【トマト、そのまま冷蔵室に入れちゃダメ!】野菜のプロ「ヘタを下にすると…」思わず"へぇ〜!"な保存方法!

  • 2025年05月18日公開

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こんにちは、八百屋歴10年でヨムーノライターの青髪のテツです。

暖かくなるにつれて、トマトが美味しい季節になってきましたね。

家庭菜園やスーパーで手軽に手に入るトマト。さまざまな料理に活用できる便利な野菜ですが、保存方法を間違えると、せっかくの美味しさが損なわれたり、傷みやすくなったりしてしまいます。

そこで今回は、意外と知られていない「トマトのNG保存方法」と「美味しさを長持ちさせる正しい保存テクニック」をご紹介します。

やってはいけない!トマトのNG保存方法

ついついやってしまいがちな、トマトのNG保存方法を3つご紹介します。
心当たりのある方は、今日から改善しましょう。

NG例1:青い未熟なトマトを冷蔵保存する

まだ青くかたい未熟なトマトは野菜室で保存してはいけません。

早く赤くならないかと、冷蔵庫で保存していませんか?実はこれ、大きな間違いです。

トマトは常温で追熟させることで、甘みや旨味が増していきます。
しかし、低温の冷蔵庫に入れてしまうと、追熟が止まってしまうため、いつまで経っても熟さないばかりか、未熟なまま傷んでしまうんです。

NG例2:熟したトマトを常温保存する

逆に、真っ赤に熟したトマトをいつまでも常温で放置しておくのもNGです。

特に夏場の高温多湿な環境では、過熟が進みやすく、ぶよぶよになったり、カビが生えたりする原因になります。

食べ頃を迎えたトマトは、それ以上追熟させる必要はありません。

NG例3:ミニトマトをヘタ付きのまま保存する

これからの季節はミニトマトも重宝しますね。
お弁当に入れると彩りも栄養的にも良いですよね。しかしこのミニトマトも間違えやすい保存のポイントがあります。

パックに入ったまま、ヘタも取らずに冷蔵庫へ……という方も多いのではないでしょうか。

しかし、ミニトマトのヘタ部分には雑菌が残りやすく、そこから傷み始めることがあります。

また、ヘタが付いたままだと、実に傷がつきやすくなることもあるんです。

おいしさキープ!トマトの正しい保存方法

それでは、トマトの美味しさを最大限に引き出し、長持ちさせるための正しい保存方法を見ていきましょう。

トマトの熟度や種類によって、適切な保存方法は異なります。

青いトマトの常温追熟

前述の通り、まだ青くかたいトマトは、常温で追熟させます。
新聞紙で包んだり、カゴに入れたりして、風通しの良い冷暗所に置きましょう。

時々様子を見て、好みの熟度になったら冷蔵保存に切り替えます。
リンゴと一緒に置いておくと、リンゴから出るエチレンガスの効果で追熟が早まるともいわれています。

参考:青森県りんご対策協議会

完熟トマトの冷蔵保存

真っ赤に熟したトマトは、乾燥を防ぐためにキッチンペーパーやポリ袋で包み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

また、トマトはヘタがわの果肉の方がかたさがあるため、ヘタの部分を下にして置くと、より傷みにくくなります。
保存期間の目安は、状態にもよりますが5日~1週間程度です。

トマトの冷凍保存方法

トマトがたくさんあって食べきれない場合や、すぐに使わない場合は、冷凍保存も可能です。

冷凍したトマトは、加熱調理(煮込み料理やソースなど)に使うのがおすすめです。

丸ごと冷凍する場合

1.トマトをよく洗い、水気をしっかり拭き取る。
2.ヘタを取り、そのまま冷凍用保存袋に入れて冷凍する。

使う際は、凍ったまま水につけると皮がむきやすくなります。

カットして冷凍する場合

1.トマトをよく洗い、使いやすい大きさにカットする。
2.冷凍用保存袋に平らになるように入れ、空気を抜いて冷凍する。

使う際は、凍ったまま調理することで食味が変わりにくくなります。自然解凍はおすすめしません。

トマトの保存方法「ヘタの部分を下にして!」

今回は「トマトのNG保存方法」と「美味しさを長持ちさせる正しい保存テクニック」をご紹介しました。

正しい保存方法を実践すれば、トマトの美味しさをより長く楽しめますよ。
ぜひ、今日から試してみてくださいね。

この記事を書いた人
野菜のプロ
青髪のテツ

スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。

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