“加湿器病”にならないために、冬の汚れを落とすなら「今」!

  • 2023年06月27日更新

こんにちは、家事代行ことのはです。

みなさんは、ニュースなどでも話題になる「加湿器病」ってご存知ですか?

加湿器から放出される細菌やカビなどの微生物を長期にわたって吸い込んだ場合に、アレルギー性の肺疾患を引き起こすと言われています。

「健康のために設置しているもので、逆に病気になってしまうなんて考えてもみなかった!」と驚いた人が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、加湿器の掃除の仕方を説明したいと思います。

加湿器の掃除(1)/ホコリが貼り付く空気を吸い込む部分

こちらは、我が家の加湿器(※加湿機能付き空気清浄機)。

加湿器の掃除1

取扱説明書や本体に貼られている説明を読んで、分解できる場所を確認してください。

我が家の加湿器、定期的に掃除はしているほうだと思うのですが、それでも汚れていました。

まずは背部から。こちらは空気を吸い込む部分になるので、一緒にホコリもたくさん吸っています。

加湿器の掃除3

ズームアップするとびっくりします。

加湿器の掃除4

ホコリがいっぱいです。貼り付いています。

加湿器の掃除5

このホコリは、掃除機で吸い込んでもOK。

湿気とホコリが混ざると取れにくいものの、水洗いすると簡単に取れます。

加湿器の掃除6

水洗いが一番「ささっ」と落ちて、さっぱりとした感じになります。

加湿器の掃除(2)/雑菌水やカルキの汚れがたまる内部

カバーを干している間に、内部の掃除をします。

加湿器の掃除7

「うわーーー、見たくなかった!!!!」

汚画像、失礼します。

透明な水を入れているのに、どうして色が付いているのでしょう。

ここには雑菌がいっぱいなはずです。

内部は、簡単に取り外せます。

パーツが分かれるので、外していきます。

加湿器の掃除8

最初は、中性洗剤(通常の食器洗い洗剤で大丈夫です)で洗います。

これで、ある程度の汚れは落ちるはずです。

ここで残るのは、カルキの汚れなどです。この汚れを落とすためには、酸性の洗剤を使用します。

手元にクエン酸があればクエン酸を。お酢やお酢系洗剤も酸性です。

加湿器の掃除9

カルシウムが付いた場所に洗剤をつけて、しばらく置くと少し柔らかくなります。

そこでブラシなどでこすると、多少落ちます。

加湿器の掃除(3)/カルシウムが付着したフィルター

こういう部分にも、カルシウムが付着しています。

加湿器の掃除10

緑色のフィルターは、数年に1度買い替えています。

昨年購入したので、今年はまだ買い替えません。

しかし、このカルシウムを放置はできないので削り落とします。

加湿器の掃除11

酸性の洗剤やクエン酸でふやけた所を、目の細かいサンドペーパーを使い、優しい力で擦ります。

すると、驚くほど簡単に落ちます(※ここは手加減しながら、自己責任でお願いします)。

加湿器の掃除12

弱い力で、このぐらいまで落ちます。

加湿器の掃除13

こういった細かい場所にもホコリがあるので、掃除機もしくは水洗いで落とします。

これだけの掃除をしておけば、加湿器の中で雑菌が繁殖する心配はかなり軽減されます。

加湿器には、浄水器の水を使わないこと

なお、たまに加湿器に浄水器の水を入れるということを耳にします。

しかし、加湿器の水は、しばらく内部で留まっているため、塩素の入った(腐りにくい)水を使うほうがいいでしょう。

春になり乾燥から解放されつつありますが、我が家のように空気清浄機と一緒になっているタイプを使用している場合は、1年通して使用すると思います。

気持ちのよい春を迎えるためにも、この時期に掃除をしておきましょう。

この記事を書いた人
ライター
家事代行ことのは

小学生男児2人の母です。週の半分は介護職を残りの半分は家事代行業を営んでいます。写真映えではなく、生活のしやすさ掃除のしやすさを重要視した生活の知恵を発信しています!

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