧いただき、有難うございました。

この記事を書いた人
香川県ご当地アンバサダー / 防災士
おおにしりお

夫の転勤で香川県へやってきて10年目。
食べ物や自然、アート作品など素敵なところが盛りだくさん!
うどんだけじゃない香川県の魅力を広くお届けします。

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