「野菜室より冷蔵室に入れて!」【スーパー青果部】が教える「大根が長持ちする保存方法」で1週間おいしい

  • 2024年11月24日更新

こんにちは、スーパーの青果部で10年働く、くふうLive!ライターのテツです。

寒くなってきておでんやお鍋、煮物など温かい料理が食べたくなってくる季節になりましたね。そんな季節に大活躍するのが大根です。

そんな大根ですが、うっかり萎びさせたり、腐らせてしまったりした経験がある方もいると思います。

大根に関わらず多くの野菜は、正しい保存方法で保存しないとすぐに傷んでしまいます。

そこで今回は、この時期大活躍する「大根を長持ちさせる保存方法」を紹介していきます。保存期間の目安も紹介するので、傷んだ大根を捨ててしまったことがある方はぜひ最後まで読んでいってくださいね。

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野菜室より冷蔵室に入れて!大根の冷蔵保存方法

大根を冷蔵保存するなら、野菜室ではなく「冷蔵室」で保存するのが最適です。

大根の最適保存温度は0〜5℃。メーカーによりばらつきがありますが、野菜室の温度はおよそ3〜7℃、一方冷蔵室の温度は0〜5℃と冷蔵室の方が温度が低く、野菜室では大根にとって暖かすぎるんです。

もちろんスペースの都合上難しい方は野菜室でも良いのですが、冷蔵室の方が長持ちします。

では大根を冷蔵保存する際の手順を紹介していきます。

①大根を三等分にカットする

まず大根を三等分にカットします。三等分にすることでその部位にあった料理方法で使い分けることが可能です。

先端部分は辛味が強いので大根おろしにすると強い辛味を楽しめます。葉元部分は辛味が少なく甘みが強いのでサラダや漬物、煮物など幅広く使うことができます。

中間部分は輪切りにしても形が綺麗で甘みと辛味のバランスが良いので幅広い料理に向いています。

②キッチンペーパーで包む

③密閉式保存袋に入れて「冷蔵室」に入れる

次にペーパーで包み、密閉式保存袋に入れます。裸のまま保存してしまうとすぐ乾燥してシワシワになってしまうので、すぐに使用しない場合はめんどうくさがらず必ず保存袋に入れましょう。

最後に冷蔵室に入れます。この方法だと1週間はおいしい状態をキープしたまま保存が可能です。

できるかぎり細かく切って!大根の冷凍保存方法

すぐに使い切れない場合は冷凍してしまいましょう。ただ大根は水分が多く食感が変わりやすい野菜なので冷凍する際は工夫が必要になります。

ここでは大根を冷凍保存する際の「正しい手順」を紹介します。

①いちょう切りか千切りにする

大根は水分が多く、冷凍すると組織が壊れてぶよぶよになりやすい野菜です。ですが、急速に冷凍させることで食感を変わりにくくすることが可能です。

そのため千切りやいちょう切りなどなるべく細かく切ることがポイントになります。

輪切りにして冷凍することもできますが、結構柔らかくなってしまいます。

②一回分ごとに小分けにして密閉式保存袋に入れる

③お好みの味付けをする

冷凍前に味つけをするのもポイントです。組織に調味料が入り込んで組織が傷つくことを防いでくれます。

④冷凍室に入れる

冷凍すると組織が壊れますが、その分、味が染み込みやすくなるメリットも。時短レシピにおすすめできます。

早めの正しい保存で、野菜を大事に食べきって

多くの野菜は冷蔵室で保存しても3日~1週間程度しかもちません。ただ、正しい方法で保存することでおいしく食べられる期間を伸ばすことができます。

また多くの野菜は冷凍保存することも可能なので、買ってすぐ食べきれない場合は冷凍してしまうのも一つの手です。

傷みかけたものを慌てて冷凍するより、新鮮なうちに冷凍した方がおいしく栄養も多く摂ることができます。

ぜひ今回紹介した方法を使って、大根を食べきる方が増えてくれたら嬉しく思います。

この記事を書いた人
スーパー青果部・テツ

スーパーの青果部で社員歴10年!野菜・果物について詳しいです。食べることが大好きで、日々おいしい食材を探してSNSで紹介しています。(Twitterのフォロワー数は52.5万人)青果物の豆知識や選び方を記事で紹介します!

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