長いもがこんな旨くなるとはね...【リュウジさんのバズレシピ】「思わずため息が出た」最高の食べ方

  • 2024年09月12日更新

こんにちは、管理栄養士でくふうLive!ライターの安達春香です。

急に寒くなり、体調を崩してしまった方も多いはず。そんなときに食べたくなるのがほっこり温かいおかゆですよね。

今回は、2023年8月30日放送 テレビ番組『ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?』でリュウジさんが紹介していた「長芋がゆ」を作ってみました。出汁が効いたとろとろ食感で、ホッとする味わいなのでぜひお試しください。

こんな食べ方はじめて!リュウジさんの「長芋がゆ」

風邪をひいたときや二日酔いで体調が悪いときは、あまり手間をかけずに栄養満点な料理を作りたいですよね。

リュウジさん考案の「長芋がゆ」は、そんなときにぴったりです。長芋さえ買っておけば、あとは家にあるものだけで簡単に作れますよ。

材料(1人前)

・長芋…120〜150g
・ごはん…200g
・卵黄…1個分
・青のり…適量
(A)
・白だし…大さじ2と1/2
・水…260mL
・塩…ひとつまみ

この分量だと丼ぶり1杯分できるので、軽く食べたい方は半量で作りましょう。

作り方

長芋は皮を剥いてすりおろします。すりおろすときに手がかゆくなってしまう方は多いですよね。その原因は皮の近くに含まれる「シュウ酸カルシウム」。

この成分は針のようにとがった形をしているので、触れると刺激を感じてしまうんです。肌が敏感な方は手袋をするか、長芋を触る前に手を酢水につけるとかゆみを抑えられますよ。

続いては、鍋に(A)を入れて沸かし、出汁を作ります。長芋のすりおろしとごはんを加えて混ぜましょう。

器によそって中央に卵黄をのせ、青のりを散らしたら完成です。卵白を余らせたくない場合は、おかゆの中に混ぜ込んでしまうのがおすすめ。

また、生卵が食べられない場合や免疫力が低下しているときは、溶き卵にして火を通してくださいね。

染みわたるおいしさにため息が止まらない!

まずは卵を崩さずにそのままひと口。ネバネバ感が強いのかと思いきや、とろっとろの食感です。出汁の風味がふわっと香り、ごはんと長芋の甘みが口の中に広がります。

リュウジさんのレシピはガツン!とした味が多いイメージだったのですが、こんなに上品なものもあったのか……。染みわたるおいしさで、思わずため息が出てしまいました。

続いては、卵黄を割っていただきます。

卵黄の濃厚な旨みが広がり、また違った味わいに。青のりの風味もいいアクセントになっていて、スルスルと胃に入っていきます。

味変にわさびを添えるのもおすすめ。まったりとしたおかゆにツンとした爽やかな辛さが加わって、ますます食べる手が止まらなくなります。

これは、風邪や二日酔いじゃなくても食べたい……。寒い日の朝ごはん、夜食、小腹がすいたときに最高です。

長芋料理というと、バター焼きやとろろごはんくらいしか作ったことがなかったのですが、ひとつレパートリーが加わりました。

おいしいだけじゃない!体に嬉しい効果も

一年中スーパーに並んでいる長芋ですが、実は旬が1年に2回あり「秋掘り」といわれる11月〜12月がおいしい季節。旬の食材は栄養成分も豊富なので、長芋がゆは今の時期にぴったりです。

長芋のネバネバとした成分には、胃腸の粘膜の保護する働きがあるため、飲み会が増えるこれからの時期におすすめ。

また、長芋に多く含まれる「ディオスコリンα」というたんぱく質成分には、インフルエンザの抑制効果があるという研究結果もあるんです!

ごはんで糖質、卵でたんぱく質、長芋でビタミンや食物繊維を補えて、1品で必要な栄養素がバランスよく摂れるのもうれしいですね。

出典:JAゆうき 青森食育ソムリエのおべだふり「長芋について」

おかゆの常識を覆すおいしさ

私の中で「おかゆ=風邪をひいたときに食べるもの」というイメージだったのですが、これは定期的に食べたい!おかゆの概念が変わる逸品でした。

おいしいだけでなく体に優しいレシピなので、気になる方はぜひ作ってみてくださいね。

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

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