【医師監修】花粉症対策で注目"ブロッコリースプラウト"とは?「納豆に混ぜるだけ!」
- 2026年02月28日公開
こんにちは!ヨムーノ編集部です!
花粉が気になる時期は、薬での対策ももちろん大切。
でも同時に、「毎日のごはんで、もう少しラクにならないかな」と思うことはありませんか?
花粉症対策の食べ物はいろいろありますが、今注目されているのがブロッコリースプラウト。
今回は、石原内科クリニック院長・イシハラクリニック副院長の石原新菜医師に、ブロッコリースプラウトの特徴や、期待できる働き、取り入れ方のコツまで話を聞きました。
「花粉症対策にブロッコリースプラウト」教えてくれたのは

帝京⼤学医学部卒業。
クリニックで漢方薬処方を中心とする診療を行うかたわら、テレビ・ラジオへの出演や執筆、講演活動なども積極的に行っている。
花粉症対策の「ブロッコリースプラウト」とは?

編集部:
「ブロッコリースプラウトって、名前は聞くけど…結局どんな食材なんでしょう?」
石原医師:
「簡単にいうと“ブロッコリーの赤ちゃん”ですね。ブロッコリーの発芽、つまり芽の状態です」

編集部:
「スプラウトって、発芽野菜のことでしたよね」
石原医師:
「そうです。発芽したばかりの野菜は、新陳代謝もエネルギーも活発な状態です。これから育つための栄養素が詰まっている、といわれています」
注目される理由は「スルフォラファン」が多いから

編集部:
「ブロッコリースプラウトが注目される一番の理由って何ですか?」
石原医師:
「最大の特長は、スルフォラファンという成分が豊富なことです。通常のブロッコリーと比べると、スプラウトには約35倍のスルフォラファンが含まれているんです」
編集部:
「35倍…!それはインパクトありますね」
「スルフォラファン」ってどんな成分?
編集部:
「スルフォラファンって、具体的には何なんでしょう?」
石原医師:
「ブロッコリーやカリフラワーなど、アブラナ科の野菜に含まれるファイトケミカル(植物由来の化学物質)の一種です。いろいろな健康面で注目されていて、その中に“花粉症対策”もあります」
食べ物で花粉症対策?カギは「IgE抗体」
編集部:
「食べ物で花粉症対策って、どういう仕組みなんですか?」
石原医師:
「花粉症は、体が花粉を“敵”だと勘違いして起こります。その結果、IgE抗体という物質を必要以上に作ってしまうんですね。そこに花粉が入ってくると反応が起きて、くしゃみや鼻水といった症状につながります」
編集部:
「つまり、体が過剰に反応しちゃう状態なんですね」
石原医師:
「そうです。スルフォラファンには、体の中の過剰な反応を抑える力があるとされていて、IgE抗体が増えすぎないように働くことが示されています」
「原因を半分以下に抑えられる」データも
※「スルフォラファンによるスギ花粉症の制御に関するトランスレーショナル
リサーチ」(2013)
編集部:
「スルフォラファンって、花粉症に対してどれくらい期待できるんでしょう?」
石原医師:
「スルフォラファンの摂取で、花粉症の原因を半分以下に抑えられるというデータもあります」
編集部:
「半分以下…!それは気になります」
石原医師:
「研究では、ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンが、花粉症の原因に関係するIgE抗体の増え方に影響することが、マウスを用いた実験で確認されています」
※第22回日本機能性⾷品医用学会総会発表データより
編集部:
「IgE抗体が増えすぎないように整える、という方向なんですね」
石原医師:
「はい。IgE抗体が適切に保たれると、花粉への過剰反応が減って、結果として症状が出にくくなる傾向がある、という整理になります」
花粉症だけじゃない。スルフォラファンに期待されること
編集部:
「花粉の時期以外でも、取り入れるメリットはありますか?」
石原医師:
「花粉症対策だけでなく、スルフォラファンに期待できることは多いといわれています。例えば、次のようなものですね」
- 肝臓の働きの改善サポート
- 糖尿病の予防効果
- 肥満の予防効果
- 便秘の改善効果
- がん細胞抑制効果
- お肌の老化予防効果
- 薄毛・抜け毛の予防効果
- 花粉症対策効果
編集部:
「幅が広い…!これは日常的に食べたくなります」
続けやすい!花粉症対策"ブロッコリースプラウト"の食べ方
編集部:
「では、ブロッコリースプラウトはどう食べるのが一番続けやすいですか?」
朝はこれでOK:「納豆に混ぜる」

石原医師:
「朝なら、納豆に混ぜるのが簡単ですよ。細かく刻んで納豆に入れて、よく混ぜてからご飯にのせるだけです」
編編集部:
「それならすぐできますね」
石原医師:
「おみそ汁があるなら、おみそ汁に刻んで入れるのもいいですね」
夜は“ちょい足し”でいろいろ使える
編集部:
「夜ごはんだと、どんな使い方が合いますか?」
石原医師:
「薬味のように使ったり、汁物に足したり、食べ方は幅広いです」
編集部:
「具体的には…?」

石原医師:
「例えば、おろしポン酢にプラスすると味のアクセントになります」

石原医師:
「うどんにトッピングするのもおいしいですよ。食感も出るので、ダイエットメニューにも向きます」

編集部:
「タルタルソースに混ぜる、という食べ方もありましたよね」
石原医師:
「そうですね。味変としても面白いと思います」
食べ方のコツは「作り置きしない」こと
編集部:
「食べるときに、気をつけたほうがいい点ってありますか?」
石原医師:
「ブロッコリースプラウトは水洗い不要で、パックから出してすぐ使えるのが便利です。ただ、スルフォラファンは常温で蒸発しやすい性質があるので、刻んでの作り置きはおすすめできません」
編集部:
「なるほど、食べる直前が大事なんですね」

石原医師:
「そうです。キッチンバサミなら、食べる分だけサッと切れて手軽ですよ」
“生で食べる”のもアリ。むしろベスト?

編集部:
「加熱せず、そのまま食べても大丈夫ですか?」
石原医師:
「もちろんです。生でかじるのがベスト、という考え方もありますよ」
編集部:
「実際にそのまま食べると、少し苦味があるんですが…サラダに入れるとアクセントになっていい感じでした」
食卓にブロッコリースプラウトの"ひと工夫"で花粉症対策を!

編集部:
「薬に加えて、食べ物でも備えておきたい…という人には、ブロッコリースプラウトは良さそうですね」
石原医師:
「花粉が本格化する前から、日々の食事で無理なく続けられるのがポイントです。納豆やうどんなど、普段のメニューに“ちょい足し”するところから始めてみてください」
花粉の飛散が気になる季節。
体の外からの対策だけでなく、食卓からのケアも選択肢に入れてみると、毎日が少しラクになるかもしれません。
気になる方は、ブロッコリースプラウトを試してみてくださいね。
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