マジかーーー!【カレーの“アク”取らないと危険?(泣)】管理栄養士の回答に→「本場インド人は…」【意外すぎる結末】

  • 2025年10月11日公開

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こんにちは、面倒くさがりな管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。

家事や仕事に忙しい毎日、料理は少しでも簡単に作りたいですよね。そんなとき、とくに厄介なのが煮物やカレーのアク取り作業。

「そもそもアクってなに?取るのと取らないとで味に違いはあるの?」と気になったことはありませんか?

今回はアクの正体や取った方が良いのか、忙しいときでもサッとできる簡単な裏技をご紹介します。

そもそもアクってなに?

「アク」とは渋みやえぐみ、雑味、臭みのもとになる成分。食材に熱を加えることで溶け出して、泡として浮き上がってくるんです。

アクがあると煮汁が濁ったり、後味が悪くなったりしてしまいます。

なんとなく「体に悪いんじゃ?」と思う人もいるかもしれませんが、実はそうでもありません。

なすやゴボウのアクは体のサビを取り除いてくれる「ポリフェノール」、お肉から出るアクは筋肉や肌、髪の材料になる「たんぱく質」。

料理の味は邪魔してしまうけれど、体にとっては良い成分なこともあるんです。

参考:健康長寿ネット「ポリフェノールの種類と効果と摂取方法」

参考:厚生労働省「たんぱく質」

「アク=悪」じゃない!取るかどうかは食材次第

アクを取るかどうかは、使う食材や目的によって使い分けるのがおすすめ。

たとえば、アクが出やすい牛肉を使う料理や臭みが気になる魚の煮付けなどは、丁寧に取り除くと味のクオリティが格段にアップします。

一方、野菜は肉や魚ほど臭みがなく、取らなくてもそこまで味に影響はありません。

むしろ栄養やうま味が含まれている場合が多いので、気にならないのであれば活かした方が良いという考え方もあるんです。

私はこんな風に分けています。良かったら参考にしてくださいね。

  • 牛肉や魚を使う料理…臭みが出るから取る
  • お鍋や肉じゃがなどの和食…澄んだ仕上がりにしたいときは取る
  • 野菜から出るアク(なすやゴボウなど)…栄養を残したいからそのまま
  • 濃厚な煮込み料理…気にならないからそのまま

カレーのアクはどうするべき?

結論から言うと、カレーのアクは絶対に取らなきゃいけないものではありません。正直、“こしあん派かつぶあん派か”くらいの好みの違いなんです。

どちらが正解というわけではなく、見た目や味をスッキリさせたいときは取って、栄養やうま味を丸ごと楽しみたいならそのままでOK。

私は面倒なので基本取らない派です!

というのも、カレーやシチューといった濃厚な煮込み料理は、多少アクが残っていても見た目がそこまで変わりません。

とくに、カレーはスパイスがしっかり効いているから味への影響も少ないはず。

実際にカレーの本場・インドでは、アクもうま味の一種だと考えられているので、取らずにそのまま調理することが一般的なのだそう。

試しにアクを舐めてみると、多少お肉のにおいはあるものの、それ以外は玉ねぎとにんじんの風味がする程度。個人的にはまったく気になりませんでした。

気合いを入れて作りたいときや牛肉を使うときだけは取り除くなど、場合によって使い分けるのも良いですね。

ズボラさん必見!アルミホイルで一発アク取り術

アク取りすると汁まですくっちゃうし、専用の道具は洗い物が増えるからイヤ……。そんなときは、アルミホイルを使う方法がおすすめ!

まず、鍋よりちょっと大きめにアルミホイルを切り、手でくしゃくしゃに丸めます。

あとは広げて落としぶたのようにそっとのせましょう。

こうすることで、アルミホイルの凹凸にアクが吸い寄せられるようにくっつきます。ひと煮立ちしたらアルミホイルを取り出してください。

あっという間に煮汁がきれいになりました!時間がない日や仕上がりをワンランクアップさせたいときにぜひ試してみてください。

アク取りに正解はなし!

アクは体に悪いものではなく、取るかどうかは好みや仕上げたいイメージ次第。

上品な味わいにしたいときは取ればいいし、「今日はもう疲れた!」 なんて日はそのままでも大丈夫です。あまり気にしすぎず、ラクな方法を選んでくださいね。

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

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