「毎回涙腺崩壊」の声続出!嗚咽するほど泣けるドラマ「silent」人気の秘訣【妄想爆発!ジャニオタ推し活ガイド㉖】

  • 2023年03月10日更新

こんにちは、ジャニーズのアイドルが大好きなエンタメライター・柚月裕実です。

毎週木曜よる10時から放送中のドラマ「silent」(フジテレビ系)をご覧になっていますか?

放送中に視聴しながらTwitterで投稿する人が多く、世界トレンド1位を獲得すること5回。さらには本作をきっかけに手話を学ぶ人が急増するなど、大きな反響が寄せられているいま大注目のドラマなんです。

推し活ガイド第26回はドラマ「silent」(フジテレビ系)をピックアップ。夢中にさせる魅力を探ってみました。

※以下ネタバレを含みます。

切ない、泣いたの声続々、ドラマ「silent」

川口春奈さん、Snow Manの目黒蓮さんが出演するドラマ「silent」(フジテレビ系)。スタート前から人気俳優陣が出演することでも注目を集めましたが、いざドラマが始まるとその演技力の巧さに引き込まれます。

川口さん演じる青羽紬と、目黒さん演じる佐倉想をはじめ、鈴鹿央士さん演じる紬と想の共通の友人・湊斗、そして途中失聴する想が、聴力を失い始めてから出会ったろう者の奈々を演じる夏帆さん、20代~30代の若手俳優たちの演技は圧巻!

放送中はTwitterも大盛り上がり。世界トレンド1位を獲得すること5回、このほかにも関連ワードがいくつも並びます。また本作をきっかけに手話に興味を持った人も増えたそうで、通信教育や手話教室に問い合わせが急増したと情報番組で報じられました。

そしてタレントの若槻千夏さんがロケ地のひとつである小田急線世田谷代田駅周辺を訪れる“聖地巡礼”をしたことも話題に。幅広い視聴者層がいることがうかがえます。

現在6話まで放送中!

現在、第6話まで放送されており、第1話から3話まではFODで無料視聴できるので、ぜひこの会話や心情をていねいに描いた世界観に触れて欲しいのです!

高校生時代に交際していた紬と想。なぜ2人は別れることになったのか。そしてのちに紬と交際をスタートさせた湊斗との関係。そして別れ……。それらがていねいにじっくりと描かれています。

11月10日放送の第6話では、途中失聴である想の心の動き、奈々との出会い、奈々の心境にフォーカスした回でした。

生まれつき音が聞こえない奈々。これまで声でのセリフはありませんでしたが、それに気づかないほどの演技を見せる夏帆さんには感動しきり。これまでは少々嫌なタイプに映っていた奈々も、第6話でその印象がひっくり返るほど。いかに奈々の本心をみようとしなかったか、目にした行動だけで人物を判断していたのか、という偏りにも気づかされました。

6話では湊斗と別れて想との距離が少し縮まりそうな状況に。孤独を抱えていた想に気が付いて話しかけて、じっくりと想に寄り添った。友達がいない想を気遣って自分の友達を紹介したり、手話を教えたり。そうして時間を重ねてきたのに、紬の状況を知って平常心を保てなかった奈々は、紬と正面からぶつかっていきます。

「音のない世界は悲しい世界じゃない」と、ふさぎ込む想に伝えた奈々。それに救われ、奈々にだけ伝わればいいと一生懸命に手話を覚えた想。これからどうなっていくのか。結末が想像できずにいます。

ドラマに引き込まれる理由は

本作に引き込まれる理由のひとつは、それぞれの立場、心情や情景描写が丁寧に描かれており、それをキャスト陣の演技の上手さ、伝えようとする姿に胸を打たれます。

紬と湊斗は聴者で様々な言葉を交わしてきたにも関わらず、思いがまだあるにも関わらず別れを選びました。どれだけ言葉を交わそうがどれだけ隣にいようが、相手の気持ちのすべてを知ることはできないのだと改めて教わった気がします。

また、紬や湊斗、想、奈々とそれぞれの関係が築き上げた過程などを描いた回想シーンの差し込み方も独特で、視聴者の少々の混乱を誘いつつ、それがまた物語に引き込まれます。

本作を通して描きたい、伝えたいという思いに忠実な印象も受けました。過度な演出が抑えられていて、日常をベースに細やかな会話を通して進行していきます。

想と奈々が筆談でコミュニケーションしたときの静かな場面。紬が話しかけようとアクションを起こしても、下を向いてスマホをいじる想には伝わらない。

状況をこと細かく説明しなくても、そんな何気ない仕草や場面から2人の置かれている状況が伝わってきます。

そして登場人物が身近に感じられるのは、ロケーションにも理由がありそう。表参道や代官山などのおしゃれスポットではなくて、世田谷区という住宅街だったり、渋谷のタワーレコードだったり、実在する場所がそのまま登場しており物語をより身近なものにしてくれます。

あれこれ綴ってきましたが、この先の展開が読めない「silent」。どんな結末を迎えようとも、ラストまで見守りたいと思います。

(イラスト/大窪史乃)

この記事を書いた人
編集/ライター
柚月裕実

エンタメ編集/ライター。 ジャニーズのアイドルを応援して25年超。 アイドルがサングラスを外しただけで泣きます。

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