iDeCoで運用する際のおすすめ投資信託5選
- 2023年06月27日更新
こんにちは、くふうLive!編集部です。
確定拠出年金(以下iDeCo)は拠出時・運用時・受取時と3つのタイミングで手厚い税制優遇を受けられるお得な制度です。
しかし実際iDeCoを始めるにあたって、「数ある投資信託の中からどの商品を選べばよいかわからない」と頭を悩ます方も少なくないはず。そこで、今回の記事ではiDeCoを利用する際におすすめの投資信託5選を紹介していきます。
監修・執筆者紹介
【経済ジャーナリスト】酒井富士子[サカイフジコ]
金融メディア専門の編集プロダクション・株式会社回遊舎 代表取締役。日経ホーム出版社(現日経BP社)にて「日経ウーマン」「日経マネー」副編集長を歴任。 リクルートの「赤すぐ」副編集長を経て、2003年から現職。「お金のことを誰よりもわかりやすく発信」をモットーに、暮らしに役立つ最新情報を解説する。
iDeCoで運用する際の基本方針
具体的な商品を見ていく前に、まずはiDeCoで運用する際の基本方針について世代別に見ていきましょう。
20~30代は「株式型」がおすすめ
20~30代には株式を組み入れた「株式型」投信での運用がおすすめです。
60歳まで引き下ろせないiDeCoでは、20~30代の人の場合30~40年近い運用期間があります。
このような長期間の積立投資では損失のリスクも小さくなるため、株式型投信での積極運用が得策なのです。ハイリターンも望める「株式型」なら老後資産を大きく増やせる可能性もあります。
※株式型投信は「先進国株」「国内株」「新興国株」に分散
株式型投信で運用する際は、「先進国株」「国内株」「新興国株」のそれぞれに分散投資することでリスクを抑えることができます。
もっとも安定しているうえに一定の成長が見込める先進国株を50%、為替リスクのない国内株を30%、リスクがある一方で高いリターンも見込める新興国株を20%、の割合にするのがおすすめです。
50代以降は「バランス型」がおすすめ
50代以降でiDeCoの運用期間が10年以下になる場合は、「バランス型」投信がおすすめです。バランス型投信は、1つのファンドで複数の資産に分散投資することでリスクを分散させることができるため、短い運用期間でも安心。
元本確保型の定期預金などと組み合わせることで、さらにリスクを抑えた保守的な運用も可能です。
iDeCoで運用する際のおすすめ投資信託5選
ここからは、iDeCoで運用するのにおすすめの投資信託を5つ紹介していきます。
①セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド-セゾン投信
この1本で、世界30カ国以上の株式および10カ国以上の債権に分散投資することができるバランスファンドです。
株式と債券の割合は50%ずつとなっているため、リスクを抑えながらも安定したリターンを期待することができます。
投資対象はバンガードのインデックスファンド8本。
バンガードは世界最大級の運用会社として知られ信用度も非常に高いため安心感があります.投資ビギナーにはまさにうってつけの鉄板ファンドです。
②三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド-三井住友DSアセットマネジメント
主要投資対象は国内株式で、TOPIXに連動する投資成果を目指して運用を行うインデックスファンドです。最大の魅力はコストの低さ。
信託報酬0.17%は、国内株式を扱うインデックスファンドの中では最安水準といえ、長期運用が前提となるiDeCoにはぴったりのファンドです。
また、運用面での評価も高く、純資産残高も右上がりに成長し続けており、今後の成長にも大きな期待を持てるファンドです。
③DCニッセイ外国株式インデックス-ニッセイアセットマネジメント
主要投資対象は日本を除く先進22カ国の株式で、MSCIコクサイ・インデックスに連動する投資成果を目指して運用を行うインデックスファンドです。
コストがかかりがちな外国株式インデックスファンドの中で、信託報酬0.20%は最安水準。購入時手数料も無料なため、とにかくコストを抑えることができます。
運用面も安定しており、誰にでもおすすめできる優良ファンドです。
④三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)-三菱UFJ国際投信
NOMURA-BPI総合指数に採用されている日本の公社債を主要投資対象とし、日本の債券市場の値動きに連動する投資成果を目指して運用するインデックスファンド。
とにかくコスト面に優れたファンドで、信託報酬は驚異の0.13%。
リスクを抑えた保守的な運用をしたい人におすすめの1本です。
iDeCoでは、こうした国内債券型インデックスファンドを選ぶことで、税制控除を受けながら安全第一の「守りの運用」を行うのも一つの手でしょう。
⑤楽天・全世界株式インデックス・ファンド「愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)」-楽天投信投資顧問
主要投資対象は海外ETFである「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(略称:VT)」。
投資対象であるVTは世界的な人気を誇るETFで、先進国から新興国まで世界47カ国・約8000本の銘柄に投資することができるため、このファンド1本で国際分散投資を実現できます。また、信託報酬は0.22%とコスト面においても優秀。
個人投資家をはじめとする識者からの評価も上々で、投資ビギナーにもおすすめできる超人気ファンドです。
まとめ
今回は5本のおすすめファンドを紹介しました。iDeCoで投資信託選びに迷った際には、ぜひこの記事で紹介した5本を選んでみてください。
※2019年11月1日現在の情報です。
経済ジャーナリスト/
金融メディア専門の編集プロダクション・株式会社回遊舎 代表取締役。
日経ホーム出版社(現日経BP社)にて「日経ウーマン」「日経マネー」副編集長を歴任。
リクルートの「赤すぐ」副編集長を経て、2003年から現職。
「お金のことを誰よりもわかりやすく発信」をモットーに、暮らしに役立つ最新情報を解説する。
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