第1回目のロケ地は!?撮影秘話も【孤独のグルメ 】お酒飲めない五郎さんが飲み屋に入った理由とは?

  • 2023年03月02日公開

こんにちは、くふうLive!編集部グルメ班です。

『孤独のグルメ Season10』のBlu-ray &DVD BOXがいよいよ3月24日発売!
原作者の久住昌之先生ら製作陣が語る約12年前のSeason1第1話の撮影秘話も。

ここでは、その概要をご紹介しています。

孤独のグルメ Season10

本作は、原作・久住昌之、画・谷口ジローの同名人気コミックをドラマ化。
輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(松重豊)が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいものを自由に食すグルメドキュメンタリードラマで、2022年に放送された『Season10』で記念すべきシリーズ10周年を迎えた。

2023年3月24日(金) Blu-ray&DVD BOX発売(同日DVDレンタル開始)

発売元:テレビ東京
販売元:ポニーキャニオン
(C) 2022久住昌之・谷口ジロー・fusosha/テレビ東京

孤独のグルメ Season10 Blu-ray BOX

[5枚組:本編Blu-ray3枚+「孤独のグルメ 2021大晦日スペシャル & 孤独のグルメ 2022 大晦日スペシャル」1枚+特典Blu-ray1枚]

価格:¥21,450(税込)/品番:PCXE-60202

孤独のグルメ Season10 DVD BOX

[5枚組:本編DVD3枚+「孤独のグルメ 2021大晦日スペシャル & 孤独のグルメ 2022 大晦日スペシャル」1枚+特典DVD1枚]

価格:¥16,500(税込)/品番:PCBE-63828

【封入特典】

「孤独のグルメ Season10」BOOK

【特典映像】

・MAKING OF 孤独のグルメ SEASON10~10年目もいただきます!~
・ザ・ドキュメント 2022大晦日SP~定点カメラで完全密着~
・すべてはここから始まった~Season1 第1話オーディオコメンタリー~
・孤独のグルメSeason10 ネ申台詞集
・スポット集

※収録内容、仕様等は予告なく変更になる場合があります。

⇒横浜・野毛にある台湾料理の名店!孤独のグルメに登場した「パタン」が名物の店

孤独のグルメ懐かしの第1話を鑑賞【音声特典】

音声特典となるオーディオコメンタリー収録が行われ、原作・音楽の久住昌之、脚本の田口佳宏、プロデューサーの吉見健士が、約12年前に撮影された懐かしの第1話を鑑賞しながら、思い出話に花を咲かせた。

すべてのはじまりとなった『Season1』の第1話は、2011年12月に撮影された。
映像がスタートするなり、門前仲町の街並みを歩く五郎のBGMに「『Stay Alone』が流れてる」と感慨深げにつぶやく田口。

『松重"五郎"豊のテーマ』として馴染み深い同曲の作曲者でもある久住は、「冒頭の歩きに合わせてリズムを作った」と当時を回顧し、スケジュールぎりぎりの12月初旬にレコーディングを行った、とさっそく裏話を披露する。

続いて、お年寄りが落としたみかんを五郎が拾うシーンが映し出されると、「このシーンみたいなの、今はないね」と笑う久住。

「手探りな感じがするね~」と楽しげに語る3人は、この後も五郎のセリフや劇伴にまつわる裏話、時間配分の変化など、『Season1』と現在の違いを挙げながら、これまで積み上げてきた『孤独のグルメ』の歴史に思いを寄せた。

コメンタリーでは、通称“孤独カット”と呼ばれる、五郎が「腹が減った」とつぶやいた際にカメラが徐々に引いていく演出についても言及。
田口は「吉見さんが『ウルトラマンをやりたい』と言っていたのをすごく覚えていて。要は、ウルトラマンの変身シーンのように、ここでスイッチ入った、ということをやりたいと」と、“孤独カット”は五郎の気持ちが“食”へと切り替わる瞬間を表現するための仕掛けであったと明かす。

さらに久住は、「僕が飲み会で言ったのは、今だったらドローンでできるような、街から出ちゃうくらいビューッと引いていくのをやりたいと。
それがおもしろいということで、三段階で引いていく感じになって。すごく正解だったよね」と続けた。

⇒孤独のグルメに登場した名居酒屋!北海道・旭川市民のソウルフード「新子焼き」

第1回目のロケ地

第1回目のロケ地に選んだのは、やきとり「庄助」。
ここは、Season1~7の演出を担った溝口憲司監督の行きつけの店で、ドラマ制作の打ち合わせもこの店の2階で行われたという。

スタッフ陣で楽しく酔いながら話し合いが進んだようで、「店の“にごり酒”が全部なくなった」という驚きのエピソードも。酒の飲めない五郎が最初に入る店が飲み屋でいいのか、という課題もあったというが、あらためて吉見は「やっぱり一軒目ここでよかったな」と本音をこぼし、田口と久住も「よかったよかった」と口を揃えた。

真骨頂でもある食事シーン

ここから、『孤独のグルメ』の真骨頂でもある食事シーンへ。
吉見は「松重さんのキャラクターや190cmの大きさが、食い物に負けない。

やっぱり食い物は画力が強いから」と松重のキャスティング理由についても打ち明ける。
食欲をそそる料理映像を見ながらのコメンタリー収録では、「おいしそうだよね」「夜中にこの映像は効く」などと雑談を交えつつ、狭い店内での撮影の工夫、出演者のキャスティング理由、メニュー選びに対する本音など、ファンにはたまらないエピソードを次々に明かした。

収録を終えた久住は、「第1回のときに、ハラハラしながらテレビを見ていたのを思い出しましたね。みかんを拾ったり、こんなことしてていいのかっていう(笑)。それが段々いい感じにまとまって、スタイルは今も変わらないですもんね」としみじみ。さらに、人気コーナー「ふらっとQusumi」について「街の紹介もしたかったので、第1回のときは30分以上、外を歩いたんですよ。で、『こんなに面白いものがあった』とかいろんなことやったのに全部カットになって……懐かしい思い出ですね(笑)」と振り返る。

⇒人気番組「孤独のグルメ」に登場した、神奈川の名店3軒

次回作を予感させる発言も

吉見は「うちのスタッフは全員グルメじゃなくて、チューハイとやきとりがあれば幸せ。
そんなメンバーで、よく“グルメ”というタイトルでやっているなと思うけど、それはもう本当にお店のおかげ」とし、「一個だけ自慢なのが、お店からのクレームが1回もないこと。

常に『やらせてください』という姿勢でやってきたことが、結果的に今に繋がっているのかなと思うので、この精神を忘れずにまた次のシーズンも重ねていけたら」と、次回作を予感させる発言も。

続く田口も、「松重さんもよくおっしゃっているのが、もちろん主人公は井之頭五郎なんだけど、お店も料理も主人公。逆に言うと、それが毎回変わってるからできてるんですよね。これからも主役になってくださるお店を一生懸命見つけていきたいなと思いますので、引き続きお楽しみいただければ」とメッセージを送った。

このドラマは、素晴らしいワンパターン

最後に久住は、「このドラマは、素晴らしいワンパターンなんです(笑)。
僕はブルースっていう音楽が好きで、ブルースは形が決まっているけど無限に曲ができる。

このドラマもそれと同じで、ワンパターンなんだけど、ちゃんと丁寧に作っているからずっと見ていられる。
それはスタッフみんなが、今でもどう工夫しようかと苦労しながらやっているから」と、仲間でもある制作陣にあらためて感謝。「そもそも漫画が2冊しかないのに、10年かけて144話くらいやってるってすごいことですよね(笑)。でも、ずっと原作の『孤独のグルメ』から離れていないので、そういうところをぜひ見てほしいです」と笑顔で呼びかけた。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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