【切った桃、そのまま保存しないで...!】パティシエが教える「時間が経ってもきれい」裏ワザ3種類ガチンコ勝負
- 2024年09月02日更新

こんにちは。食後のフルーツはごちそう、ヨムーノライターの蘭ハチコです。先日、スーパーでピンク色に輝く桃を発見しました。
思わず手が伸びましたが、桃は時間が経つとすぐに変色するのが悩みの種。せっかくの美しい桃も、見栄えが台無しになってしまいますよね。
そこで変色予防にはどの方法が効果的なのか、検証してみました。
桃の変色を予防する3つの方法
桃が変色する原因は、果肉が酸素に触れることで起こる化学反応。桃に含まれる酸化酵素とポリフェノールが酸素と反応すると、変色してしまうのです。
この反応を抑えるためには、酸素との接触を減らすか、化学反応自体を防ぐことが効果的だと言われています。
今回は、3つの異なる方法を用いて、変色防止効果を比較してみました。それぞれ紹介しましょう。
【変色予防法①】レモン水に漬ける
こちらはパティシエの方が「パフェやケーキを作る時によくやっていたよ」と教えてくれた方法。200mLの水に対し、レモン果汁を小さじ1程度入れて、10分を目安に桃を漬けます。
レモンに含まれるビタミンCが化学反応を抑え、変色を防げるのだとか。
【変色予防法②】塩水に漬ける
次はネットで検索してヒットした方法です。200mlの水に対して1〜2gの塩を入れて塩水を作り、そこに桃を入れます。
漬ける時間がわからなかったため、レモン水に合わせて10分間漬けました。
塩水も化学反応を防ぐ効果があるようです。
【変色予防法③】砂糖水に漬ける
こちらもネットから仕入れたやり方です。200mlの水に対して大さじ1程度の砂糖を入れます。砂糖水の粘度が桃の断面に膜を作って、空気から守ってくれるそう。
同じく10分間漬けました。
我が家では三温糖を使っているため、砂糖は色が付いています。
【検証実験】桃の変色予防はどれが最適!?
検証では個体差をなくすため、同じ桃を使用。
約1cm角に切ってそれぞれ10分間、各水に漬けました。左からレモン水、塩水、砂糖水です。
水から出した後は軽く水けを切り、エアコンの効いた室内で観察。なお、比較のために対策を施していない桃も用意しました。
最後に、味の変化の有無も比較します。
【検証結果】長時間であれば塩水が効果的
検証の結果、どの方法も30分程度では大きな差は見られませんでした。しかし、1時間以上経過すると、塩水に漬けた桃が最も変色の少ない結果となりました。
お弁当などに入れるのであれば、塩水に漬けるのがおすすめです。
それぞれの時間ごとの変化を写真でみていきましょう。
30分後の桃の変色
30分後、対策なしの桃は全体的に黄色くなり始めてきました。レモン水、砂糖水に漬けた桃も、角が少しだけ黄色く変化。
塩水で漬けた桃がもっとも変わりがありません。
1時間後の桃の変色
1時間経つとレモン水、砂糖水に漬けた桃は角の変色がやや目立ち始めました。塩水に漬けた桃にも少し変色がみられますが、一番目立ちません。
2時間後の桃の変色
2時間経ちました。対策なしの桃、レモン水、砂糖水に漬けた桃は全体が茶色くなり、対策をしていないものと、ほぼ変わらないレベルに。
5時間後の桃の変色
そして5時間経つと、どの桃も茶色く変色しています。肉眼で見ると、塩水に漬けた桃がもっとも「まし」な状態でした。
ちなみに、ラップで包んで冷蔵庫で5時間保存してみた桃はこちら。
対策をしていない桃と同様に全体が茶色くなっています。長時間保存する場合、ラップで包む方法はあまり効果がないようです。
変色予防をすることで味に影響はある?
レモン水に漬けた桃を食べてみると、対策をしていないものと変わりなく、酸味もありませんでした。
塩水に漬けた桃は、表面からごくわずかに塩気を感じました。200mlの水に約2gの塩を入れましたが、これ以上塩が多くなると、しょっぱさを感じるかもしれません。
量を守った方が良いでしょう。
砂糖水に漬けた桃はやや甘い気もしましたが、さほど変わりない印象。
どの桃も美味しく食べられましたが、どれも水分が抜けてジューシーさは剥きたてに比べると段違いです。
剥いてすぐ食べるのがベスト
3つの変色予防方法を検証しました。時間を置いたことで、味がまずくなることはありませんでしたが、やはり剥きたてのフレッシュさには敵いません。
できるだけ、剥いてすぐに食べるようにしましょう。

業務スーパーとカルディに毎週通い、お得に美味しく適度な手抜きをして生活しています。海外グルメとお酒のおつまみには目がないwebライターです。「美味しいものは人を幸せにする」と信じています。毎日がちょっと幸せに過ごせる、お得で美味しい素敵なモノをご紹介します♪
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