発熱時のNGな食事とおすすめな食事「インフルのときも同じ考えです」【管理栄養士監修】

  • 2026年01月13日公開

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みなさんこんにちは!管理栄養士でヨムーノライターのmihoです。

冬季はインフルエンザの流行が起こりやすく、予防・罹患時ともに十分な休養とバランスの取れた栄養が推奨されています。 体調を崩してしまう人が増えがちなこの時期、気をつけたいですよね。
風邪などで体調を崩した時は、しっかり眠って身体を休めるのと同時に、回復を助けるという観点で食事のとり方もポイントになってきます。

そこで今回は、管理栄養士の目線から「発熱した時の食事について注意して欲しいポイント」をまとめてみました。

【発熱時の食事】何が正解で何がNG?

発熱時、いったい何をとったらいいの?と悩む方は多いと思います。

発熱時は脱水になりやすいため、こまめな水分補給が最優先です。
発熱や口呼吸・発汗で不感蒸泄(目に見えない水分喪失)が増えるといわれています。
そのため、無理に固形物を食べる必要はなく、まずは水分を少量頻回で。

また、発熱・発汗や下痢・嘔吐時は、水分とともに電解質(例:ナトリウム、カリウム)も喪失します。
これらの状況では水分+電解質の補給が重要で、経口補水液(ORS)は脱水時の補水によいといわれています(ただし、常用ではなく“脱水時に用途を守って”用いることが大切です)。

参考:厚生労働省「栄養ケア実務資料(PDF)」

参考:独立行政法人 日本スポーツ振興センター「スポーツドリンク」

回復にはエネルギー以外にもたんぱく質やビタミン・ミネラルも必要

大人の場合の発熱時の食事として注意が必要なのが、水分をしっかりとらないといけないからといってスポーツドリンクをがぶ飲みしたり、口当たりが良いからといって、アイスやプリン、ゼリーといったものばかりとってしまうことです。

清涼飲料・スポーツドリンクの多量摂取は高糖質になりやすいため、水分・電解質補給が目的でも、“がぶ飲み”は避け、状況に応じて経口補水液(ORS)等を適切に使用しましょう。

※子どもの場合は、発熱時はとにかく水分がとれるものをなんでもいいからとることが推奨される場合もあります。医師の診断に従ってください
※経口補水液は「病者用」飲料で、脱水時など用途に合う場面で用いるのが基本といわれており、常用や過剰摂取は勧められていません

発熱時の身体の中は?

発熱している体の中では、免疫細胞が働き、炎症の鎮静と修復が同時進行しています。
この時には、免疫細胞や筋肉の材料になるたんぱく質、免疫や代謝を支えるビタミン・ミネラルが不可欠です。

しかし、スポーツドリンクやアイス、プリンだけだと、これらがなかなか補えません。

これは家に例えると、材料が大量にあるのに、大工さんがおらず、家を建てられない状況のようなもの。

病気になると体は強いストレス状態になり、その影響で筋肉などを分解してエネルギーを作り出そうとします。
そのため、体が消耗しすぎないように、外から十分なエネルギーやたんぱく質を補うことが重要だといわれています。
この時に糖質中心の食事に偏ると、たんぱく質やビタミンやミネラルが不足しやすく、その結果、回復の妨げになってしまうことも。

参考:日本栄養治療学会「静脈経腸栄養ガイドライン」

どんな食事ならOK?

体調が悪い時は少しでも補える形を意識することが大切です。

例えば、スポーツドリンクだけで終わらせるのではなく、味噌汁やスープを1杯追加するだけでも全然違います。
具が食べられなければ、汁だけでも構いません。

味噌汁やスープをプラスすれば、ナトリウムなどのミネラルを補えるだけでなく、体も温まり、回復を助けてくれますよ。

食事が少しとれる状態であれば、おかゆに溶き卵を加える、うどんに豆腐をのせるといった工夫もおすすめです。
量は少なくても、たんぱく質を意識するだけで回復スピードも変わってきます。

風邪の時にとりたいものチェックポイント

飲み物の例:
水、薄めの茶類、経口補水液(脱水リスクがある時)。 少量を頻回に。アルコールや高糖飲料の多量摂取は避ける。

食べられる場合の工夫:
おかゆ+溶き卵、うどん+豆腐など消化がよいたんぱく源を少量から。 大学病院の患者向け資料でも、インフルエンザ時に魚・肉・大豆・卵などのたんぱく質を偏りなく摂ることが紹介されています(卵アレルギーがある場合は除く)。

参考:川崎医科大学附属病院「インフルエンザの食事」

発熱時に迷わないための食事の考え方【推奨とNGを知っておこう】

体調不良時の食事は完璧を目指す必要はありませんが、スポーツドリンクやアイス、プリンだけでは、ウイルスと戦い、体を修復するために必要な栄養が足りません。

大切なのは、糖質だけに偏らず、水分・ミネラル・たんぱく質を少しずつ補うこと!それだけで、体は回復に向けて動きやすくなります。

覚えておきたいポイントは3つ。

① 水分を少量頻回で(脱水サインに注意)
② 状況に応じて電解質も(脱水時は経口補水液が有効)
③ 食べられる範囲で“消化がよいたんぱく質”をプラス(卵・豆腐・魚など/アレルギー配慮)

これに"十分な休養"を組み合わせるのが、「発熱時に気をつけたいポイント」です。

この記事を参考に、発熱時は水分補給だけでなく、ミネラルやたんぱく質も意識した食事を心がけてみてくださいね。

この記事を書いた人
田舎暮らしを楽しむフリーランス管理栄養士
miho

子育てをきっかけに都会からUターンし、海も山も近い田舎に住みながら、フリーランスの管理栄養士をしています。毎日の生活に役立つ、アイディアレシピや節約レシピなどを楽しくわかりやすく伝えていければと思います。ぜひご覧くださいね★

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