料理だけじゃない!不器用な主人公を応援したくなる映画「リトル・フォレスト 冬/春」徹底解説

  • 2023年06月23日更新

こんにちは、映画とドラマのことならお任せ!ライターのはるです。

新型コロナウイルスCOVID-19の影響で以前ほど外食がしづらい今、自炊が多くなりレシピに困っている方もいるのではないでしょうか。

そんな時に強い味方になってくれるのが、映画です。今回は、細かい作り方まで教えてくれる映画「リトル・フォレスト 冬/春」をピックアップ!

東北の大自然の中で、自分の人生に向き合い始めた主人公のいち子の日々を丁寧に描いている本作。そんな本作のあらすじや見どころを紹介していきます。

「リトル・フォレスト 冬/春」のあらすじ

「リトル・フォレスト 冬・春」Huluで配信中
© 「リトル・フォレスト」製作委員会

東北地方の小さな村・小森に住んでいるいち子(橋本愛)は、16歳の時に母親が失踪した過去を持つ女性。

都会で暮らしたこともありますが、合わずに地元の小森に帰ってきました。現在は大自然に囲まれた村で、毎日農作業をしながら自給自足に近い生活を送っています。

幼なじみのキッコ(松岡茉優)や後輩のユウ太(三浦貴大)と共に、雄大な自然の恵みを受けながら生活していましたが、少しずつ今の生き方に迷いが生じてきて……。

食欲をそそる料理と生き方への葛藤を描く「リトル・フォレスト 冬/春」の魅力

試してみたい、オリジナルレシピと郷土料理

前作「リトル・フォレスト 夏/秋」に続き、本作でも様々な料理が登場します。

干し柿にシミ大根、わらびの塩漬けやバッケ味噌などの保存食や山菜の天ぷらやつくしの佃煮など季節の食材を使った料理等々。

その中でも特に作ってみたいと思ったのが、クリスマスに登場する二色のケーキと納豆もちの二つです。

二色のケーキはいち子の母・福子が考案したケーキで、クリームが塗られたパウンドケーキを切ると縦に二色に分かれた色鮮やかな断面が現れます。

二色は何にしても良いので、自分なりの二色ケーキを作っても楽しいかもしれませんね。Instagramでも実際に作ってみた方がアップしていましたが、とても綺麗でした。

ちなみに福子は赤米×ほうれん草のケーキ。いち子は黒米×茹でかぼちゃのケーキを作っていました。

また、納豆もちは限られた地域で食べられている郷土料理。私の暮らしてきた地域では全く縁のない料理だったので、納豆に砂糖を加えるという発想が全くなく、とても新鮮でした。

砂糖醤油たっぷりの納豆もちを美味しそうに頬張る子ども達の幸せそうな表情に、「食べてみたい!」と思わずにはいられません。

お弁当にも一工夫

何でも手作りのいち子は、都会に出て一人暮らしを始めたアパートでも小さな家庭菜園を始めます。

そんな彼女のお弁当は、家庭菜園で作ったラディッシュの即席漬けに、味噌を塗った焼きおにぎり、そして母直伝の卵焼きを竹の皮に包んでいました。

抗菌性と通気性に優れ、時間が経っても中身が蒸れずに美味しく食べられるという竹の皮。

見た目にもお洒落で、真似してみたいポイントです。

自分の人生と向き合うことに決めた、いち子の選ぶ道とは

都会に出て「他人に殺させておいて殺し方に文句つけるようなそんな生き方はしたくないと思ったよ」と言うユウ太。

彼は小森の人達に対し「中身のある言葉話せる生き方してきたんだな」と尊敬の念を覚え、村に戻ってきました。

そんなユウ太に対し、都会での生活が合わずに逃げるようにして戻ってきたいち子は、小森で誤魔化すように生きている自分に居た堪れなさを感じていました。

小森のこれからを自分たちがもっと考えていかないといけないと考えるユウ太に対し、曖昧な答えしか返せないいち子。

そんないち子は、自分の意識を「逃げる場所が他にないから小森に住む」のではなく、「自分が良いと思うから小森に住む」に変えるために大きな決断をします。

不器用ないち子が、自分の中の様々な葛藤とケリをつける姿を応援せずにはいられません。

気になる映画で”Stay Home”を楽しみましょう

いかがでしたか?

Stay Homeが続き、普段よりも自炊の機会が増えている今。ぜひ、映画から新しいレシピのヒントを得て、日々の暮らしに役立ててくださいね。

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この記事を書いた人
映画・ドラマに情熱を注ぐエンタメ専門Webライター
はる

映画館スタッフやCATVの営業を経て、現在はWEBライターとして活動中。主に、大好きな映画やドラマの情報をマニアならではの視点でお届けしていきます♪

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