寝る前のカップ麺はなぜ太る?翌朝顔がパンパンになる理由と罪悪感のない選び方

  • 2025年12月05日公開

【鶏むね肉はもう一生これ!!】プリップリに仕上がる"裏技付き"「ウマそうでヨダレ止まらん…!」「絶対作りたい!」レシピ!

こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。

「夜食のカップ麺は太る」と分かっていても、どうしても食べたい時がありますよね。

実は、寝る前に食べると翌朝の顔のむくみや睡眠の質低下を招く原因になります。でも諦めないで!

今回は、ノンフライ麺の活用やスープの残し方、血糖値上昇を抑えるキャベツのトッピングなど、罪悪感なく食べるための賢いコツをご紹介します。少しの工夫で体への負担を減らしましょう。

カップ麺を寝る前に食べるとどうなるの?

お湯を注いだらすぐに食べられる便利なカップ麺。麺もスープもどんどん進化していて、あれこれ食べてみたくなりますよね。

しかし、なんとなく体に悪いイメージを持っている人も多いでしょう。

実際に、カップ麺は糖質や塩分が多く、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足しがち。たまになら問題ありませんが、続けて食べるのは避けたい食品です。

もし寝る前にカップ麺を食べたら、体にどのような影響があるのでしょうか?

塩分の摂りすぎで翌朝顔がパンパンに

夜食にカップ麺を食べた翌朝、鏡を見てギョッとした経験はありませんか?むくみで顔がパンパンになり、出かけるのがイヤになりますよね。

むくみの原因はカップ麺に含まれる塩分です。私たちの体は塩分濃度を一定に保とうとする働きがあるため、塩分を摂りすぎると濃度を薄めようと体内に水分を溜め込んでしまいます。

睡眠不足で体重増加!?

「夕食は寝る2時間前まで」と聞いたことはありませんか?カップ麺に限らずですが、夜食を食べて寝ると、体は消化のため忙しくなり眠りが浅くなります。

また、睡眠の質が下がると食欲を促すホルモンが多く分泌され、食欲に歯止めがかからなくなってしまいます。

そうなると「夜食にカップ麺→睡眠不足→食欲ホルモンが増加→夜食にカップ麺」というおデブスパイラルまっしぐら!このスパイラルに陥らないためにも、しっかりと夕食を食べて、夜食の頻度を抑えましょう。

どうしても食べたい!罪悪感を抑える食べ方のコツ

カップ麺が体に悪いとわかっていても、どうしてもお腹が空いて我慢できなくなるときがありますよね。ここからは罪悪感なく食べられるコツをお伝えします!

消化にやさしい”ノンフライ麺”を選んで

夜食を食べるときは、消化にいいものを選ぶのがポイント。油脂分が多い食べ物は消化に時間がかかるので、油を使わず乾燥させた「ノンフライ麺」がおすすめです。

最近は各メーカーがノンフライ麺の開発に力を入れていて、さまざまな商品がスーパーに並んでいます。

油で揚げた麺と比べてあっさりとした味わいで、生麺に近い食感を楽しめます。カロリーも低いため罪悪感なく食べられますよ。

スープは残すのが基本

翌朝のむくみを防ぐためには、スープは全部飲まないようにするのがベストです。

カップ麺には約5〜6gの塩分が含まれています。成人女性の塩分摂取量の目安は6.5g/日なので、1杯でほぼ1日分に達してしまいます。

朝昼夕の3食で十分に塩分を摂っているはずなので、その上でスープまで飲み干すのは危険!どうしても飲みたい場合は、塩分控えめのカップ麺を選んでくださいね。

トッピングで血糖値の上昇を緩やかに

夜食を食べるときはカットキャベツや半熟卵をトッピングするのがおすすめです。

カップ麺は血糖値を上げる糖質の塊。血糖値が急激に上がると、脂肪を蓄える働きがある「インスリン」が過剰に分泌され、太りやすくなってしまいます。

キャベツや半熟卵をトッピングすると糖の吸収がゆっくりになり、血糖値の急上昇を抑えられます。

また、キャベツに含まれる「カリウム」が、余分な塩分を排出してくれるという嬉しい効果も。麺だけよりもボリュームがあり、満足感も得られますよ。

ひと工夫で夜食の罪悪感を吹っ飛ばす!

寝る前に食べるとむくみや睡眠不足の原因になるカップ麺ですが、キャベツをトッピングしたり、スープを残したりすることで、体への影響を減らせます。

無理にガマンするのではなく、ひと工夫してカップ麺を思う存分味わいましょう。

参考:日本人の食事摂取基準(2020 年版)

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

管理栄養士

こちらもどうぞ

人気記事ランキング 24時間PV集計
おうちごはん

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ