「賞味期限内でも危険?」夏の豆腐で食中毒を防ぐために気をつけたいこと!管理栄養士が伝授
- 2025年06月28日公開
こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
暑い日が続くと食べたくなる、ツルンとおいしい冷奴。でも実はその冷奴、保存方法を間違えると、知らず知らずのうちに食中毒菌が繁殖しているかもしれません。
今回は、夏の定番・冷奴を安全に楽しむための「豆腐の正しい扱い方」をご紹介します!
冷蔵庫に入れ忘れた!何時間までならセーフ?

スーパーから汗だくで帰ってきて、大急ぎで牛乳と卵、お肉を冷蔵庫にイン。全部出したつもりが、豆腐だけエコバッグの底に残ってた!なんて経験はありませんか?
気づいたころには生温かい……となると、「これって食べても大丈夫?」と心配になりますよね。
常温で2時間以上置いた豆腐は菌が増えている可能性があるので、冷奴として食べるのは避けましょう。
というのも、豆腐には菌の大好物であるたんぱく質や水分がたっぷり入っているので、温かい場所に置いておくとあっという間に増えてしまうんです。
もし冷蔵庫に入れそびれてしまった場合は、味噌汁や麻婆豆腐、肉豆腐など、中心部までしっかり火を通してから食べてくださいね。
「常温保存できる豆腐」って何が違うの?

「豆腐は冷蔵庫に入れないとダメ」とお話ししましたが、実は常温で売られている豆腐もあるって知っていますか?
このタイプの豆腐は、普通のものとはちょっと違う作り方をしています。
原料から容器、パック詰めする空間まで、すべての工程で菌をシャットアウト。特殊な容器で酸素と光もブロックしているので、常温でも長期保存が可能なんです。
一方、一般的な豆腐は、作っている途中でごくごくわずかに菌が入ってしまう可能性があるため、冷蔵保存が必須となります。
常温保存できる豆腐は少しだけお値段がお高めですが、賞味期限が長いのが最大の魅力です。
災害や体調不良で買い物に行けないときのお助けアイテムとして覚えておくと良いですよ。
期限内でも危険!?知らないと怖い保存の落とし穴

豆腐は10℃以下で保存して、消費期限内に食べきるのが基本。「1〜2日過ぎたくらいなら……」なんて油断は禁物です。
実は期限内でも、保存状態が悪いと食中毒のリスクが上がってしまうことがあるんです!
たとえば、スーパーから帰るときに炎天下で長時間持ち歩くと、その間に菌が増殖してしまいます。
さらに、冷蔵庫に食材をパンパンに詰め込んでいたり、ドアを何度も開閉したり、開ける時間が長かったりすると庫内の温度が上がり、またまた菌が増える原因に。
こんな状態だと、未開封で消費期限内でもちょっと心配です。
次のような工夫をして、できるだけ10℃以下を保つようにしましょう。
- 買い物が終わったらすぐに帰宅
- 難しい場合は保冷エコバッグを使う
- 冷蔵庫の収納は7割以下に抑える
ちょっとした意識で、食中毒のリスクを減らせますよ。
余った豆腐はどうする?正しい保存テクニック

豆腐一丁まるごとは使い切れないこともありますよね。
余ったときは清潔な保存容器に移し、水道水をひたひたに入れて冷蔵庫へ。水は毎日取り替えて消費期限内に食べ切りましょう。
2~3日経ってから食べる場合は、冷奴ではなく、必ず中心部まで火を通してから食べてくださいね。
豆腐と薬味は先に切るべし!

冷奴は火を通さず、そのまま食べる料理。だからこそ、ちょっとした調理の順番にも気をつけたいところです。
例えば、生のお肉を切った後のまな板や包丁でそのまま豆腐や薬味を切ってしまうと、菌が移る可能性があります。
守って欲しい点は次の2つ。
- 豆腐と薬味は最初に切る
- 順番が逆になってしまったら、まな板と包丁をしっかり洗ってから使う
たったこれだけですが、冷奴を安心して食べるための大切なポイントです。
夏の冷奴を安全に楽しむコツ
ひんやりとおいしい冷奴ですが、ちょっとした油断が食中毒の原因に。
買い物から帰ったらすぐ冷蔵庫に入れる、豆腐を先に切るなど、ほんの少し意識するだけでOKです。ぜひ今日から試してみてくださいね!
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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