社員旅行当日、「派遣は自腹で行け!」上司からひどすぎる仕打ち(泣)!→数時間後、僕を見て絶句したワケとは…

  • 2025年07月27日公開

「あれ、記憶力…大丈夫(涙)?」【正しい信号機はどっち?】実は順番には理由があります!

こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。
実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。

楽しみにしていた社員旅行当日。集合場所で上司から「お前の分のチケットはない」と、理不尽な扱いを受けた僕。しかし、その数時間後、思いもよらぬ展開が待っていました――。

「派遣は来るなよ?」社員旅行当日、上司のひと言に唖然!

大きなプロジェクトが成功し、会社ではご褒美として社員旅行が企画されました。僕もそのプロジェクトにメインで関わったひとり。空港に集合することになっていた当日、僕は少し早めに現地に到着しました。

しかし、そこで待っていたのは上司からの冷たい一言。

「お前みたいな中卒の派遣には、チケットなんて用意してないよ。もし行きたいなら、自腹で来てくれる?」
「まぁ、貧乏人には無理かw」

そう言って、上司は僕のキャリーバッグを嘲笑うように蹴り上げたのです。

一緒に働いてきた仲間だと思っていたのに、「派遣」というだけで、ここまであからさまに見下されるなんて思いもしませんでした。しかも、前日までは一緒に旅行の話で盛り上がっていたのに、出発直前になって、こんな仕打ちを受けるなんて……。

あまりの理不尽さに言葉も出ず、出発ゲート前でひとり呆然としていたそのとき――。

まさかのオファー。機内で語られた言葉

「こんなところで、どうしたの?」

声をかけてきたのは、今回のプロジェクトを統括していた若き女性社長でした。

事情を話すと、社長は表情を曇らせ、静かな怒りをにじませながら言いました。

「プロジェクトの立役者にそんな扱いをするなんて、信じられない」

そして、「私の隣の席が空いているから、一緒にどう?」と提案してくれたのです。

戸惑う僕に、社長は「実は、秘書が急きょ体調を崩して来られなくなってしまって。1席空きが出るから、追加で取りましょう」と優しく事情を説明してくれました。

しかもその席は、なんとファーストクラス。
僕は思わず「僕がそこに……?」と声を詰まらせましたが、社長はにっこり笑ってうなずきました。

こうして僕は、思いがけず社長と隣同士で空の旅に出ることになりました。

機内では、これまでのプロジェクトを静かに振り返りながら、仕事への向き合い方やこれからの可能性について語り合いました。

「あなたのやり方は、効率的で安全性も高い。ぜひうちの社員として、一緒に働いてほしい」

社長はそう言って、正式なオファーをくれたのです。

降り立った先で、上司が凍りつく

目的地に到着し、空港ロビーを歩いていると、後から到着した上司と鉢合わせしました。

僕が社長と談笑しながら歩いている姿を見た瞬間、彼の顔はみるみる青ざめていきました。

まさか、自分が見下していた派遣社員が、社長と肩を並べているとは思わなかったのでしょう。

言葉を失い、その場に立ち尽くす彼の姿が、今も脳裏に焼きついています。

その後、僕は正式に正社員として迎えられ、社長と共に次のプロジェクトへ。本当に信頼できる仲間たちと、前向きに働ける日々が始まりました。

一方あの上司はというと――。
今回の一件を耳にした派遣社員たちから総スカンを食らい、現場では思うように指示も通らず、プロジェクトは大幅に遅延。社内でも「あの人と組むと危ない」と敬遠され、ついには完全に干されてしまったそうです。

立場が違っても、人としての敬意は忘れちゃいけない――。
そんな当たり前のことを、あらためて心に刻んだ出来事でした。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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※取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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