シーランド公国に旅行に行きたい!入国手段は船かヘリコプター
- 2021年03月22日更新

「シーランド公国」という国の名前を聞いたことはありますか? 「自称」世界でもっとも小さい国です。
「自称」世界最小の国!シーランド公国ってどんなところ?
シーランド公国とは、イギリス沖約10キロメートルの海中にそびえたつ構造物です。2本の太い支柱の上に、巨大な鉄板を渡したような形状をしています。第二次世界大戦中にイギリス軍が備えていた4つの海上要塞の1つで、その中でもっとも北に位置しています。戦時中は150人から300人の兵士がそこで生活していました。戦後は放置されていましたが、海賊放送によるイギリス放送法違反の罪で訴えられた元イギリス陸軍少佐のパディ・ロイ・ベーツが、当局の手を逃れるため1966年にこの要塞を占拠。1967年9月2日、要塞を「シーランド」と名付けて自らもロイ・ベーツ公を名乗り、独立宣言をしてしまったのです。罪を逃れるため、無理やり治外法権の状態を作り上げたわけです。翌1968年にはイギリス船に警告射撃を行って訴えられますが、この要塞はイギリス領海外に存在していることから、裁判でイギリス司法管轄外であると認定を受けました。1978年には西ドイツの投資家アレクサンダー・アッヘンバッハによるクーデターが起きましたが、ロイ・ベーツ公自らが軍人時代の人脈を駆使して国を奪還。西ドイツはシーランド公国に外交官を派遣し、アッヘンバッハの解放交渉を行いました。ロイ・ベーツ公は2012年10月9日、91歳でこの世を去り、今は息子のマイケル・ベーツが後を継いでいます。
謎に満ちた国、シーランド公国の生活
シーランド公国は全ての国連加盟国およびバチカン市国よりも面積が小さく、「我が国こそ世界最小の国である!」と自称しています。ただし2014年現在で、シーランド公国が国であると認めている国は、世界のどこにもありません。国際法によると国家成立の要件には「領土」があり、人工物であるシーランド公国は国連条約などによると、領土とは認められません。そのため国際法上も、シーランド公国は国家とはいえないのです。現在の人口は4人ですが、政府職員は14人。主な収入源は、インターネットによる爵位や商号、グッズの販売です。日本でもタレントの西川きよし氏や流通ジャーナリストだった故・金子哲雄氏など、著名人がこの国の爵位を取得しています。入国手段は、船もしくはヘリコプター。要塞全体が第二次世界大戦時のものなので、耐久性には問題が生じつつあり、2006年には老朽化した発電機から火災が発生しました。国家存続は楽ではないらしく、2007年にはシーランド公国全体が6,500万ポンドで売りに出されていることが報道されました。男爵の爵位は2014年10月現在、44ドル98セントで手に入ります。たったこれだけの金額で貴族になれるなんて、ちょっと夢のある話です。話のタネに、検討してみてはいかがでしょうか。(出典 ウィキペディア 2014年6月現在)
こちらもどうぞ
人気記事ランキング
24時間PV集計
-
【鶏もも買っても、焼かないで!?】生のままドボ〜ン!これ考えた人天才(泣)「こうすれば良かったのね」“レンジ完結”めっちゃ旨い食べ方2025/08/16
-
【漫画】「本当にお前には失望した…もう…1人で好きに生きてくれ」自業自得のクソ男、何もかも終了【ネットに毒されすぎた兄の末路㉞】2025/08/18
-
【ハンバーグはもう一生これ!!】元店長がこっそり教える「びっくりドンキー」再現で大成功!「お店の味やん…」家族も絶賛!2025/08/18
-
ポテサラ界に激震【ポテサラに、マヨネーズ入れないで!?】「革命」あまりに美味しくて「1人で食べたw」作り方“斬新”すぎ2025/08/16
-
【漫画】「どういうことだね?」勧誘がバレて先生から呼び出し→絶縁した父が学校に来た!?【ネットに毒されすぎた兄の末路㉝】2025/08/17
-
【漫画】クソ男「子育ては親の義務なのに…」いやいや、もうお前は子どもじゃねぇから!【ネットに毒されすぎた兄の末路㉟】2025/08/16
-
【朝作った麦茶がもう消えた!】"爆速3分で作れる"裏ワザ!メーカーX投稿→「まじかよ!絶対やる」「いつもよりうまい」2025/08/17
-
【何これ!?旨すぎて爆食い!】平野レミさん「豚しゃぶはこう食べて!!」⇒"山盛り"の豚肉に家族大絶賛2025/08/15
-
【やってはいけない!ケチャップの置き方】"食品メーカー"の回答に→「ずっと反対だった...」勉強になる2025/06/03
-
【漫画】美人でシゴデキな新人の登場で立つ瀬なし!?許せない!「釘を刺しておかないと」怒り狂って…【一生勘違い女~ワタシっていい女でしょ?~⑦】2025/08/18
特集記事
-
2025年07月31日
-
2025年04月18日
-
2024年08月09日PR
-
2024年05月02日
連載記事
-
2019年08月21日
-
2019年05月28日