【その"揚げ物"の作り方、絶対やめてーー!】「本当に危険ですって…」調理師がゾッとする『やりがちNG行動』→「うわ!やってた…(反省)」

  • 2026年01月21日公開

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こんにちは、とにかくカツ丼が大好き、調理師でヨムーノライターのだいきです。

揚げ物っておいしいけれど、“やり方ひとつで“命に関わる料理”になるって知ってましたか?
「今まで、よく火事にならなかったね?」レベルの危険行為が、家庭ではわりと普通に起きています。

今日は調理師の視点からガチで危険な行動をまとめます(※笑って読めるけれど内容はガチです)。
大切な家族や家を危険にさらさないためにも、今一度チェックしてみてくださいね!

調理師が本気で止めたい揚げ油NG行為9選【初心者は特に注意】

少しの習慣を変えるだけで、防げる事故はたくさんあります。まずは、下記の9項目を意識してみてください。

  • 遠くから食材を投げ入れる
  • ぬれた菜箸・ぬれた手で油に食材を突っ込む
  • フタをして揚げる
  • 冷凍食材を解凍せず大量投入する
  • 鍋に油を入れすぎる
  • 温度がわからないまま、強火で加熱し続ける
  • 揚げ物中にコンロから離れて別の家事をする
  • 油に引火したとき、水をかけようとする
  • コンロ周りが“燃える物だらけ”

それぞれ、紹介していきます!

遠くから食材を投げ入れる

調理師:そっと入れれば怖くない

意外とやってしまうのが、距離を取って“ポイッ”と投げ入れるスタイル。
油の近くで入れると危ないかなーと思ってやる方が多い印象です。

いや、急に忍者になるのやめて。手裏剣じゃないし、相手は油です。
と言いたくなる時があります。

これ、逆に危険なので、やめた方がいいです。
油が跳ねて、火傷の危険があります。
それだったら、そっと食材を入れたほうが全然セーフティーです。

投げると危険とわかっていても、意外とやりがちなので、注意しましょう。

ぬれた菜箸・ぬれた手で油に食材を突っ込む

調理師:頼むから手と菜箸をちゃんと拭け

「まあこれくらい大丈夫でしょ」という油断が一番危ない。
油 × 水分 = ほぼ100%跳ねる&下手すると爆発的に跳ねる。

ちょっと前に終了した竹内涼真さん主演の人気ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』通称“じゃあつく”で、勝男もやってたあのシーンと同じです。
“手と器具を拭く”は揚げ物の基礎の基礎。これだけは徹底しましょう。

フタをして揚げる

調理師:フタは“火災が起こったときに使う道具”だ

揚げている途中でフタをすると、油の温度急上昇&湿気でベチャベチャになります。
揚げ物は、水分を飛ばすことで、サクサクの食感になるので、基本フタはNG。

最悪、温度が上がりすぎて発火リスクもあります(中も見えないし)。
揚げ物調理中は、フタは火災時にかぶせるもの。調理中はNGです。

冷凍食材を解凍せず大量投入する

調理師:家庭の鍋はフライヤーじゃない

冷凍のまま食材を大量投入するのも危険です。
「温度急降下 → 吸い油 → ベチャベチャ」というコンボが待っています。

そして、その冷凍食材の水分が多いと、「油跳ね → 跳ねた油が服&腕を攻撃してくる」、このコンボも同時に襲いかかってきて、踏んだり蹴ったり。

冷凍は“少量ずつ・そっと”が鉄則です。

鍋に油を入れすぎる

調理師:鍋の半分以上は“油がこぼれないかのドキドキチャレンジ”

油は深さの1/2くらいまでが安全なラインです。
それ以上入れると食材を入れた時などに、吹きこぼれて、火災の危険があります。

食材を入れる余白&油が吹きこぼれないような深さになるように、油を入れるのがベスト。

油は"表面張力ゲーム"ではありません。
油を入れすぎないように注意しましょう。

温度がわからないまま、強火で加熱し続ける

調理師:油の温度を常に気にしながら揚げる

常に強火 → 思いの外一瞬で200℃オーバー。

揚げ物で怖いのは、知らない間に油の温度が上がりすぎてしまうことです。
調理師が揚げ物をするときに気を付けていることは、

  • 食材から出る泡の感じ
  • 煙の量
  • 食材の色のつき方

を常に気にして、油の温度が上がりすぎないようにしています。
慣れていないうちは温度計の導入が最強。
プロでも油断すれば焦がします。マジで。

揚げ物中にコンロから離れて別の家事をする問題

調理師:見ていない時に限って事件が起きる

「ちょっと洗濯物をやってこよう……」
その数分間が命取り。

揚げ物中は絶対に現場を離れない。もはや鉄の掟です。

油に引火したとき、水をかけようとする

調理師:やめろォォォオ!!

水 × 油火災 = “油が爆散して炎上拡大”
台所全焼コース……。

水だけは、マジでシャレになりません。
わかっている方も多いと思いますが、今一度確認を込めて書きました。

正解は「フタ」「ぬれタオル」「消火器」。水は絶対にNG。
こちらはいざというとき知ってないと本当にやばいので、詳しく解説します。

調理師が解説「油に引火した時に知っておきたい対処法」

まず、可能であればコンロの火を止めることが最優先です。
ただし、炎が大きくなっていて近づくのが危険な場合は、無理に手を伸ばさないようにしましょう。

火がまだ小さく、鍋に近づける状況であれば、"鍋全体を覆えるフタ"をかぶせて空気を遮断する「窒息消火」が有効です。
フタはずらさず、完全に覆うことがポイント。
中途半端に隙間があると、かえって危険です。

フタがない場合は、水でぬらしてかたく絞ったタオルで鍋を覆う方法もあります。こちらも目的は空気を遮断すること。
タオルは必ず鍋全体を覆える大きさのものを使いましょう。

最も安全で確実なのは、住宅用消火器を使用することです。
消火器は天ぷら油火災にも対応しており、初期消火には非常に有効とされています。

なお、火が消えたように見えても、油は高温のままなので再び燃え出すことがあります。
完全に冷めるまでは、フタやタオルを外さず、その場を離れないようにしましょう。

炎が大きい、怖くて近づけないと感じた場合は、無理に消そうとせず避難して119番通報してください。
自分の安全を最優先にすることが、被害を広げない一番の対処法です。

参照:北九州市役所【てんぷら油火災】こんろを使うときは、絶対にその場を離れないようにしましょう!

コンロ周りが“燃える物だらけ”

調理師:気を抜くと燃える

コンロの周りに、キッチンペーパーやラップ、布巾などの燃えるものを置きながら揚げ物をするのは危険です。

知らない間に油がはねて、そのまま燃えてしまったなんてこともあります。

実際、筆者が働いていた会社では、キッチンペーパーで油を拭いて、ゴミ箱に捨てたら、ゴミ箱が燃えてしまった……なんていう事故がありました(筆者の職場とは別の場所ですが、通達が来ました)。

なので、油の近くでは、燃えるものを基本使わないことが大切です。
なるべく火災の可能性が減るように、燃えやすいものは置かないようにしましょう。

※編集部注:これは消防や自治体の公開情報にある「クッキングペーパー等に天ぷら油を染み込ませ、密閉したごみ袋/ふた付きのごみ箱に捨てたところ、酸化熱により自然発火した」 という火災事例と同様と思います。

参照:東京都生活文化局消費生活部「油による自然発火に注意!!」

揚げ物は細心の注意をはらって作ってね【初心者ほど注意が必要】

揚げ物は決して、難しいものではありません。
しかし、少しの油断が大惨事になってしまうことも少なくありません。

今日取り上げたNG行動を少しでもやってしまっている心当たりがあれば、今日から一つずつ変えていけば大丈夫です。
安全第一で、おいしい揚げ物ライフを楽しんでくださいね。

そして何より——火の前では忍者にならないように!

この記事を書いた人
常にダイエット中の調理師webライター
だいき

ホテルで4年間洋食を学び、介護施設の調理師として働いていました。脂っこい料理が大好物で、日々ダイエット中。自分も楽しみつつ、面白いレシピやアイディア、調理のコツなどを紹介していきます。

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