「何回見ても泣いてしまう……」【silent】再放送スケジュールつき!今からでも間に合う徹底解説【妄想爆発!ジャニオタ推し活ガイド㉜】

  • 2022年12月29日公開

こんにちは、ジャニーズのアイドルが大好きなエンタメライター・柚月裕実です。

2022年秋、話題を呼んだドラマ「silent」(フジテレビ系)をご覧になりましたか?

放送中はTwitterの世界トレンド1位、見逃し配信も史上最多を記録。さらには手話に興味を持った人が多いようで、通信信教育や手話教室に問い合わせが急増したと情報番組で報じられるなど、様々な角度から反響が寄せられました。

見逃し配信ではフジテレビドラマ歴代最高の688万再生を記録。日本中を感動の渦に巻き込んだ本作が現在フジテレビ(関東ローカル)にて再放送中です。

今回はその見どころをピックアップしてお届けいたします。

再放送スケジュールをチェック!

12月29日(木)16:00~17:45 第5〜6話
12月30日(金)14:45~17:45 第7〜9話
12月31日(土)12:00~14:15 第10〜最終話

※第1~4話は放映済み。

注目は20~30代若手俳優の演技力

川口春奈さん、Snow Manの目黒蓮さんが出演するドラマ「silent」(フジテレビ系)。出演は青羽紬役を演じる川口さん、佐倉想を演じる目黒さんをはじめ、2人の同級生・戸川湊斗役鈴鹿央士さん、想が聴力を失い始めてから出会ったろう者の桃野奈々を演じる夏帆さんと若手俳優を中心に物語が展開します。

他にも想の妹・佐倉萌には桜田ひよりさん、青羽紬の弟・青羽光には板垣李光人さん。風間俊介さんに篠原涼子さんらベテラン俳優陣が脇を固めています。

ドラマに引き込まれる理由は

本作の魅力はなんといっても若手俳優陣の演技力です。言葉を交わしてもすれ違ってしまったり、優しさから切ない選択をしたり、手話を通じて思いを伝たり。日常を舞台に、それぞれが置かれた立場、心情や情景描写がていねいに描かれ、演じています。

高校生時代に交際していた紬と想。なぜ2人は別れることになったのか。そしてのちに紬と交際をスタートさせた湊斗との関係。そして別れ……。それらがていねいにじっくりと描かれています。

紬と湊斗は聴者で、様々な言葉を交わし、湊斗は紬への思いがあるにも関わらず別れを選択。これまでは向き合って話すことが多かったのに、別れを切り出したときは2人してベンチに並んで座っていたのが印象的です。

どれだけ言葉を交わそうがどれだけ隣にいようが、相手の気持ちのすべてを知ることはできない。相手を思っての別れもあるのだと教わった気がします。

また、紬や湊斗、想、奈々とそれぞれの関係が築き上げた過程などを描いた回想シーンの差し込み方が独特で、視聴者としては少々迷いつつも、それがまた物語に引き込まれます。

※ここから第6~9話のネタバレを含みます。

第6話では、途中失聴である想の胸中、そしてろう者である奈々との出会いをじっくりと描いていました。生まれつき音が聞こえない奈々。手話と感情を込めた表情で、気持ちがストレートに伝わってきます。

「音のない世界は悲しい世界じゃない」と、ふさぎ込む想に伝えた奈々。それに救われ、奈々にだけ伝わればいいと一生懸命に手話を覚えた想。

そんな風に時間を重ねてきたのに、紬に奪われるような心境になった奈々は紬と正面から向き合う一幕も。といっても、ここでもじっくりと対話をするのです。

想と奈々が筆談でコミュニケーションしたときの静かな場面。紬が話しかけようとアクションを起こしても、下を向いてスマホをいじる想には伝わらない。

また、状況をこと細かく説明しなくても、何気ない仕草や場面から2人の状況が伝わってくるのも特徴。2人の時間、音のない世界への理解が深まるシーンでした。

そして、物語のキーとなるのが音楽やCD。高校時代は音楽をきっかけに急接近したり、想と紬がイヤホンを片方ずつ装着して音楽を聴いたり。上京後には、紬がタワレコでバイトを開始。

また実家では想の母がCDを処分しようとすると、妹の萌がそれは違うとCDを預かっていました。第9話ではそのCDが再び想の元に戻り、歌詞カードをきっかけに想が再び好きだった音楽に触れます。紬との距離が縮まったのも歌詞カードでした。

まだ観ていない、話題になっていて気になる、出遅れた……。という人も、この年末に「silent」の世界観に触れてみてはいかがでしょうか。

次回もお楽しみに。

(イラスト/大窪史乃)

この記事を書いた人
編集/ライター
柚月裕実

エンタメ編集/ライター。 ジャニーズのアイドルを応援して25年超。 アイドルがサングラスを外しただけで泣きます。

こちらもどうぞ

人気記事ランキング 24時間PV集計
エンタメ

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ