【大人の雑学クイズ】「しずらい」と「しづらい」…正しいのはどっち?【社会人なのに間違えていたら恥ずかしい…】

  • 2026年03月27日公開

「セピア色」の「セピア」とは、何のこと?【意外と不正解者続出!】「茶色でしょ?」「焦げてるとか?」→「全然違った…」

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

「話しずらい雰囲気だな」「なんか言いしづらくて…」——日常会話でもメールでも、なんとなく使っているこの言葉。でも、よく考えてみると「しずらい」と「しづらい」、どちらが正しいかって、ちゃんと知っていますか?

意外と自信を持って答えられない人が多いんです。さっそくクイズ形式でチェックしてみましょう!

クイズ:本来、正しい表記はどっち?

Q. 「やりにくい・やりにくい感じがする」という意味を表すとき、正しいのは次のうちどちら?

①しずらい ②しづらい

さあ、どちらだと思いますか?

正解は…

正解は……②しづらい です!

「しずらい」は誤った表記で、正しくは「しづらい」。知っているようで間違って覚えていた、という人が続出するポイントなんです。

なぜ「しづらい」が正しいの?

し辛い
読み方:しづらい
物事を行うのが困難である、または抵抗がある、などの意味の表現。「し」はサ変動詞の「する」の連用形。
出典:実用日本語表現辞典

「しづらい」は、動詞「する」に「〜づらい」が付いた形です。「〜づらい」はもともと「辛(つら)い」から来ており、「(何かを)するのが辛い・やりにくい」という意味を表します。

「辛い(つらい)」→「〜づらい」という流れなので、「づ」を使うのが正解。「ず」ではなく「づ」なのは、語源が「辛(つら)」にあるからです。

国のルールでも「づ」と決まっている

「づ」と「ず」の使い分けは、実は国が定めたルールがあります。文化庁が1986年に内閣告示した「現代仮名遣い」では、「づ」を使うのは主に次の2つの場合とされています。

ひとつは「ちぢむ」「つづく」のように、同じ音が連続して濁音になるケース。もうひとつが「〜づらい」のように、二語が合わさってできた語で、もとの語が「つ」で始まる場合です。「しづらい」は「する+つらい」からできているので、この2つめのルールにあてはまり、「づ」が正解になります。

つまり「しずらい」は語源を無視した誤表記であり、国の基準からも外れた書き方ということになります。

紛らわしいけれど「ず」が正解の言葉もある

「づ」と「ず」の話が出たついでに、実は逆に「ず」が正解のものも確認しておきましょう。

「少しずつ」「一人ずつ」の「ずつ」がその代表です。「づつ」と書いている人も多いですが、現代仮名遣いでは「ずつ」が本則。助詞的な用法のため「づ」にはあたらないと整理されています。

同じように「つまずく」「うなずく」「ひざまずく」「きずな(絆)」なども「ず」が正解です。語源をたどれば「つ」に関係しそうに見えますが、現代語の感覚ではもはや二語に分解しにくいとして、「ず」が本則とされています。

まとめると、「〜づらい」のように「する+つらい」など二語に分解できるものは「づ」、「ずつ」「つまずく」のように現代語ではひとかたまりとして感じられるものは「ず」——これが現代仮名遣いの考え方です。

参照:文化庁「現代仮名遣い 本文 第2(表記の慣習による特例)」

「〜づらい」と「〜にくい」、どう違う?

「しづらい」と似た言葉に「しにくい」があります。『明鏡国語辞典(第3版)』によると、「〜づらい」は主観的なやりにくさ・辛さを表す傾向があり、「〜にくい」は客観的な理由によるやりにくさも含めて広く使われます。

「言いづらい(なんとなく気が引けて言い出せない)」と「言いにくい(状況的に言える場面ではない)」——同じようで、ちょっとニュアンスが違うんです。

実は「わかりづらい」「見えづらい」も広まっている

ところで、「〜づらい」については国語辞典に「非意図的な動作には使いにくい」という記述もあります。「壊れる」「太る」のように、自分の意思とは関係なく起きる動作の場合、本来は「〜にくい」が適切とされてきました。

ただ、NHK放送文化研究所が2025年に実施した「日本語のゆれに関する調査」では、「わかりづらい文章」「見えづらい黒板」について、どちらもおかしくないと答えた人が多くいました。知覚に関わる動詞「わかる」「見える」については、現実の使われ方として「〜づらい」もかなり受け入れられているようです。

さらに同調査では、20代から50代の若い層ほど「〜づらい」「〜にくい」のどちらでも差し支えないという意識が強く、今後さらに広まっていく可能性があると指摘されています。

参照:NHK放送文化研究所「日本語のゆれに関する調査」2025年

「ずらい」と書いていい場合はある?

厳密には「ずらい」という表記は誤りとされています。ただし、現代では「しずらい」と書いても意味は通じるため、日常会話ではさほど問題にならないことも。とはいえ、ビジネスメールや公式の文章では「しづらい」と正しく書けると、グッと信頼感が増します。

まとめ

「しずらい」と「しづらい」、正しいのは「しづらい」でした。語源は「辛い(つらい)」——これさえ覚えておけば、もう迷いません。「〜づらい」が出てきたら必ず「づ」、と頭に入れておきましょう。

ちょっとした雑談のときにクイズとして出してみるのも楽しいかもしれません!

りんごのイラスト/タワシ

九州で一番面積が大きい県は?【意外と不正解者続出!】「福岡でしょ?」「熊本じゃないの?」→「全然違った…」

「日本の国鳥は?」【間違えたら恥ずかしい】「鶴…だよね?」→「知ったかぶりしてた…」「覚えておきます!」

合衆国はアメリカだけじゃない?世界に2つの意外な国名と「日本」の由来雑学

【面白い雑学クイズ】「登竜門」の意味・語源は?5月5日の「子供の日」との意外な関係も解説

【40度の高熱で欠勤すると、上司が「仮病ならクビ!」まさかの“自宅訪問”】実話をもとにした、恋愛漫画やスカッとストーリー特集

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

こちらもどうぞ

人気記事ランキング 24時間PV集計
雑学クイズ

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ