本当にあった「怖〜い"オキシ漬け"失敗談」!【オキシクリーン】苦手なもの・使っちゃダメなもの

  • 2024年10月22日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

漬けるだけで汚れを落とすオキシクリーンは心強い存在ですよね。でも、無敵に見えるオキシクリーンにも落としにくい苦手なことがあるのです。

今回は、オキシクリーンが苦手とする汚れやシミを紹介します。

オキシクリーンの弱点

オキシクリーンは素材を傷めにくく、アルカリの力で汚れを分解する弱アルカリ性の洗剤に位置します。そのため、同じアルカリ性の汚れを苦手とします。

主なアルカリ性の汚れは、

  • 石鹸かす
  • 水あか
  • カルキ
  • アンモニア
  • 鍋の黒ずみ

です。

アルカリ性の汚れ、中の人はこうしている

オキシクリーンの弱点:カルキ汚れ

加湿器のフィルターに付着するカルキ汚れは、オキシクリーンでは落とすことができません。

そこで、酸性の洗剤であるクエン酸を使用しているそうです。

オキシクリーンの弱点:草の汁汚れ

草の汁汚れもオキシクリーン単体では落としにくいです。

そのため、

  1. 草汁のついた箇所をお湯に戻す
  2. 固形石鹸をこすりつける
  3. ブラシでこすり、もみ洗い
  4. オキシ漬けで漂白

の手順を踏んでいます。 アルカリ性の汚れには、中性洗剤を使ったほうが向いています。

オキシクリーンを使ってはいけないもの

オキシクリーンは、酸素の成分が反応してしまうなど素材によっては使ってはいけないものがあります。

例えば、

  • 水洗いできないもの
  • ウール・ウール混紡
  • ペルシャ製カーペット
  • 革製品
  • 金属全般

です。くわしくはオキシクリーンの公式サイトに載っていますので、使う前に一度確認してくださいね。

オキシクリーンの実力

ワイシャツが汚れちゃった!

真っ白なワイシャツを赤ワインとお醤油で汚して、オキシクリーンで落とします。

どこか覚悟を決めて横たわる白いワイシャツ。

赤ワイン投入~!!
日常には起きえないシチュエーションですが、そこは大目に見てくださいね。

完全に繊維に染み込みました。
猛スピードで染み込む様にただただ、呆然としてしまいますよね。

追い醤油、投入~!
成分の異なる赤ワインと混じって、取り返しのつかない気配しかしません!

ひとまず、慌ててタオルで拭き取りますよね。
この悪あがきに近いタオルポンポンも意外と大きな役目を果たします。

汚れが付いてしまった時点で、固形物などの汚れを取っておいたほうが後々落ちやすいそうです。

オキシクリーン登場

さあ、ここからが「オキシクリーン」の出番です!40~60℃のお湯に溶かしてよくかき混ぜます。頑張って、オキシクリーン!

ちなみに、ワイシャツの下にあて布を敷いています。

オキシクリーンを注いだところから、白く変わっています!

半分ほど注いだ後、オキシクリーンをかき混ぜた泡立て器でポンポンと上からたたいていきます。

残っているオキシクリーンをかけていきます。乳白色にどんどん染まっていくのがわかりますね。

ワイシャツを持ち上げると、どうでしょう!
オキシクリーンのかからなかったふちの部分はさておき、溶液のかかった真ん中は醤油と赤ワインのえぐみのある色がほとんど残っていません。

オキシ漬け失敗例

オキシ漬けは、一時期テレビでも取り上げられ、ネットにも情報が出回りブームとなりましたよね。

そうなると、主婦としてはすぐに試したくなるんです。

よく確認もせずに。

なので、失敗は無知がゆえの失敗であって、決してオキシクリーンのせいではありません。 そして、どの種類のオキシクリーンでも起こりうることで、日本オリジナルパッケージのオキシクリーンだからというわけでもありません。

(1)アルミ製の換気扇

我が家の現在の換気扇です。

なんだか黒っぽいですよね……。
オキシ漬けをする前は普通にシルバーでした。

2018年の梅雨のこと、換気扇と言ったら”オキシ漬け”でしょ!と洗脳されていた私は、早速オキシクリーンを購入して試してみたんです。

が!油汚れは落ちたけど、なんだか色がおかしいことに気づきました。

拡大すると、こんな感じです。

明らかに変色しているのが分かりますよね?
これはまずいと思い、急いで原因を調べてみました。すると、わんさか注意事項が出てきましたよー!

「アルミ製のものは変色の恐れがあります」

自分の家の換気扇がアルミ製だとも知らず、またオキシクリーンはアルミ製NGとも知らず……。

結果、見事なまでの変色。
いまだにこの換気扇を使っていますが、見るたびに悲しくなります。

(2)シンクのコーティング

換気扇のオキシ漬けは、キッチンのシンクでやりました。
だって、ネットで調べたらこう書いてあったんです。

「シンクでオキシ漬けすると、シンクの汚れも落ちて一石二鳥♪」

油汚れだから、浴槽でやるのもなんとなくイヤだし、換気扇を入れられる大きさのバケツもなかったので、迷わずシンクでやったわけです。

ちょっと写真では分かりにくいかもしれませんが、ステンレスの輝きを失いました。
見事にコーティングが剥がれてしまったのです。

そして、もう一度検索すると、「オキシクリーンはコーティングを剥がしてしまう可能性があります」と出てくるじゃありませんか!

この事実は、換気扇の失敗でへこむ私に、さらに追い討ちをかけてくれました。

リカバリーできるのか?

失敗してしまった以上、リカバリーはできないものかと、また検索。
おすすめされていたクエン酸やお酢で試してみたものの、黒ずんだ換気扇は再起不能でした。

残念ながら、買い替えるしかないようです。

一方、ステンレスのシンクは、もともと持っていた「ステングロス」という金属の洗浄・保護スプレーを使ってみました。

完璧とは言いがたいですが、だいぶマシになりました。
しばらくはステングロスでメンテナンスしていこうと思いますが、もうこのキッチンも使用して12年。キッチンのステンレス部分全体を削ってもらうのもありかなと考えています。

※ステンレス製のキッチンは、深い傷は無理だけど、経年劣化の細かい傷は、1度だけ研削で再生可能なんですよ。と、人工大理石かステンレスかで悩んでいたときに業者さんに教えてもらいました。オキシ漬けとはまったく関係ありませんが、参考までに。

オキシ漬けできないならどうすればいいの?

アルミ製の換気扇に関しては、大きなゴミ袋に入れて、お湯+普通の食器用洗剤でつけ置きしてみました。

これだけでだいぶ汚れが落ちます。その後、以前のように油汚れが落とせる洗剤で細かい部分をこすり洗いしました。
楽をしようとした結果、失敗して、また元に戻したというわけです。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

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