三國シェフ【豚汁】を作ってみた|出汁なしでもこっくり美味しい一品!バランスが完璧

  • 2025年11月19日公開

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こんにちは、寒い日は具だくさんの豚汁を食べたくなるヨムーノライターの安達春香です。

あのホッとする味と体中にじんわり染みわたる温かさ。たっぷりの豚汁と炊き立てのご飯さえあれば、心まで満たされるような気がします。

ただ、自分で作るとなるとついつい味付けや具材がいつも同じになってしまうんですよね。

そんなマンネリ感を打破すべく、有名フレンチシェフが作る究極の豚汁レシピにチャレンジしてみました。

書籍『ザ・シェフ三國の究極家庭おかず』とは

参考にしたのは、日本を代表するフランス料理シェフ・三國清三さんの書籍『ザ・シェフ三國の究極家庭おかず』(株式会社主婦の友社)。

超有名フレンチシェフが初めて日本の家庭料理に挑戦した一冊で、肉じゃがやしょうが焼きといった、和・洋・中の定番おかずが全80品紹介されています。

特別な食材や難しいテクニックは一切不要。

「普通の家庭で毎日くり返し作れるレシピ」にこだわって試作を重ねたノウハウが、惜しみなく詰まっています。

今回はこの中から「豚汁」を作ってみました。

三國清三さん「豚汁」のレシピ

材料(2人分)

  • 豚バラ薄切り肉…100g
  • かぶ…1個
  • みそ…大さじ3
  • 長ねぎ…7cm
  • 七味唐辛子(お好みで)…適量

【A】

  • 大根…約100g
  • にんじん…約1/4本
  • れんこん…約1/4本
  • ごぼう…約1/4本
  • さといも…1個

具材はあわせて300〜350gが目安だそうです。

今回は水煮のさといもを使いました。みそは塩分によって量を調節してくださいね。

作り方①具材を切る

ごぼうは斜め薄切り、かぶは8等分のくし形切り、長ねぎは1cm厚さの小口切りにします。そのほかの根菜は5mm厚さの半月切り、豚肉はひと口大に切りましょう。

具材の大きさをそろえると火の通りが均一になりますよ。

作り方②鍋に水と【A】を入れて煮る

鍋に水600ml(分量外)と【A】を入れて強火にかけます。水煮のさといもを最初から入れると煮崩れしそうだったので、この段階ではまだ加えていません。

いつもの豚汁は出汁を入れますが、三國さん流は水だけ!水からじっくり煮ることで、野菜の旨みが溶け出しておいしく仕上がるそうです。

沸騰したらフタをして10分煮ます。根菜に火が通ればOKです。

作り方③ほかの具材とみそを加える

豚肉とかぶを加えて強火にし、沸騰したら弱火にしてさらに5〜10分煮ます。

アクが出ていますが取らなくても大丈夫。ごぼうやれんこんのアクは栄養も旨みもたっぷりなので、楽できておいしく食べられて一石二鳥です。

気になる場合はみそを加える前に取り除いておきましょう。

豚肉に火が通ったらみそを溶き入れ、長ねぎを加えてひと煮立ちしたら火を止めます。私は長ねぎと同じタイミングで水煮のさといもを入れました。

器に盛り、七味唐辛子を振ったら完成です。

素材の味を活かしたほっこり豚汁

熱々の豚汁をひと口飲むと、野菜の甘みと豚肉の旨みがじんわり広がります。大根やにんじん、れんこんがほどよく煮えていて、噛むたびにそれぞれの食感が楽しめるのも嬉しい。

水だけで煮たので味が薄いんじゃ……と思ったのですが、野菜からしっかり味が出ています。みそのまろやかな塩気と野菜の甘み、豚バラのコク、すべてのバランスが完璧です。

豚汁にかぶをはじめて入れたのですが、甘くてみずみずしくておいしい!

ほかの具材より大きく切っているので食べ応えもあって、やわらかい食感が際立っていました。

具材を切りそろえたり煮る時間に気を遣ったりと少し手間はかかりましたが、その分、味の一体感がいつもの豚汁とは違います。

今回はレシピ通り作りましたが、冷蔵庫の残り野菜でアレンジするのもおすすめ。

しめじや白菜を加えたり、七味唐辛子を柚子胡椒に変えたりしてもおいしそうですね。

具だくさんで満足感バツグン

ひと口ごとに野菜の甘みと豚肉のコクをしっかり感じられる、満足感たっぷりの豚汁。シンプルだからこそ、素材の味が際立ちます。

寒い日やほっとひと息つきたいときに、ぜひ作ってみてくださいね。

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

管理栄養士

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