【医師監修】学会で話題の花粉症対策!?ぬか漬けにも含まれる"酪酸菌"に大注目!「くしゃみ・鼻水が出にくくなる!?」
- 2026年02月21日公開
こんにちは!花粉シーズンは(´3 д 3`)←こういう顔がデフォのヨムーノライターのたすくです!
毎年言ってる気がしますが、今年の花粉はやばい。
現在(記事執筆当時2026年2月初旬)、もう朝起きた時の目と鼻が大変なことになっています。
そんな僕ですが、花粉症対策で注目の成分があるという情報を入手しました。
その名も「酪酸菌(らくさんきん)」。
なるべく薬は飲みたくない(頭ぼーっとしますよね……)僕は、藁にもすがる思いで調べてみました。
今回は、酪酸菌など腸内細菌学研究の第⼀⼈者、京都府⽴医科⼤学教授の内藤先生に「花粉症対策に期待できる"酪酸菌"とは?」というテーマでお話を伺ってきました!
花粉症対策で注目の「酪酸菌」教えてくれたのは

腸内細菌学研究の第⼀⼈者。
腸内細菌、⾷物繊維と健康⻑寿の関係など、⻑年 腸内細菌を研究している。
腸内細菌学、抗加齢医学、消化器病学を専⾨。2023年には「ガットフレイル」
という概念を提唱。
胃腸の機能低下と病気のリスクの関連について研究する「⽇本ガットフレイル会議」を設⽴している。
⼀般社団法⼈ ⽇本ガットフレイル 会議理事⻑、⽇本潰瘍学会理事⻑。
教えて内藤先生!「花粉症対策で注目の"酪酸菌"とは?」

早速ですが、今年の花粉の状況はいかがでしょうか……?(ライターたすく)
内藤先生:
2026年のスギ花粉は、2月上旬から九州や東海地方などで飛び始めています。
特に注意が必要なのはその「量」で、北海道や東北北部、北陸などでは昨年の2倍以上、秋田県に至っては約6倍もの飛散量が予測されている地域もあります。
今年は1〜2月の気温も平年よりやや高い傾向で、飛散開始もやや早まりました。早めの対策が必要です。
昨年の2〜6倍の予測……(泣)(ライターたすく)
内藤先生:
統計的に見ても、アレルギーを持つ方は年々増え続けていますね。
今や日本人の2人に1人が何らかのアレルギー症状を抱えていると言われるほど、「国民病」となっています。
私の専門である腸内環境の視点から見ても、食生活の欧米化などで腸内フローラが乱れている現代人は、アレルギー反応を起こしやすい状態にあるといえます。
花粉症対策として注目の「酪酸菌」

そこで今、"酪酸菌"という成分が花粉症対策として注目されていると?(ライターたすく)
内藤先生:
「酪酸菌(らくさんきん)」は、その名のとおり「酪酸」という物質を作り出す菌のことです。
実はこの“酪酸”こそが、大腸にとっての大事なエネルギー源になっています。
乳酸菌やビフィズス菌と同じ「善玉菌」の仲間
乳酸菌やビフィズス菌は聞きなじみがあると思いますが、酪酸菌も同じく善玉菌の仲間。
最近は医学界でも注目されている菌の一つで、「長寿菌」と呼ばれることもあります。
腸内環境を整えながら、私たちの体の健康を支える、いわば“縁の下の力持ち”のような存在です。
食物繊維をエサにして「酪酸」を作り出す
酪酸菌のいちばん大きな役割は、食物繊維や短鎖脂肪酸の一つの酢酸をエサにして酪酸を作ること。
この酪酸がエネルギーになることで大腸の細胞が元気になると、大腸が酸素を消費してくれます。
実は、ビフィズス菌などの善玉菌の中には、酸素が苦手な菌もいるんです。
つまり、酪酸菌が働いて腸の中の酸素が減ることで、ほかの善玉菌も活動しやすい環境(酸素の少ない環境)が整います。
酪酸菌は、いわば健康な腸内フローラを育てるための“土台づくり”をしている、というイメージです。
ノーベル生理学・医学賞でも話題に
そして花粉症は、本来は無害な花粉に対して免疫が“暴走”し、攻撃してしまうことで起こります。
ここで関わってくるのが、酪酸菌が作る酪酸です。
酪酸には、免疫細胞の一種であるT細胞が、免疫の暴走にブレーキをかけるタイプの免疫細胞(制御性T細胞)へ成長するのを促す役割があるとされています。
昨年(2025年)のノーベル生理学・医学賞でも話題になった、この制御性T細胞への成長を後押しできることで、過剰な免疫反応や炎症を抑え、鼻炎などの症状をやわらげる可能性があります。
そう考えられているため、酪酸菌は花粉症対策として注目されているんです。
酪酸菌を摂るなら「ぬか漬け」を食べよう
花粉症対策に有効な酪酸菌、具体的にどのような食べ物で摂ればいいでしょうか?(ライターたすく)
内藤先生:
実は、酪酸菌が含まれている食品は非常に少なくて、身近なものでは日本の伝統食である「ぬか漬け」に入っているとされています。
あとは台湾や中国の「臭豆腐」などですね。

「ぬか漬け」は加熱せずにそのまま食べることで、生きた菌を腸に届けることができます。
ただ、塩分面には気を付けながら、みなさんの食卓にも並べていただきたいですね。
なんとぬか漬けに!ということは、花粉症対策の最新トレンドはぬか漬けで!ということですね!(ライターたすく)
内藤先生:
まぁ。そうとも言えますね(笑)
「腸内細菌」という視点で花粉症対策を考えるなら、おすすめしたいのは 「酪酸菌そのもの」+そのエサになる「発酵性食物繊維」 の組み合わせです。どちらか一方だけではなく、“セットで取り入れる”のがポイントになります。

まず、酪酸菌そのものを含む食品として代表的なのが、前述のとおり 「ぬか漬け」。
加熱せずにそのまま食べることで、生きた菌を腸に届けやすいとされています。
とはいえ、こちらも前述のとおり、塩分が多くなりやすいので食べ方には気をつけましょう。

そしてもう一つ、忘れてはいけないのが、おなかの中の菌の“ごはん”になる 「食物繊維」 をしっかり取ること。
中でも大事なのが「発酵性食物繊維」です。
もち麦、海藻、キウイフルーツ、ごぼう、にんじん、豆類などは、発酵性食物繊維が豊富です。
もともと自分の腸にいる酪酸菌に、発酵性食物繊維というエサをあげると、酪酸菌が元気になって 「酪酸」 を作り出します。
すると、腸の粘膜のバリア機能を整えたり、免疫のバランス維持に重要な免疫細胞(制御性T細胞)の成長に関わったり、炎症を抑えたりすることが期待できます。
発酵性食物繊維と酪酸菌を両軸で取って花粉症対策を!
まとめると、
「発酵性食物繊維で菌を育てる」+「ぬか漬けなどから酪酸菌そのものを取り入れる」
この“両輪”で腸を内側から強くして、花粉症シーズンを少しでもラクに過ごしていきたいですね。
発酵性食物繊維と酪酸菌を両軸ですね!覚えておきます!それにしても、"花粉症対策にぬか漬けを食べる"というのは斬新ですね!(ライターたすく)
内藤先生:
酪酸菌が含まれる食品は「ぬか漬け」くらいしかありませんので、そんな時は、酪酸菌が入った整腸剤(プロバイオティクス)を利用するのも賢い選択肢です。
乳酸菌と一緒に摂ると、さらに良い腸内環境改善が期待できます。
まずは毎日の食事で「食物繊維」を意識しつつ、「ぬか漬け」もたまに取り入れながら足りない分は整腸剤などで酪酸菌を補う。
この基本を大切にして、花粉シーズンを元気に乗り切っていきましょう!
花粉症対策の最新トレンドはぬか漬け!「酪酸菌」を摂り入れよう!

今回の記事では、花粉症対策で注目の成分"酪酸菌"について、腸内細菌学研究の第⼀⼈者である内藤先生にお話しをうかがいました!
すでにかなり本格化してきた感じのある花粉ですが、少しでも効果が期待できるものは全部試してみたい!と思うのは花粉症で悩む全ての民の願い……!
みなさんも、今夜のおかずにぬか漬けを取り入れてみてはどうでしょう?
僕のスーパーでぬか漬け探してみようと思います!
会社員とWebライターを両立させる「たすく」です。ヨムーノでは、毎日の中で見つけた「生活を楽しむネタ」を皆さんと共有できたら嬉しいと思ってます(^^)/仕事は常に”楽しみながら面白く”を心がけています。どこまででも取材に行くフットワークの軽さが自慢です。お仕事依頼のメール募集中です!tasukusan1984@yahoo.co.jp
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