【小麦粉やホケミの袋、クリップでとめないで!】栄養士さん「デスマフィン事件は他人事ではない」食中毒対策
- 2024年04月07日公開
こんにちは!粉ものの聖地・大阪で生まれ育った、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
2023年11月、東京で開催された「デザインフェスタ」で売られていたマフィンから食中毒が発生し、体調不良を訴える人が続出。SNS上では「デスマフィン事件」と騒がれ、大きな話題になりました。
あれ以来、ハンドメイドのお菓子を買うのが怖くなってしまった人もいますよね。
お肉やお魚と違って傷むイメージがない粉ものですが、扱い方や保存方法を間違えると腹痛や下痢、じんましんなどを起こす危険性があるんです!
今回は、お菓子を買うときの注意点や粉ものの正しい保存方法をご紹介します。
寒い冬でも危険?外で買うときの注意点

マフィンやパウンドケーキなどを買ったときは、できるだけすぐに持ち帰るようにしましょう。
「冬だから食中毒は大丈夫でしょ!」といった油断は禁物。ショッピングセンターや車の中など、暖房ガンガンの暖かい場所に長時間置いておくと、菌が繁殖してしまうかもしれません。
また、家に帰ったら暖房が効いていない涼しい部屋で保存し、早く食べるのがベスト。特に「添加物・防腐剤不使用」のものは、より注意が必要です。
これらの注意点を守っていても、デスマフィン事件のように販売元の衛生管理が間違っていれば、防ぎようがないのが正直なところ。
万が一、見た目や臭いに違和感がある場合は、食べるのを止めて販売元に連絡しましょう。
粉に〇〇が大量発生!?恐怖の「パンケーキ症候群」

小麦粉やお好み焼き粉、ホットケーキミックスをどうやって保存していますか?
袋の口を折って、クリップや輪ゴムで止めているだけの人は要注意!
正しく保存していない粉ものを食べると、じんましんや腹痛、下痢などを引き起こす「パンケーキ症候群」になる危険性があります。
パンケーキ症候群の原因となるのは、粉に大量発生した「ダニ」。ダニはとても小さいものが多く、袋のほんのわずかな隙間から入り込んでしまいます。
ダニは暖かくてジメジメした場所が大好き。湿気が多いシンク下に粉ものを置いておくと、知らないうちに大量発生しているかもしれません!
種類別!粉ものの正しい保存方法

ダニまみれの小麦粉ほど、恐ろしいものはありませんよね……。粉ものを使い切れず余らせてしまうことが多い人は、できるだけ小さいサイズを購入しましょう。
また、普通の「小麦粉」とホットケーキミックスやお好み焼き粉といった「ミックス粉」では、開封後の保存方法が違うので、それぞれ覚えておいてくださいね。
小麦粉の保存方法

小麦粉は、直射日光や高温多湿の場所を避けた常温で保存しましょう。高温を避けるとなると冷蔵庫を思い浮かべがちですが、実はNG。
冷蔵庫に入れると、冷たい小麦粉と暖かい部屋との温度差で結露が起こり、ダマやカビが発生する場合があるんです。
袋のままだと隙間からダニが入ってしまうので、パッキンがついた密閉容器に入れて保存するのがおすすめ。容器の中に乾燥剤を入れるとより安全です。どちらも100円ショップで購入できますよ。
ミックス粉の保存方法

ミックス粉には、砂糖や油、調味料などが入っています。誰でも簡単にホットケーキやお好み焼きが作れる優れものですが、保存の際には注意が必要。
私たちが美味しいと感じるのと同じように、ダニにとってもご馳走なんです。暖かい場所に置いておくとダニが大喜びで繁殖してしまうので、開封後は冷蔵庫で保存しましょう。ミックス粉も、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れておくと◎。
出典:一般財団法人 製粉振興会「小麦粉・ミックス粉の保存方法」
生焼けで食中毒!?粉ものはしっかり加熱が鉄則

お菓子やお好み焼きを手作りしたときに、「あれ、生っぽい?まあいいか」と食べてしまった経験はありませんか?実は生焼けの小麦粉を食べると食中毒の危険性があります。
小麦粉は生産段階で加熱されていないため、食中毒菌が含まれているかもしれないんです。菌をやっつけるためには、中心部の温度が75℃で1分間以上加熱が必須!
中までしっかり火が通っているか心配な場合は、竹串を刺してみましょう。竹串に生地がついていなければ、加熱できている証拠です。
正しい取り扱いで美味しく安全に
食中毒のイメージが少なく、意外に見逃されがちな粉ものの取り扱い。
「デスマフィン事件」のような悲劇が再び起こらないように、保存方法や加熱温度、持ち帰るときの注意点などを覚えておきましょう。
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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