残暑見舞いの例文集|相手別にそのまま使える文面とマナー

  • 2026年08月04日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

送る時期が迫っているのに、いざ書こうとすると文面が思い浮かばない。目上の人や取引先に、うっかり失礼な表現をしていないか不安になる。残暑見舞いは、そんなふうに手が止まりやすいものです。

結論からお伝えすると、残暑見舞いを送る時期は立秋(8月7日ごろ)から8月末までが目安となります。

この記事では、上司・取引先・友人・親戚など相手別に、名前と近況を差し替えるだけでそのまま使える完成例文をご用意しました。あわせて、正しい送る時期や基本の書き方、暑中見舞いとの違い、失礼にならないためのマナーも分かりやすくまとめています。

読み終える頃には、数分で一通仕上げられるようになっているはずですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

残暑見舞いとは?暑中見舞いとの違い

まず「そもそも残暑見舞いって何を書くもの?」という前提を軽く整理します。暑中見舞いとの違いは意外とシンプルで、迷いやすいポイントを先に押さえておくと後の例文選びがスムーズです。

残暑見舞いの意味と役割

残暑見舞いは、立秋を過ぎてもなお暑さが続く時期に、相手の健康を気遣って送る季節の挨拶状です。「暦の上では秋になったのに、まだまだ暑いですね」という共通の実感を入り口に、日頃の感謝やご無沙汰のお詫び、近況報告を伝えます。 年賀状ほど格式ばらず、それでいて相手を思う気持ちが自然に伝わるのが魅力です。ビジネスでは取引先との関係維持に、プライベートでは疎遠になりがちな友人や親戚との縁をつなぐきっかけとして役立ちます。

暑中見舞いとの違いは「送る時期」

暑中見舞いと残暑見舞いは、書く内容も目的もほぼ同じです。決定的に違うのは送る時期だけ、と覚えてしまって差し支えありません。 暑中見舞いは梅雨明け頃から立秋の前日まで、残暑見舞いは立秋(8月7日頃)以降に送ります。つまり同じ夏の挨拶でも、立秋を境に呼び方が切り替わるということです。「今から出すのはどっち?」と迷ったら、8月7日を過ぎているかどうかで判断すれば間違いありません。

残暑見舞いを送る時期はいつからいつまで?

「出しそびれてしまったけれど、今からでも間に合う?」という不安は多くの人が抱きます。ここでは送り始めと締め切りの目安、そして時期を過ぎてしまったときの対処法まで説明します。

立秋(8月7日頃)から8月末までが基本

残暑見舞いを出し始めるのは立秋からです。立秋は年によって多少前後しますが、おおむね8月7日頃にあたります。この日を過ぎたら暑中見舞いではなく残暑見舞いとして送りましょう。 送る目安の締めくくりは8月末までが一般的です。9月に入ると暦の上でも秋が深まり、「残暑」という言葉自体がそぐわなくなってくるためです。迷ったら「8月中に相手の手元に届くように」と考えると安心です。

遅くとも処暑(9月上旬)まで

8月末を少し過ぎてしまっても、まだ暑さが厳しい年もあります。その場合は処暑(9月7日頃)の頃までを一つの目安にすると良いでしょう。 ただし9月に入ってからの残暑見舞いは、あくまで「例年より暑さが長引いている」ことが前提です。すっかり涼しくなっているのに残暑見舞いを送ると、かえって季節感がずれた印象を与えてしまいます。その年の気候に合わせて判断してください。

時期を過ぎてしまったときの対処法

すでに9月半ばを過ぎてしまった、という場合でも慌てる必要はありません。無理に残暑見舞いとして送るより、季節に合った別の形に切り替えるほうが自然です。 暑さがほぼ収まっているなら、時候の挨拶を入れた通常の手紙やはがきにする 相手への感謝やご無沙汰のお詫びを主にして、季節の呼び名にはこだわらない 親しい間柄なら、メールやLINEで一言近況を伝えるだけでも気持ちは十分伝わる 大切なのは「相手を気遣う気持ちを伝えること」です。呼び名にとらわれすぎず、その時の季節に合った挨拶を選べば失礼にはあたりません。

残暑見舞いの基本構成|6ステップの型

何をどの順で書けばいいか分かれば、文面づくりはぐっと楽になります。残暑見舞いは決まった型に沿って埋めていくだけで形になります。ここで型を覚えておくと、後半の例文もアレンジしやすくなります。

①お見舞いの挨拶 ②相手の安否を気遣う ③自分の近況

書き出しは「残暑お見舞い申し上げます」などのお見舞いの挨拶から始めます。これは冒頭に大きめに書くのが慣例で、頭語(拝啓など)や時候の挨拶は不要です。 続いて相手の安否を気遣う一文(「厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか」など)を入れ、そのあとに自分の近況を簡潔に添えます。近況は「おかげさまで家族一同元気に過ごしております」程度で十分です。

④今後のお付き合いのお願い ⑤相手の健康祈念 ⑥日付

後半は、今後のお付き合いのお願い(「今後とも変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます」など)を入れ、相手の健康を祈る言葉(「まだ暑さは続きますので、どうぞご自愛ください」など)で締めます。 最後に日付を書きます。残暑見舞いでは具体的な月日ではなく「令和○年 晩夏」や「令和○年八月」とするのが一般的です。この6つの要素を順に並べるだけで、体裁の整った一通になります。

穴埋めで書ける文面テンプレート

上の6ステップをつなげると、次のような穴埋めテンプレートになります。( )の部分を差し替えるだけで完成します。 残暑お見舞い申し上げます。 立秋を過ぎてもなお厳しい暑さが続いておりますが、(相手の呼び方)にはお変わりなくお過ごしでしょうか。 おかげさまで、こちらは(自分の近況)。 これからも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。 まだ暑い日が続きますので、どうぞお体を大切にお過ごしください。 令和○年 晩夏 「難しそう」と感じても、実際に手を動かすのは( )の3〜4か所だけです。まずはこの型を土台に、次章の相手別例文から自分に近いものを選んでみてください。

【相手別】そのまま使える残暑見舞いの例文

ここからが本題です。上司・取引先、友人、親戚・恩師、そして返礼の4パターンに分けて、そのままコピーして使える完成例文を紹介します。名前と近況の部分だけ差し替えれば、そのまま送れます。

上司・取引先へのビジネス向け例文

ビジネスシーンでは、丁寧さと簡潔さの両立が大切です。長々と書くより、要点を押さえた文面のほうが好印象を与えます。まずは社外の取引先向けの例文です。 残暑お見舞い申し上げます。 立秋とは名ばかりの厳しい暑さが続いておりますが、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 まだ当分は暑さが続くとのことですので、皆様どうぞご自愛くださいませ。 今後とも変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。 令和○年 晩夏 社内の上司へは、もう少し人柄が伝わる文面にすると温かみが出ます。 残暑お見舞い申し上げます。 連日の猛暑が続いておりますが、○○部長にはお変わりなくお過ごしでしょうか。 日頃はご指導いただき、心より感謝申し上げます。おかげさまで、私も新しい業務に少しずつ慣れてまいりました。 厳しい暑さが続きますので、くれぐれもご自愛ください。 令和○年 晩夏

友人・知人へのカジュアルな例文

親しい友人には、堅い言い回しよりも普段の会話に近いトーンが合います。かしこまりすぎず、近況をひとこと添えるだけで気持ちがよく伝わります。 残暑お見舞い申し上げます。 まだまだ暑い日が続いているけど、元気にしてる? こっちは相変わらず、休みの日は子どもと近くのプールに通ってバテ気味です(笑)。 落ち着いたらまたゆっくり会って、近況を聞かせてね。 暑さはもう少し続きそうだから、体調に気をつけて。 令和○年 晩夏 「〜です・ます」を使わない、より砕けた文面にしても構いません。相手との普段の距離感に合わせて調整してください。

親戚・恩師への丁寧な例文

親戚や恩師など、目上でありながら親しみもある相手には、丁寧さの中に近況をしっかり盛り込むと喜ばれます。ご無沙汰している場合は、そのお詫びを一言添えると印象が良くなります。 残暑お見舞い申し上げます。 厳しい暑さが続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。 すっかりご無沙汰しており、申し訳ございません。おかげさまで、我が家は家族一同元気に過ごしております。 子どもたちも夏休みを満喫しており、涼しくなりましたらぜひ顔を出させてください。 まだ暑さは続きますので、どうぞお体を大切にお過ごしください。 令和○年 晩夏 恩師へ送る場合は、「先生のご健康を心よりお祈り申し上げます」といった一文で締めると、感謝の気持ちがより伝わります。

暑中見舞いへの返礼・お礼の例文

相手から暑中見舞いや残暑見舞いが届いたら、できるだけ早めに返事を出すのがマナーです。返礼では「いただいたことへのお礼」を最初に添えるのが自然です。 残暑お見舞い申し上げます。 ご丁寧な暑中見舞いをいただき、ありがとうございました。 猛暑が続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしのご様子、何よりと存じます。 おかげさまで、こちらも変わらず元気に過ごしております。 今しばらく暑さが続きますので、くれぐれもご自愛くださいませ。 令和○年 晩夏 返事が遅くなってしまったときは、「お返事が遅くなり失礼いたしました」と一言添えれば十分です。遅れたこと自体を過度に気にする必要はありません。

おしゃれ・カジュアルな書き出しと結びの言い回し

型どおりの文面に、少しだけ季節感のある言葉を足すと、ぐっと印象が良くなります。ここでは書き出しと結びに使える言い回しのバリエーションを紹介します。組み合わせるだけで、自分らしい一通になります。

季節感のある書き出しのバリエーション

「残暑お見舞い申し上げます」に続けて、その年の暑さや情景を一言添えると自然です。 立秋を過ぎましたが、厳しい暑さが続いておりますね 朝晩は少しずつ秋の気配を感じるようになりました 蝉の声もいつしか鈴虫に変わりつつある頃となりました 夏の疲れが出やすい時季ですが、いかがお過ごしでしょうか 相手との関係が親しいほど、堅い言い回しより「毎日暑いですね」といった素直な表現のほうがしっくりきます。

相手をねぎらう結びの挨拶のバリエーション

結びは相手の健康や幸せを願う言葉で締めるのが基本です。相手や場面に合わせて選んでみてください。 まだ暑い日が続きますので、どうぞご自愛ください 夏バテなどなさいませんよう、お体を大切にお過ごしください 皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます(丁寧・ビジネス向け) 涼しくなったら、またゆっくり会おうね(親しい友人向け) 「ご自愛ください」はすでに体を気遣う意味を含むため、「お体ご自愛ください」と重ねると意味が重複します。どちらか一方にするのが正しい使い方です。

LINE・メールで送るカジュアルな残暑見舞い

最近は、はがきではなくLINEやメールで残暑見舞いを送る人も増えています。手軽な反面、送る相手を選ぶ手段でもあります。ここでは注意点と、そのまま使える短文例を紹介します。

はがき以外で送るときの注意点

LINEやメールは親しい相手には便利ですが、目上の人や取引先には向かないことがあります。相手がカジュアルなやり取りを好むかどうかを見極めてから使いましょう。 取引先やあらたまった相手には、原則としてはがきを選ぶ 普段からメールやLINEでやり取りしている相手なら、同じ手段で問題ない 長文にせず、画面で読みやすい短めの文章にまとめる 「メールで送るのは失礼かな」と迷ったら、普段その相手とどんな手段で連絡しているかを基準にすると判断を誤りません。

LINE・メールでそのまま使える短文例

スマホの画面で読むことを想定し、短く区切った文面が読みやすくおすすめです。まずは友人向けのLINE例です。 残暑お見舞い申し上げます。 毎日暑いけど元気にしてる? うちは夏バテ気味だけど何とかやってます。 涼しくなったらまたごはん行こうね。 体に気をつけて過ごしてね。 会社の同僚や、ややあらたまった相手へのメールなら次のような文面が使えます。 件名:残暑お見舞い申し上げます ○○様 残暑お見舞い申し上げます。厳しい暑さが続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。 こちらは変わらず元気にしております。 まだ暑さが続きますので、どうぞご自愛ください。

残暑見舞いで失礼にならないためのマナー

「知らないうちに失礼な書き方をしていないか」という不安は、いくつかのポイントを押さえれば解消できます。ここでは特に間違えやすいマナーを整理します。

「残暑お見舞い申し上げます」は行頭を大きく

残暑見舞いは、冒頭の「残暑お見舞い申し上げます」を他の文章より大きめに書くのが慣例です。これがタイトルのような役割を果たします。 また、通常の手紙で使う「拝啓」「敬具」などの頭語・結語や、時候の挨拶は不要です。いきなりお見舞いの言葉から始めて問題ありません。かしこまって頭語を付けると、かえって形式がちぐはぐになるので注意しましょう。

句読点・日付(令和○年八月/晩夏)の書き方

正式な挨拶状では、本来は句読点を使わないという考え方があります。ただ、読みやすさを優先して句読点を入れても、現在では失礼にはあたりません。相手や場面に合わせて選べば大丈夫です。 日付は「令和七年八月」や「令和○年 晩夏」のように、具体的な日にちまで書かないのが一般的です。「晩夏」「立秋」といった言葉で、季節を表すのが上品とされています。

喪中・相手が体調を崩しているときの気遣い

残暑見舞いは年賀状と違い、喪中の相手にも送って構いません。お見舞いや近況を伝える性質のものだからです。ただし、お祝いを連想させる華やかすぎるデザインは避け、落ち着いた文面にする配慮があると安心です。 相手が体調を崩している、あるいは闘病中と分かっている場合は、「早いご回復を心よりお祈りしております」といった一文を添えます。逆に「お変わりありませんか」のような表現は状況に合わないため、相手の状態に応じて言葉を選ぶことが大切です。

よくある質問

この記事に関してよく寄せられる質問をまとめました。

残暑見舞いはいつまでに送ればいいですか?

立秋(8月7日頃)から8月末までに届くように送るのが基本です。暑さが長引く年は処暑(9月7日頃)までを目安にしても構いませんが、涼しくなっているのに送ると季節感がずれるため、その年の気候に合わせて判断しましょう。

暑中見舞いと残暑見舞いはどう使い分けますか?

内容や目的はほぼ同じで、違いは送る時期だけです。立秋の前日(8月6日頃)までなら暑中見舞い、立秋以降なら残暑見舞いとして送ります。8月7日を過ぎているかどうかで判断すれば間違いありません。

残暑見舞いにお祝いの言葉や「拝啓」は必要ですか?

不要です。残暑見舞いは「残暑お見舞い申し上げます」というお見舞いの言葉から始めるのが慣例で、拝啓などの頭語や時候の挨拶は付けません。お祝いの挨拶状ではないため、祝いの言葉も入れなくて構いません。

返事が遅くなってしまったときはどうすればいいですか?

「お返事が遅くなり失礼いたしました」と一言添えれば十分です。時期が9月半ばを大きく過ぎている場合は、残暑見舞いにこだわらず、感謝や近況を伝える通常の挨拶やメール・LINEに切り替えるほうが自然です。

LINEやメールで送っても失礼になりませんか?

普段からLINEやメールでやり取りしている相手なら問題ありません。ただし取引先やあらたまった目上の相手には、原則としてはがきを選ぶのが無難です。迷ったときは、その相手と普段使っている連絡手段を基準に判断しましょう。

まとめ|相手に合った例文で数分で完成させよう

残暑見舞いは、送る時期と基本の型さえ押さえれば、決して難しいものではありません。相手に合った例文を選び、名前と近況を差し替えるだけで、数分で失礼のない一通が仕上がります。 送る時期は立秋(8月7日頃)〜8月末が基本、遅くとも処暑(9月上旬)まで 暑中見舞いとの違いは「送る時期」だけ お見舞いの挨拶→安否→近況→お願い→健康祈念→日付の6ステップで書ける 上司・取引先/友人/親戚・恩師/返礼と、相手別に例文を使い分ける 頭語やお祝いの言葉は不要、日付は「令和○年 晩夏」とするのが上品 まずはこの記事の相手別例文から、今すぐ送りたい相手に近いものを選んでみてください。あとは( )の部分を自分の言葉に置き換えるだけです。ひとこと近況を添えれば、あなたらしい温かい残暑見舞いになります。この夏は、気になっていたあの人に、まず一通送ってみませんか。

孫は正解?不正解?【ことわざクイズ】「まごにも衣裳」の「まご」を漢字で書けますか?

偉人の無茶ぶりで誕生!?"肉じゃが”を最初に作ったのは?【不正解者続出!】「給食のおばさんとか?」→全然違った…

【おもしろい漢字雑学クイズ】「肉」の音読み・訓読みは?昔の呼び方と意外な豆知識

【おもしろ雑学クイズ】初代江戸城の城主は誰?徳川家康ではなく最初に築城した人物とは

合衆国はアメリカだけじゃない?世界に2つの意外な国名と「日本」の由来雑学

【面白い雑学クイズ】「登竜門」の意味・語源は?5月5日の「子供の日」との意外な関係も解説

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

こちらもどうぞ

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ