管理栄養士が教える「ブリのNG保存法」!【パックのまま冷凍】していない?
- 2025年11月23日公開
こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
寒い季節になると、無性に食べたくなるのが脂がのったブリ。あの濃厚な味わいは、冬の醍醐味ですよね。
そしてブリといえば、やっぱり照り焼き!「ブリ照りだけは絶対に外せない……!」という方も多いのではないでしょうか。
ところで、鮮魚売り場に並んでいる「刺身用」と「加熱用」のブリを見て、何が違うんだろう……と気になったことはありませんか?
今回は、この2つの違いと注意点を徹底解説!さらに、鮮度をキープする保存テクニックもご紹介します。
「加熱用ブリ」を生で食べるのは超危険!

「ブリの刺身が食べたいのに、間違えて加熱用を買っちゃった!」なんて経験はありませんか?SNSを見ていると、意外とこの失敗をしている人が多いんです。
中には「生で食べました」という強者もいるようですが、絶対やめてーーー!!!
刺身用のブリは国が定めた厳しいルールのもと、菌や寄生虫の対策を徹底して加工されています。

一方で「加熱用」のブリは、こうした処理がされていないことがほとんど。もし生で食べてしまうと、激しい腹痛や吐き気につながる場合があります。
ブリしゃぶなら表面に火を通すから、加熱用でもいけるでしょ?なんて油断はとっても危険。
寄生虫や菌が身の奥に隠れていることがあるので、サッと湯通ししただけの「レア状態」はアウトです。ブリしゃぶで食べるなら必ず「刺身用」を選んでくださいね。
ブリの旨み半減!?NG保存法

消費期限内に食べきれないかもと思ったら、すぐに冷凍保存するのがおすすめ。冷蔵だと2〜3日しか日持ちしないブリも、冷凍すれば2〜3週間保存できますよ。
ただ、トレイのまま冷凍庫へポイッと入れるのはもったいない!実はこれ、ブリの旨みを逃してしまうNG保存法なんです。
魚が入っている発泡スチロール製のトレイは熱を通しにくく、凍るのに時間がかかってしまいます。上手に冷凍するコツは「短時間で一気に凍らせる」こと。
冷凍が遅いと、解凍したときに水分(ドリップ)と一緒に旨みが流れ出てパサパサになります。
さらに、トレイの隙間から空気が入り、酸化や冷凍焼けの原因に。トレイから取り出してラップでぴっちり包み直すのが正解です。
鮮度長持ち!「ひと手間」で劇的に変わる冷凍法

トレイから出してラップで包むだけでも十分ですが、もうひと手間かけると臭みが取れてしっとりとした食感に。
週末のまとめ買いや、特売で多めに買った時に試してほしいテクニックをご紹介します!
手順①塩で臭みを取る

冷凍する前に、まずは臭みを取り除きます。切り身1切れに対し、塩をひとつまみ〜ふたつまみ、まんべんなく振りかけましょう。
ラップをして、冷蔵庫で5〜10分程度置きます。
塩分を抑えたい方は、塩の代わりにお酒を小さじ1程度振りかけるのもOKです。
手順②水分を優しく拭き取る

時間が経つと切り身から水分が出てきます。これこそが臭みの元!
キッチンペーパーで優しく水分を拭き取りましょう。強く押さえつけると形が崩れるので注意してくださいね。
手順③金属トレイにのせて冷凍する

水分を拭き取ったら、1切れずつ空気に触れないよう丁寧にラップで包みます。酸化と乾燥を防ぐため、さらにチャック付き保存袋に入れましょう。

冷凍庫に入れるときは熱伝導が良い金属製のトレイにのせ、切り身同士が重ならないように並べるのがおすすめ。
こうすることで中まで早く凍り、旨みをキープできますよ。
失敗なし!しっとり仕上がる2つの解凍技
冷凍したブリをおいしく食べるためには、ゆっくり解凍するのが鉄則!おすすめの解凍法を2つご紹介します。
冷蔵庫解凍で旨み流出ゼロ!

一番おすすめなのは、冷蔵庫に移して解凍する方法。ゆるやかに解凍されるので、水分が出づらく、パサパサ食感になるのを防げます。
朝食で使うなら前日の寝る前に、夕食で使う場合は朝に冷凍庫から冷蔵庫に移しておきましょう。
急ぎの場合は流水も◎

冷蔵庫に移すのを忘れてしまった場合は、流水解凍でもOK。ブリの大きさや個数にもよりますが、10〜30分で解凍できます。
少し凍った「半解凍」の状態で調理をはじめると、ドリップが少なくなりますよ。
ブリの旨みを逃さない保存術
「パックのまま冷凍」はもう卒業!ひと手間かけた保存テクニックをマスターすれば、特売日に多めに買っても安心です。
次にスーパーでブリを見かけたら、ぜひ試してみてくださいね。
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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