【使いかけ豆腐、水入れる？入れない？】プロが明かす“意外な真実”「知らなかった…」保存期間が長くなるのは

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

冬になると鍋に味噌汁にと、食卓への登場回数がより増える「豆腐」。

今は小分けの豆腐も便利ですが、お得だからと大きめの1丁の豆腐を買って使いきれなかったとき、あなたは豆腐の水を入れて保存していますか？捨てていますか……？

今回は、『あさイチ（NHK）』や『ヒルナンデス（日本テレビ）』など数々の人気番組にも出演されている、料理研究家・ラク家事アドバイザーの島本美由紀（しまもと・みゆき）さんに「使いかけ豆腐の正しい保存方法」を教えていただきました。

「使いかけの豆腐」水は捨てる？捨てない？

知っていそうで知らない「使いかけ豆腐の保存法」。

使いかけの豆腐を保存したいとき、もともと容器に入っている水は捨てるべきなのか、捨てないべきなのか……。

実は知らなかった真実について、料理研究家・ラク家事アドバイザーの島本美由紀さんに質問しました。

Q.「使いかけの豆腐の水」は捨てるべき？

まず、豆腐は一度開封すると、水の中の雑菌が増え、豆腐が傷みやすくなるため「買ったときに入っていた水」は使い回さずに捨てるのが基本です。

下記に出てくる「水」は“新しい水”を入れた場合を指します。

おいしいのは、豆腐のうまみや味を楽しめる「水なし」。

ただ、「水あり」と「水なし」のどちらも間違いではなく、すぐに食べるのか食べないのか、なるべく豆腐の風味を残したいのかこだわらないかで保存方法を変えればOKだそうです。

「使いかけの豆腐」保存法4選

風味を残したいか、期限を長くしたいのかなどで保存方法が変わることがわかった「豆腐」。

ここからは、1/2丁の豆腐が残ったことを前提に、島本美由紀さんおすすめの豆腐の保存法を“冷蔵と冷凍”に分けて詳しくお伝えします。

豆腐の保存法①冷蔵保存

（1）保存可能期間：2～3日「キッチンペーパーに包んで保存」

キッチンペーパーに包んでから保存容器に入れ、冷蔵室、もしくはチルド室で保存。

保存期間は2～3日間です。

この方法だと、豆腐のうまみがキープできますよ。

（2）保存可能期間:4～5日「新しい水を入れて保存」

豆腐からうまみが抜けて味が薄まってしまうのですが、ペーパーに包むよりも傷みにくく長持ちするのが、もうひとつ保存方法「新しい水を入れて保存」です。

保存容器に豆腐と水を入れて、冷蔵室で保存しましょう。

保存期間は4～5日間です。

ただし、水は毎日交換してください。

豆腐の保存法②冷凍貯金（※）

（1）保存可能期間：1か月「一口大冷凍」

1/2丁を4～6等分に切って2〜3個ずつラップで包み、冷凍用の保存袋に入れます。保存期間は1 か月です。

（2）保存可能期間：1か月「さいの目冷凍」

さいの目に切ってラップを敷いたバットに並べて冷凍し、袋に移します。

冷凍貯金（※）した冷凍豆腐は解凍することで、解凍後はまるで肉や魚の食感となり、食卓で活躍するんですよ！

切って冷凍しているのでスープや煮物などには凍ったまま使えますが、解凍して使いたい場合は、冷蔵室に移して3～4時間ほどかけて解凍。

冷凍用の保存袋に入れたまま水に浸ければ10～15分、袋から出して電子レンジ加熱なら2分ほどで解凍できます。

「冷凍豆腐」で作れるレシピはこちら

※「冷凍貯金」とは、食材やおかずを冷凍ストックしておくことで、忙しい毎日の暮らしにゆとりをうむ新習慣のことです。冷凍しておくと平均1か月ほど可食期間を延ばす（冷凍する食材によって変動します）ことができるため、冷蔵室に入れっぱなしで気づいたら腐って食べられなくなっていた……といった事態を防ぐことができます。

教えてくれたのは"料理研究家・ラク家事アドバイザー"島本美由紀さん

旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、身近な食材で誰もが手軽においしく作れるレシピを考案。

冷蔵庫収納や食品保存のスペシャリストとしても活動し、親しみやすい人柄でテレビ番組『あさイチ』（NHK）や『ヒルナンデス！』(日本テレビ）、『ホンマでっか！？TV』(フジテレビ）などに出演。

雑誌へのレシピ提供も。著書は80冊を超え、豆腐マイスターの資格も持つ。

島本美由紀さんのオフィシャルサイトはこちら

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撮影／キッチンミノル

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