アウト〜!絶対やってはいけない【オキシ漬けNG7連発】「ウソ、靴はダメなの?」実証してみた

  • 2023年03月10日更新

こんにちは、くふうLive!編集部です。

「オキシ漬け」で有名な洗剤、オキシクリーン。オキシクリーンが持つ洗浄力が好きで、手放せない方も多いのではないでしょうか?

「オキシ漬けって万能!」と思いがちですが、実は苦手な汚れや、使わない方がいい素材もあるんです。 今回は「やってはいけないオキシ漬け」事例を紹介します。

アウト〜!絶対やってはいけない【オキシ漬けNG7連発】

まずは、「やってはいけないオキシ漬け」をチェックしていきましょう。

1. 金属全般(換気扇・シンクなど)

「さあ、年末の大掃除だ!換気扇をオキシ漬けしよ〜っと!」なんて思っている方、いませんか?

実はオキシクリーンは、金属製のものには「使用不可」です。
とはいえ、金属と言ってもその種類や型番は多様。変色してしまうケースもあれば、影響がないケースもあります。

ですが、オキシクリーンは基本的には「金属は使用不可」。変色を避けたければ使用は控えましょう。

⇒換気扇やシンクの汚れは換気扇フードの注意書きを確認して、使用OKな洗剤を選びましょう(わが家の場合は"中性洗剤使用"とありました)。

2. ウール・ウール混紡

▲左:何もしていない/右:オキシ漬けしたもの

ウールはオキシクリーン使用不可です。
上記はウール混紡素材。見た目では色の違いがわかりませんが、オキシ漬けしている最中は水が黄色になりました。

こちらは家にあったウール製ストールの洗濯表示。
家庭での洗濯はNG。石油系溶剤によるドライクリーニグができるようです。

大切にしたいウール素材の衣類は、洗濯表示にあったお手入れをしましょう。

⇒洗濯表示にしたがってお手入れしましょう。

3. ジュート

▲左:何もしていない/右:オキシ漬けしたもの

ジュートもオキシクリーン使用不可です。
オキシ漬けしてみると、右のように色落ちしました。

⇒洗濯表示にしたがってお手入れしましょう。

4. シルク・シルク混紡

シルクもオキシクリーンは使用不可です。

こちらはシルク製衣類の洗濯表示。
左から2つめに「塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止」のマークがありますね。

⇒洗濯表示にしたがってお手入れしましょう。

5. 革

革製品にもオキシクリーンは使えません。
ということは、レザーを使ったスニーカーもオキシ漬けNG。

ただし「水洗いできる靴」ならオキシ漬けできますので、「上履き」はOKです。その他にもコットン素材でできた靴などもオキシ漬けできます。

⇒靴の素材を確認の上、お手入れしましょう。

6. 宝石

身につけていると汗や皮脂などで汚れがちなジュエリーですが、オキシクリーンで汚れを落とすことはできません。
素材によってお手入れ方法は異なりますので、専用クリーナーなどを用意し、素材にあわせてケアしましょう。

⇒メーカーのホームページなどでお手入れ方法をしっかり確認しましょう。

7. 木材など

チーク材、仕上げ木材等は、オキシクリーンを使うことができません。

⇒メーカーのホームページなどでお手入れ方法をしっかり確認しましょう。

ウソ、靴はダメなの?あえて失敗!実証してみた

では、実際「やってはいけないオキシ漬け」をした場合どうなるのでしょうか?革製の靴で検証してみました。

「革のスニーカー」をオキシ漬けしたらどうなる?

分かってはいても、「使っちゃダメ」って言われると逆にどうなるか気になりませんか?
ちょうど家の靴箱に、長い間お手入れされてないであろう汚れたスニーカーがありました。

レザー素材が使用されている靴なので、オキシクリーンはNGです。

「最悪、履けなくなってもいい」と家族の了承を得ましたので、オキシ漬けしてみたいと思います。

オキシ漬けに必要なもの

用意するものはこちら。
上履きなどをオキシ漬けする際も用意するものは変わりませんので、参考にしてみてくださいね。

  • オキシクリーン

  • 洗面器(漬けおき用)
    今回は大きめのスニーカーで洗面器に入らなかったので、無印良品の「やわらかポリエチレンケース」を使いました。

  • ポリ袋
    なくても良いですが、ポリ袋があると少量のお湯とオキシで済むのでエコ。またポリ袋の上部を軽く閉じておけば、温度が下がりにくいというメリットも。
    ポリ袋の耐熱温度を確認してから使いましょう。

※ただし「ポリ袋の上部をきつく結ぶ」のは、絶対にNGです。
酸素系洗剤であるオキシクリーンは、常に酸素を発生させています。密閉してしまうと破裂の恐れがあり危険なので、絶対に密閉しないようにしましょう。

オキシ漬けのやり方は簡単!

【STEP1】40〜60度のお湯にオキシクリーンを入れる

お湯にオキシクリーンをよくとかして、スニーカーを入れます。
「お湯4Lにオキシクリーンスプーン1杯くらい」が目安です。
給湯モードで60℃に設定すればお湯の準備はラクチンです!やけどしないようご注意ください。

【STEP2】オキシ漬けする

汚れの程度にあわせて20分から最大で6時間ほど漬けおきします。
今回は4時間ほどオキシ漬けしました。

【STEP3】時間を置いたら、軽く洗って流す

ブラシなどを使って軽く洗い、水でよく流します。

革のスニーカーをオキシ漬けしたらこうなった!

オキシ漬けしてブラシで軽く洗ったあとよく洗い流し、日陰で乾燥させました。

▲左:何もしていない/右:オキシ漬けしたスニーカー

あれ、めちゃくちゃキレイになったのでは……!
パッと見、何もしていない左のスニーカーに対して、オキシ漬けした右のスニーカーはピカピカ!
え、こんなにキレイになるの?

▲左:何もしていない/右:オキシ漬けしたスニーカー

横から見てもキレイな気がする。
あれ、革のスニーカーでもいけるのかな……。

スニーカーの内側です。
キレイなのですが、よーく見てみるとかかと近くに謎の黒っぽいゾーンができています。剥げた感じになっています。

元々汚れがたまっていた部分ですね。

かかと部分をよく見ると、やや剥げている部分を発見。

結論:革のスニーカーはオキシ漬けはしないほうがいい

わかっていたんです。
だってオキシクリーンには「革は使用不可」ってちゃんと書いてありました。

結果、パッと見はキレイになりましたが、細かい部分で剥げた箇所がありました。

「使用不可」の素材にオキシクリーンを使う場合には注意が必要です。上履きなど「水洗いできる靴」をオキシ漬けして大切に使ってくださいね。

オキシクリーンで「使用不可なもの」まとめ

▲オキシクリーンに記載の注意事項

オキシクリーンを使う前にチェックしてほしいのが、オキシクリーンのパッケージ。裏面をよく見ると「使用不可」の素材が載っています。

先ほど紹介したように、
ウール・ウール混紡、シルク・シルク混紡などの水洗いできない繊維製品、革、宝石類、金属全般、金属製の付属品、ラテックス塗料、ジュート、チーク材、仕上げ木材等 は使用不可です。

オキシ漬けするとピカピカになりそうなイメージがありますが、まずはオキシクリーンを使って良い素材かどうか確認しましょう!

一方で、
食器やプラスチック製品、洗濯物、ナイロンのカーペット、食器の茶渋、食べこぼし、血液、植物による汚れ、ポリバケツ、ペットによる汚れ、においなど にはオキシクリーンは効果を発揮します!

賢く使い分けて、効率よくお掃除しましょう。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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