窓掃除は「曇りの日」がいいんです!プロに聞く「お手軽「10分そうじ」

  • 2023年06月23日更新

こんにちは、ヨムーノライターのなないろのしずくです。

いつかやろうと思っていた窓掃除。 ついつい先延ばしにしてしまう私ですが、汚れが気になってきたこともあり久しぶりに掃除をすることに。

私は今まで窓掃除にはガラスクリーナーが必須だと思っていました。 実は、窓掃除は水洗いが基本だということを最近知りました。

実際にお掃除の現場でも洗剤はほとんど使わないそうです。 そこで今回は、日本ハウスクリーニング協会さん監修のもと、お掃除のプロも実践している窓の掃除方法を紹介します。

監修者紹介

【日本ハウスクリーニング協会】
ハウスクリーニングを通じて地域の福祉に寄与し、認定資格講座およびハウスクリーニングの普及啓蒙活動を行なっています。
⇒NPO法人日本ハウスクリーニング協会

プロは洗剤を使わない!知っておきたい窓掃除の基本

窓掃除にかかる時間は約10分

汚れ具合や窓の大きさにもよりますが、窓掃除にかかる時間は約10分です。

用意するもの

・スポンジ(やわらかいもの)
・ハケ
・スクイージー(なくてもOK)
・ぞうきん

ハケは毛足がやわらかい塗料用がおすすめです。なければ、はたきでも良いです。
他にも水を入れるスプレーボトルがあると便利です。

必要であれば
・重曹スプレー
・マイクロファイバークロス

【掃除プロに聞きました】

一般的に窓掃除によく使われるガラスクリーナーは、あまりおすすめしません。理由は、ガラス面に油膜を作りギラつかせてしまい、かえって拭きムラが残ることもあるからです。
窓につく汚れはホコリや水垢、排ガスなどで、水で落とせる汚れがほとんど。プロのお掃除現場でも、通常の軽度な窓ガラス洗浄の場合、洗剤はほとんど使わず掃除しています。
頑固な汚れの場合は、中性洗剤を1000倍ほどに薄めたり、重曹スプレーを使ったりして掃除すると汚れが落ちやすいです。

窓ガラス掃除(1)外側のホコリをとる

窓の外側にはホコリがたくさん付いているため、ハケやはたきを使ってホコリを払います。

窓掃除は外側から始めることをおすすめします。なぜかというと室内側を拭く際に、拭き残しをチェックしやすいためです。

※窓ガラス掃除と一緒にサッシ掃除をする場合は、この次に、記事下部の「サッシ掃除(1)レール部分に掃除機をかける」工程に進むとスムーズです。

窓ガラス掃除(2)外側をスポンジで水洗い

外側の主な汚れは、排ガスや手垢です。
通常の窓掃除であれば、洗剤は使わず水だけで掃除します。

窓に水をスプレーし、やわらかいスポンジでこすります。
汚れが落ちにくい場合は、重曹スプレー(水100mlに、小さじ1の重曹を溶かしたもの)を使うと◎。

窓ガラス掃除(3)しっかり水分を取り除く

ぞうきんやスクイージーで水分を取り除きます。

【スクイージーを使う場合】

スクイージーを使う場合は、左上からかけはじめ、約15度の角度でまっすぐ横にかけます。

同様の手順で一段ずつ下へ進み、最後に右端を上から下にスクイージーをかけたらおしまいです。 跡が残る場合は、マイクロファイバークロスで拭き上げれば簡単キレイに。

【ぞうきんを使う場合】

ぞうきんを使う際は、拭き残しをなくすために、窓の上の角から横向きに「コの字」を書くように拭いていきます。 「Z型」に拭くと、拭き残しが残りやすいので注意。

窓ガラス掃除(4)内側も同様に掃除する

内側の汚れは、ホコリ、ヤニ、油、手あかなど。
外側と同じ手順で掃除します。

窓掃除と一緒にやりたい!サッシ掃除

用意するもの

・掃除機
・スポンジ(サッシの幅に合ったもの)
・水を入れたバケツ
・ぞうきん

サッシ掃除(1)レール部分に掃除機をかける

乾いた状態のレール部分に掃除機をかけます。

ガラスサッシに水を吹き付ける前(濡れる前)に行いましょう。
先程紹介した、「窓ガラス掃除(1)外側のホコリをとる」の流れでレール部分の掃除を行うといいですよ。

サッシ掃除(2)スポンジでサッシを擦り洗いする

絞ると滴るくらいの水をスポンジに含ませ、左右に動かしてサッシの溝をこすり洗いします。 スポンジに汚れが吸い取られるので、スポンジが汚れてきたらバケツで洗います。

これを繰り返します。

スポンジの柔らかい面にカッターで格子状に切り込みを入れた、マンゴーカットしたスポンジを使うのもおすすめです。
固まった汚れには、割り箸に不要な布を巻きつけてゴムで止めたものでこすり落します。

サッシ掃除(3)ぞうきんで水気を拭き取る

最後にぞうきんで水気を拭き取れば完了です。

水だけでこんなにキレイになりました♪ これなら気付いたときに手軽に掃除できますね。

曇りガラスのお手入れ方法

拭いても拭いても白く曇ってしまいがちな曇りガラス。 それは洗剤の泡が原因と考えられます。

そんなときは、全面に重曹水をスプレーするか、中性洗剤を1000倍ほどに薄めて使うのがおすすめです。 汚れ具合に応じて調節していくと良いでしょう。

それでもダメなら、よく乾拭きすると曇りがとれやすいです。

でこぼこ窓ガラスのお手入れ方法

お手入れしにくいでこぼこ窓ガラスは、スポンジに滴るくらいの水を含ませ、そこに重曹水や洗剤を吹き付けて洗います。 下に水が滴るのでタオルを敷いておくと◎。

汚れが浮いてきたらタオルではなく、片手で絞れるスポンジを使うのがおすすめです。 水を入れたバケツでスポンジを洗い、固く絞ったあとガラスの水気と洗剤を吸い取ります。

水気と泡が取れたら乾拭きすると曇りも出にくいです。

窓掃除におすすめの時期

窓掃除に適した時期は、花粉の飛散が少ない6~8月頃、11~2月頃です。 窓掃除は日差しが強いとムラができやすいので、曇りの日が良いですよ。

窓掃除は「2ヶ月に1回程度」がおすすめ

汚れ具合によっても異なりますが、2ヶ月に1回程度窓掃除をすると、きれいな状態をキープできます。
ぜひ曇りの日を狙って、掃除してみてくださいね。

気軽にできるカンタン窓掃除

汚れがそれほどひどくなければ、窓ガラスもサッシも基本的には水洗いでOK。 頻繁に掃除をしなければいけない場所ではありませんが、汚れが気になったときに定期的に掃除しておくとお手入れがラクになります。

カーテンを開けたときに、窓がきれいな状態だと気持ちがいいですよね。 いつでも手軽にできるのでぜひ試してみてくださいね。

この記事を書いた人
なないろのしずく

スリーコインズ歴6年。ネットショップは毎週欠かさずにチェック。 クリンネスト1級、整理収納アドバイザー準1級。 毎日を〝ちょっぴり楽しく〟がモットーの1児の母です。 日々の暮らしを心地よいものにしてくれるモノやアイデアを紹介していきます。

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