【桃、いきなり皮を剥かない!】青果店・パティシエが教える「固い桃をやわらかくする」裏ワザ!一晩で激変

  • 2024年08月14日更新

こんにちは、フルーツの中では桃が一番好きな、ヨムーノライターの宮崎シュウです。

7〜8月が旬の桃。スーパーの店頭で見かける頻度が増えた方も多いはず。

果肉のジューシーさと優しい甘さで人気の桃ですが、保存方法や食べ頃の判別の仕方ってあまり知られていないですよね。

そこで今回は、船昌青果店さんのYouTubeチャンネルで紹介されていた「かたい桃を食べずに済む見極め方と保存方法」を紹介します。

青果のプロだけが知るとっておきの裏ワザを、ぜひ習得していってください。

業界歴30年!船昌青果店さん「かたい桃を食べずに済む見極め方と保存方法」

船昌青果店さんとは

2024年に創立100周年を迎えた、果物と野菜の専門商社・株式会社船昌。

日本最大の青果物の卸売市場「大田市場」に拠点を置き、国内青果の仕入れと、 量販店への販売を行っています。

そんな野菜と果物の専門商社・船昌のYouTubeチャンネルでは、野菜や果物の美味しい食べ方や保存方法、調理法など日々の食に役立つ知識を、青果物のプロが発信しています。

今回は、船昌の青果卸歴30年・仲野良さんと、パティシエ歴10年・森岡千明さんが教える「桃の食べ頃の見極め方」を実践します!

「かたい桃は少し置いておくとやわらかくなる?」の質問に対して、青果卸歴30年のプロ・仲野さんは「なります!」と即答。

プロが断言するほどですから、かための桃を買ってしまっても安心ですね。

仲野さん曰く、桃を含めた果物全般、熟すための最適な保存方法は、「涼しくて風通しの良い所で、温度を一定に保つこと」だそう。

この条件下で保存することで、果物の熟度が増していくそうです。
とは言え、この条件を満たすのってなかなか難しいですよね。

でも安心してください。今の時期であれば、クーラーをつけた室内に置いておくだけでも大丈夫とのことです。

注意点として、日当たりの良い場所は避けるべきと説明されていました。

筆者もこの方法で一晩置いてみたのですが効果は抜群!たった一晩で、桃全体がやわらか〜い状態に変化しました。

食べごろの見極め方

見極め方の1つが、指ざわりで確かめる方法です。

表面を指で押してみて、少し皮がずれるような感触があったら食べ頃とのこと。

実際に熟した桃で試してみたところ、確かに果肉と皮が離れて滑るような感触がありました。

見極め方の2つ目が、匂いの変化です。

食べ頃になればなるほど、果実のお尻から匂いがすると説明されていました。

実際に、一晩置いて熟した桃とかたい桃の匂いを比較しましたが、熟した桃では、お尻からふわっと甘い匂いを感じることができました。

果実のプロが教える!桃の簡単な切り方

船昌青果店さんのインスタグラムでは、誰でもできる「桃の簡単な切り方」が紹介されていました。

・手順➀縫合線に沿って切り込みを入れる
・手順②6等分になるように切り込みを入れる
・手順➂種からはがす

これとは別に、かたい桃の切り方についてもレクチャーがありました。

・手順➀縫合線に沿って切り込みを入れる
・手順②実をひねる

縫合線という聞き慣れない単語がありますが、これはお尻のように見える線です!

手順は驚くほど簡単です。実際にやってみましょう!

桃の切り方➀縫合線に沿って切り込みを入れる

桃の縫合線(お尻のように見える線)に沿って、ぐるっと1回転切り込みを入れます。
種以外を縦2等分にするイメージです。

包丁は種に当たってしまって良いので、力加減はそこまで気にする必要はありません。

桃の切り方②6等分になるよう切り込みを入れる

身が6等分になるように2本、1回転の切り込みを入れます。

桃の切り方➂種からはがす

切り込み部分に包丁を差し込んで、身を種から引き剥がします。

包丁で難しいようであれば、手で直接引き剥がすこともできますよ。

桃の切り方(桃がかたい場合)➀縫合線に沿って切り込みを入れる

縫合線に沿って切り込みを入れます。
包丁がしっかりと種に当たるように、切り込みを入れましょう。

桃の切り方(桃がかたい場合)②実をひねる

両手で半分ずつ握って、ねじるようにして2つに分けます。
アボカドで用いる方法とほぼ一緒ですね。

あとは種を取り除いて、お好みの大きさにカットするだけです。

保管方法1つで極上の桃に変わる!

今回の方法を実践してみたところ、桃の熟度は驚くほど簡単に上げることができました。

「桃の甘さは熟度では変わらない」と仲野さんは説明されていましたが、やわらかくなった分、心なしか甘さも増えたように感じます。

保存方法については桃以外にも応用できるそうなので、色々な果物で試してみてくださいね。

みずみずしい果物が恋しくなるこれからの季節。

より美味しい状態になった果物に舌鼓を打ちませんか。

この記事を書いた人
簡単レシピを追い求めるWebライター
宮崎シュウ

"元居酒屋店員"で、お手軽レシピを常に探しているWebライターです。趣味は食べることとお酒を呑むこと!ご家庭で簡単に作れるレシピや、お酒に合うレシピ、暮らしを豊かにする便利グッズをお伝えします。

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