【電気代節約のためクーラー控える…→それ絶対にやめて!】熱中症専門医の警告にドキッ…「知らなかった…」
- 2025年08月17日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。
厳しい暑さが続いていますが、皆さんは熱中症対策として気をつけていることはありますか?
実は、熱中症対策のつもりが、逆に体調を悪化させる“NG行動”があるそうなんです……!
今回は、熱中症対策に詳しい専門医に「熱中症対策のNG行動と、気付きにくい熱中症リスク」について教えてもらいました。
「正しい熱中症対策」教えてくれたのは
救急医学のエキスパート。救急医。外科医。
防衛医科大学卒業後、横浜市みなと赤十字病院救急部 部⾧を経て現職。
「救急車を断らない」を理念に掲げ、地域医療に貢献している。
メディア出演も多数。TV 番組で熱中症に関するコメントを行うなど、メディアでの熱中症対策の啓蒙・啓発も積極的に行っている。
教えて!伊藤先生!「熱中症対策」正しい知識!
今回、専門医の伊藤先生に教えてもらった「知っておきたい”正しい熱中症対策”」は次のとおり!
- 猛暑、扇風機だけで乗り切ることは現実的に可能?
- お家にいても体の火照りが取れない場合どうしたらいい?
- 気付きにくい「熱中症リスク」について
どれも気になるけど、意外と知らないことばかり。
順番に解説していただきます!
【質問】電気代節約のため扇風機だけで乗り切ることは可能?
Q 連日の猛暑、扇風機だけで乗り切ることは現実的に可能なのでしょうか?
伊藤先生:
結論、扇風機だけで乗り切ることはやめておいた方がいいでしょう。
冷房をつけると頭痛がして嫌だという場合や、電気代を節約するために、という場合もあるかもしれません。
ただ、近年の気温の上昇などに鑑みても危険なので、冷房は極力つけるようにしてください。
どうしても冷房をつけたくない場合は、最低でも”除湿”はかけるようにするとよいでしょう。
冷房をつけすぎると電気代が気になります…
Q 電気代節約のために扇風機で凌ごうとして熱中症になってしまったら、逆に金銭的損失が増えてしまうと思うのですが…
伊藤先生:
金銭的損失でいうと、保険適用なのでおそらく非常な高額にはなりません。
ですが、熱中症になると身体へのダメージはかなり大きいので、そもそもお金に変えられるものではありません。
健康を守るためにも冷房はつけるべきでしょうね。
1日冷房をつけっぱなしにしていれば電気代はたしかに多少かかりますが、電気代を気にして熱中症になったら元も子もないですからね。
【質問】外出時の体の火照りが取れないときの対処法は?
Q 外から帰ってきて、涼しいお家にいても体の火照りが取れない場合どうしたらいいですか?
伊藤先生:
これ、起床時や暑い外からの帰宅時なんかに起こりがちなことなのですが、身体のほてりがとれなくなってしまうことを「うつ熱(※)」といいます。
熱の放出が十分にできず身体にたまってしまっているときに出てしまう症状です。
特に体温不良(風邪などを引いている時)時には、発汗がうまくゆかなくなり、熱中症となってしまうことも。
若い人でもありますが、子供やお年寄りでよく見られる症状です。
涼しいところで十分な水分をとり休みしかないですね。
(※「うつ熱」とは、体温調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもった状態のことです。特に、高齢者や乳幼児は体温調節機能が未発達なため、うつ熱になりやすいとされています)
◾️体が火照るときは「ネックアイシング」がおすすめ
伊藤先生:
身体が火照るときや熱中症対策には、市販の氷を利用したネックアイシングがおすすめですね。
コンビニなどで買える氷を首に当てるんです。
首周りには頸動脈などの太い血管が通っているので、ここを冷やすことで効果的に身体も冷やすことができます。
市販の氷は純度が高く塊が大きいので、冷蔵庫で作った氷よりも溶けにくいんです。
溶け切ったら冷たいお水として飲むこともできますし、例えば外出中に急に身体の火照りが気になったりした時なんかは近くのコンビニですぐ試せると思います。
氷で首を冷やすネックアイシングは、覚えておくとよいでしょう。
【質問】気付きにくい「熱中症リスク」について
Q 自分でも気づかないうちに熱中症のリスクにさらされてしまうことはありますか?
伊藤先生:
体調不良や暑さから、朝食をとらないことが危険です。
よくある「朝ごはん抜いた」という状態は、この季節特に危険です。
就寝時に発汗して軽度の脱水状態になっていて、そのまま出勤して電車にのっている際に脱水が進んでめまいがしたり動けなくなってしまうということがこの季節によくあります。
実はこれも熱中症なんですよ。
朝起きたらしっかり水分をとり、朝食をとるようにしてください。
熱中症対策には、そのような”規則正しい生活”も有効なのです。
【猛暑の熱中症対策】正しく知って適切な対応を!
これまで、熱中症対策は「しっかり水分補給していれば大丈夫」だと思っていた方もいたのではないでしょうか。
自分なりに対策していたつもりが、気付かないうちに熱中症になってしまった……。なんてことは避けたいですよね。
今回教えていただいた正しい知識をもとに、適切な熱中症対策をとるようにしましょう!
※一部AI生成画像を使用しています。

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