【魚の干物、いきなり焼いたらダメ!!】"元水産庁"が教える「劇的にウマくなる」食べ方!今にも泳ぎ出しそう!2選

  • 2024年12月10日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

焼くだけでメインの一品になるのがうれしい「干物」。
でも、臭みが気になったり、調理法が「焼く」一択になりがちだったりと、悩まされることもありますよね。

そこで今回は、そんな悩みを解消する「"元水産庁"が教える干物の美味しい食べ方」をまとめて紹介します。

いきなり焼いたらダメ!「アジの干物が美味しくなる」裏ワザ

まずは、魚料理のレパートリーを広げたいヨムーノライターの井野真利子さんが、臭みが気になりがちな「アジの干物が美味しくなる方法」を紹介します。

魚の干物をあのひと手間でグレードアップ!

今回参考にしたのは、NHK『首都圏ナビ』で、元水産庁官僚・上田勝彦さん(ウエカツさん)が紹介したテクニック。

ほんのひと手間で味に大差がつく裏ワザは、必見ですよ。

ウエカツさん直伝!「アジの干物が美味しくなる」方法

アジの干物を使って、干物を美味しく格上げする裏ワザを見ていきましょう!

テク①干物を水で洗う

干物の表面を流水で軽く洗い流し、付着している雑菌や酸化物を流します。

冷凍した干物の場合は、酸化した脂がなかなか流れないため、お湯を使ってください。

また、冷凍の干物をそのまま焼くと臭みの原因になるので、必ず解凍してから調理しましょう。

テク②水分と汚れを拭き取る

干物の表面の水分や汚れを、しっかりと拭き取ります。

あとは、通常通り調理するだけ。

下処理した干物と普通の干物を食べ比べてみた

左上が下処理をした干物で、右下が処理をしていないそのままの干物です。やはり焼いても見た目は特に変わらず……。

まずは通常通りそのまま焼いた方をいただきます。

当然、いつもの味です。アジの干物はこんなものだと思っているので、臭みも特に気になりません。

続いて、ウエカツさん流の下処理を行ったものを食べてみると……。

あれ?美味しい!臭みがない!

通常通り焼いたアジの干物を再度食べると、急に臭みが気になるようになりました(笑)。

目をつぶって食べても分かる、この違い(逆に見分ける方が難易度高め)。ぜひ体感してみてください。

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ザクザク食感に「旨!」連発!「干物の唐揚げ」

続いてもヨムーノライターの井野真利子さんが、干物を焼くのではなく揚げて調理する「干物の唐揚げ」の作り方を紹介します。

干物は下処理と調理法が大切!

今回参考にしたのは、NHK『おはよう日本 関東甲信越』で、元水産庁官僚・上田勝彦さん(ウエカツさん)が紹介した「干物の唐揚げ」。

干物の臭みを取り、食感良く仕上げるテクニックの詰まったレシピは、必見ですよ。

ウエカツさん「干物の唐揚げ」の作り方

材料(1枚分)

【唐揚げ】
  • ホッケの干物(他の魚の干物でもOK)
  • 片栗粉
  • 油(揚げ用)
【付け合わせ】
  • 玉ねぎ
  • レモン汁
  • みりん
  • 薄口醤油
  • すりごま

材料は、全て適量です。

付け合わせの調味料は、玉ねぎ(小)1個に対し、1/6個分のレモン汁、みりんと薄口醤油とすりごまを各大さじ1ずつ入れてみたところ、ほど良い甘酸っぱさに仕上がりました。

味見をしながら、調整してみてください。

作り方①干物を洗う

干物を流水で洗い、しっかり水気を拭き取ります。

冷凍の干物を使う場合は、熱めのお湯をかけて酸化した脂を流してください。

作り方②干物をカットする

キッチンバサミを使い、干物を食べやすい大きさにカットします。

頭、ひれ、尻尾の部分も切り落としましょう。背びれや尾びれの部分は、揚げると美味しく食べられるので、捨てないでくださいね。

作り方③酒をまぶして片栗粉をつける

干物の表面に酒をまぶし、臭みを取り除きましょう。

下処理が済んだら、片栗粉をつけます。

ここで片栗粉をまぶすときに、2度付けするのがポイント。
1度目で旨みを閉じ込め、さらにもう1層重ねてから揚げることで、カリッとした食感に仕上がるのだそうです。

作り方④干物を揚げる

鍋に油を注いで温め、皮目を上にして揚げます。箸で叩いたときにかたくなっていたら、ひっくり返しましょう。

揚げ時間は、中火で2〜3分程度。干物は水分が少ないので、普通の魚よりも早く火が通るのだそうです。

皮目やひれ、骨の部分などは、2度揚げすることで骨までパリパリに食べやすく仕上がりますよ。

【実食】カリッと&ふわふわ食感を堪能!

お皿に盛り付け、レモン(分量外)を添えていただきます。
二重装備の衣をまとった唐揚げは、箸でつかんでもびくともしない強度です。

ザクザクと鼓膜を震わせる、ハードな食感がたまりません。皮目もパリパリで絶品!

干物って、揚げても良かったのか。今日を機に、大きく視野が広がったような気持ちです。

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プロ伝授のコツを参考に、干物を美味しく調理しよう!

元水産庁官僚・上田勝彦さん(ウエカツさん)が教える、干物の美味しい食べ方を紹介しました。

干物は調理する前に表面を洗うのが、臭みを激減させるためのポイント。 ぜひプロ伝授のコツを取り入れて、干物の味のグレードを上げてみてくださいね。

※この記事は過去にヨムーノで人気だった記事を再編集したものです。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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