大掃除を妨げる【段ボール】正しい捨て方!「ついため込みがち…」な人のための【回収・処分方法3選】
- 2022年11月17日公開
こんにちは!Zehitomo Journal編集部です!
段ボール回収、どうしていますか?
通販やインターネットで宅配を頼んだり、家具や家電を新調したり、引越しをしたりというタイミングで段ボールが山盛りにたまってしまうことがありますよね。
手っ取り早くさっさと処分しましょう。
今回の記事では、「段ボールの捨て方」「回収・処分の方法」について解説します!
段ボールの捨て方3選【処分・廃棄する方法】
段ボールを捨てる場合、次のうちどれかの方法をとります。
・自治体の段ボール回収で捨てる
・不用品回収業者に依頼する
・小売店の段ボール回収サービスを活用する
順番に見ていきます。
1.自治体の段ボール回収で捨てる
段ボールを破棄する最も一般的な方法は、住まいの自治体が運営している集積所で捨てることです。
使用済み段ボールに伝票やガムテープ・閉じ金具が付いていれば、すべて剥がします。
できるだけ小さく畳んでから紐で縛り、回収業者が持ち運びやすいようにします。
各エリアの集積所で決められた曜日に出しましょう。
汚れていたり食べ物がついているものはリサイクルできないため、細かくしてから可燃ごみとして破棄します。
回収方法は各自治体によって異なるため、お住まいの地域のルールを確認するようにしましょう。
2.不用品回収業者を使って段ボールを廃棄する
段ボールは、不用品回収業者に依頼して引き取ってもらうこともできます。
不用品回収業者は、テレビや冷蔵庫といったリサイクルが可能な電化製品、引っ越しで出た大量の不用品、段ボールや古紙などの資源ごみの回収を行っています。
不用品回収業者の利用は「家まで取りにきてもらいたい」「大量の段ボールを一度に破棄したい」という場合に適しています。
段ボールも、量がたまるとかなり重く、かさばり、運ぶのも一苦労です。
ただし、不用品回収業者は主にトラックで回収しにくるため、運搬費がかかります。
少しの段ボールの処分依頼では払う側(回収を依頼する側)にとって料金が高く感じられるかもしれません。
不用品回収業者を探す際は、「一般廃棄物処理業」の営業資格を持っている会社を選びましょう。
一般廃棄物処理業の資格とは、ゴミ処理の事業を安全に行うための知識及び技能を持っていることを証明するもので、各市町村から許可がおります。
許可申請を得ずに不用品回収の業務を行っている場合は違法です。
回収したごみを不法に投棄したり、不当な料金を請求されたりという予想外の展開につながることもあり、不法投棄に関しては依頼した側も罰せられる可能性があります。
自分が破棄した使用済み段ボールを確実にリサイクルしたいのであれば、信頼できる不用品回収業者を選びましょう。
3.小売店の段ボール回収サービスを活用する
段ボールを自主的に回収している販売店や店舗があります。
イオンやセブンアンドアイホールディングスなど大手ス―パーでは、資源としてリサイクルできる段ボールや、食品トレイ・ペットボトルなどを破棄できる回収ボックスを設置しています。
自治体の集積所とは違い、店舗の営業時間内であればいつでも破棄できるため、急いで捨てたい方は便利です。
また、店舗によっては回収ボックスを利用するとポイントが貯まる仕組みを導入していることもありお得感があります。
回収や廃棄にかかる費用【段ボールの捨て方】
場合によっては、段ボール回収を依頼するとお金がかかることも。
1.自治体で捨てるときにかかる費用は無料
自治体で使用済み段ボールを破棄する場合は、料金はかかりません。
資源ごみ回収は市町村で運営しているため、回収費用は税金で賄われています。
ただし、住んでいる自治体のルール等で、段ボールを指定袋に入れなければならない場合は指定袋の購入に費用がかかります。
無料で捨てることができますが、捨てることができる曜日と時間が決まっていてすぐに捨てられないことも。
集積所まで自分で運び出さなければならない手間もあります。
2.業者に依頼して廃棄するときにかかる費用の目安
不用品業者や古紙回収業者に段ボールの処分を依頼した場合にかかる費用の目安を見ていきます。
【不用品回収業者「10,000~14,600円程度」】
不用品回収業者に依頼した場合、段ボールの回収費用が発生します。
主に運搬費用と、回収手数料の合計金額が請求されます。
また古紙回収を専門に取り扱っている業者もあるため、併せて検討してみましょう。
不用品回収業者へ依頼する場合は、回収物の最小量を確認します。
少量の段ボールだけだと回収してくれなかったり割高になることもあるためです。
不用品回収業者は、トラック積み放題や0.8㎡サイズのパックプランが主流です。
トラック積み放題プランの平均価格は14,600円、価格帯は10,000~14,600円です。
0.8㎡サイズのパックでは平均価格12,900円、価格帯は12,000~13,800円です。
不用品回収業者の利用は、「大量の段ボールを破棄したい」という方や、引っ越しやオフィスの移転時に発生した段ボールや古紙を一気に破棄するときに適しています。
【古紙回収業者「2,000~4,000円程度」】
古紙回収業者では、運搬費+回収手数料がかかり、平均価格は3,000円、価格帯は2,000~4,000円程度です。
ただし、少量の個別回収は扱っていないことが多いため、まとまった量の段ボールや古紙を破棄するときに古紙回収業者へ依頼すると便利です。
3.小売店の段ボール回収サービスを活用するときにかかる費用は無料
使用済み段ボールを自主回収しているスーパーや販売店の回収ボックスへ破棄する際に、料金はかかりません。
正しい捨て方でリサイクルされた段ボールはどうなる?
私たちが処分した段ボールは、どのようにリサイクルされているのでしょうか。
回収された段ボールがリサイクルされるまで
日本国内では段ボールを資源としてリサイクルしています。
その回収率はおよそ95%にものぼり、新しい段ボールの主原料は約90%がリサイクルされた使用済み段ボールです。
回収された段ボールは水でほぐし異物が取り除かれた後、水を切って乾かし、また段ボールに形づくられます。
段ボールの原料
段ボールの材料は古紙とパルプで、原料は木材です。
木材は限りある資源であるため、地球の環境保全や家庭ゴミの削減を目的として、1997年に容器包装リサイクル法が施行されました。
段ボールをはじめとする使用済みの容器包装は、再生資源として利用することが義務づけられています。
消費者は資源ごみとして破棄しなけらばならず、市町村によって収集された後、製造業者によって再商品化されます。
小売店・販売店で出た大量の使用済み段ボールは回収業者によって運び出され、一般家庭で出た使用済み段ボールは、各自治体によって収集されます。
段ボールの生産量は増え続けている
全国段ボール工業組合連合会の資料によると、段ボールの生産量は年々増加傾向にあります。
ネット通販の需要拡大などの影響を受けているとされ、ますます段ボールの再利用化も注目されています。
限りある資源を有効活用するためにも、1人ひとりのリサイクルへの意識付けが大切ですね。
段ボールの捨て方は3通り!正しい処分方法でこまめに廃棄!
今回の記事では、「段ボールの捨て方」「回収・処分の方法」について解説しました!
段ボールは、ためずにどんどん処分していきましょう。
ためていると、虫のすみかになってしまう場合があります。
実際に回収している時、段ボールの折り目にこっそりゴキブリが隠れていることもあり驚きます。
また、不用品回収業者に段ボール回収と処分の依頼するときも、自治体で処分するときのルールと同じように、段ボールはまとめて、ロープで縛って置きましょう。
段ボールを運び出す時間が短くなり、回収時に待つ時間も短くなります。
お家にたまりがちな段ボールですが、こまめに処分していきため込まないようにしたいですね。
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