学用品が散乱するおうちでやっていること!?「引き出しはNGです!」プロが教える“子どもが自立する”片付け3つのコツ

  • 2024年06月01日公開

こんにちは!ヨムーノライターで整理収納アドバイザー/親・子の片付けインストラクターの海老原 葉月です。

新学期が始まって2カ月が終わり、ようやく生活リズムが整ってきたのではないでしょうか?特に今春から小学校に入学したお子さんがいるご家庭は、毎日の持ち物や宿題の確認など、帰宅後のあれこれが多くて「思っていた小学校生活とは違った……」と感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、“子どもが自分で支度できるようになる”学用品の収納方法をご紹介します。収納をちょっと工夫するだけで、格段にラクになりますよ♪

【コツ①】学用品は1点集中が正解

皆さんは、どこに学用品を置いていますか?わが家では、リビングの一角にある棚に学用品置き場を作っています。
ここには、教科書やノートのほかに、毎日入れ替えるランチマット一式、学校から支給されるタブレット用の充電器など、使用頻度の高いものを収納しています。

まずは学用品を一箇所にまとめるのがポイント。こうすることで、子どもが【学校で使う物=ここにある】と認識できます。
また、すぐそばにランドセルを収納できる場所を確保しておくのがオススメです。わざわざ準備のためにランドセルを移動させると、支度に対するハードルが上がってしまいます。わが家では、towerのランドセルスタンドを使っています。

学校から指示があるまで家庭で保管するピアニカや書道の道具は、子ども部屋の棚に収納しています。
クローゼットにしまいこんでしまうと、子どもがどこにあるのか認識しづらいため、あえて目のつく場所に収納しています。こうしておくことで、先生から持ってくるように言われたら自ら準備できますよ。

【コツ②】ラベリングで見える化が必須

親がわかりやすく収納を作っても、なかなか子どもだけで支度ができるようには至りません。というのも、そもそも収納のハードルは大人と子どもでは異なります。

そこでラベリングをして、より認識しやすくするのがオススメです。こうすることで「あれどこにあるの?」と呼ばれることもなくなります。

ラベリングのポイントは、収納のジャンルにあります。学用品と言っても、さまざまなジャンルのものがありますよね。ですが、あまりにも細かく分類してしまうと、出し入れする際の手間や思考が増えるため、自己管理がしづらくなります。

「教科書・ノート」「ハンカチ・ティッシュ」「ランチマット・巾着袋」のように、一緒に使うものをセットで収納して一括りにすると、小学1年生のお子さんでもわかりやすいですよ。

また、ラベリングはお子さんの認識度に合わせて変えるのもポイントです。入学したてで、まだ文字を読むのが不安なお子さんには絵を使ったラベルにしてあげると良いです。

【コツ③】動作の少ない収納グッズを使う

例えば、引き出しを開ける作業ひとつとってみても、大人にとっては大したことがなくても、子どもにしてみると【引き出しを開ける→ものを取り出す→引き出しを閉める】と3つの動作が億劫に感じるのです。

小さなお子さんにはカゴ収納がオススメです。
わが家ではカインズのSkittoシリーズを愛用しています。積み重ねて使えるのでスペースを有効的に利用できます。また、コの字に開いた窓部分から、何が収納されているのか認識できるので、子どもでも使いやすいようです。

収納を工夫することで子どもの自立を促せる

今回は学用品の収納方法をご紹介しました。

収納方法を見直すだけで、使い勝手がよくなったり、どこに何があるのかが把握しやすくなるため、小学校に入学したばかりのお子さんでも、自分で支度ができるようになります。“自分でできる”を積み重ねていくことで、自己肯定感が上がり、自立にもつながりますよ。

ぜひ見直してみてくださいね。

この記事を書いた人
暮らし整えアドバイザー
海老原葉月

整理収納アドバイザー1級/親・子の片付けインストラクター1級。『仕組みを整える節約術』をキーワードに、 元汚部屋の住人&浪費家ならではの、簡単な工夫で続けられる情報をお届けします。夫、小2、年長男子の4人家族。

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