木造ビルが主流に!?
- 2023年06月27日更新
木造ビルという言葉を聞いたことがあるでしょうか。ビルといえば、当然鉄筋コンクリート造りというイメージしか沸きませんが、最近では木造によるビルが欧米などでどんどん増えています。そして、日本にも木造ビルが進出。木造ビルとはどんなものなのでしょうか。
キーワードはCLT
木造で大型の建造物、ビルの建築のキーワードはCLT。
CLTというのは、Cross Laminated Timberの略で、日本語では「直交集合材」。木目を縦横と直交に組み合わせて接着剤で圧着したものです。
従来より木の持っていた縦横の収縮を、木目を直交に組み合わせることで互いに補完しあい、寸法の安定性を実現しました。その強度は、コンクリートにも匹敵します。
複数の板を組み合わせることで、材の厚さも出せるため、梁や柱としても使用可能、組み合わせ次第で壁や床などの広い面にも活用できます。
このCLTにより、鉄筋コンクリートでしかできなかった大型のビルの建築が木材で可能になりました。
CLTの利点と問題点
CLTは従来のコンクリート材と違い、カットも自由自在で使いがってがいいのが特長です。コンクリートのように固めて乾燥する時間がいらないので、工期の大幅な短縮につながり、コストの削減にもつながります。構造体の完成まで、鉄筋コンクリートより1カ月は短縮できると言われています。
また、もともと木の持つ断熱性はコンクリートの十数倍とも言われており、木造ビルはビル全体に高い断熱性をもたらします。そのため、ビルの運営コストの軽減にもつながり、エコにもつながってきます。
また、木の持つぬくもりは、そこを使用する人たちにほっとした空間づくりを演出します。
また、国土の約7割が森林と言われている日本において、鉄筋コンクリート造の建物の増加や輸入材の台頭などですたれてきている林業の復活にもつながると希望を持たれています。本来、木造建築の盛んであった日本において育てられてきた日本の森林は、宝の持ち腐れとなっていましたが、その宝を大いに活用できるのがCLTとなります。
問題となるのは、耐震性と耐火性です。地震国日本においては建築物に高い耐震性が求められますが、すでに5階建ての建物は阪神大震災クラスでの耐震性が実験によって証明されており、ほぼクリアされつつあります。
一番の問題は耐火性です。もともと木はコンクリートに比べて燃えやすく、現在の建築基準法では、4階以上が1時間耐火、5階以上が2時間耐火という基準があるため、木造での5階以上の建築は難しくなっているのが課題です。これに対して、木造のみではなくモルタルや石こうボードなどの他材と組み合わせることによって耐火性を上げていくことや、ビル全体の4階のみを木造、残りをRC(鉄筋コンクリート)で作ることによって建築基準法をクリアするなどの対応がされてきています。

日本でも活用され始めてきた木造ビル
欧米では二十数年前から木造ビルの建築は研究されはじめてきて、すでに一般的に作られていて、3階から5階建ての中層のビルや、中には10階建ての高層ビルやマンションなども建設されています。
日本でも、2013年に銀座に建てられた5階建ての狭小ビルが木造で建築されました。2×4(ツーバイフォー)方式で建てられたこのビルは、足場を作ることなく建てることが可能なため、都心のビルがひしめきあっている狭小の土地には最適の工法ともいえるでしょう。また、2×4工法のためRCの梁や柱などの出っ張りがなく、空間を最大限に活用できるというメリットもあります。
隈健吾氏設計の新国立競技場も、CLTを使った木の建築を一部に採用しています。森林王国日本において、これからさらに研究開発が進んでいく木造ビルの今後に、ぜひ注目してください。
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