焚き火を庭ですると法律違反?

  • 2021年03月22日更新

童謡にも歌われているように、焚き火は秋から冬にかけての風物詩ともいえる風景ですよね。庭にたまった落ち葉や木の枝を集めて、焚き火を楽しむ方も少なくないのではないでしょうか。でもこの焚き火、実は法律違反になるかもしれないことをご存知でしたか?

庭での焚き火は法律違反?

公園や自宅の庭などで焚き火を行うことはかつて良くみられた光景で、今でも地方などへ行くと見ることがあります。でも実は、自治体によっても異なりますが、原則として公園や庭での焚き火は禁止としているところが多いのです。たき火を禁止したり規制したりする法律としては、自然公園法や都市公園法、廃棄物処理法や消防法などがあり、その他各自治体による条例などで規制されたり禁止されている場合があります(2015年現在)。このうち、一般的な街の公園などでの焚き火を禁止しているのが都市公園法、自宅の庭での焚き火を規制、または禁止するのが廃棄物処理法、消防法、自治体による条例になります。廃棄物処理法では落ち葉焚きやキャンプファイヤーなどの軽微な焚き火は認められていますが、都市部や住宅密集地などでは市町村の条例によって禁止されている場合が少なくありません。

やっぱり近隣へのマナーは配慮しましょう

1990年代後半以降、ダイオキシンなどの有害物質の問題から専門施設以外でのゴミの焼却が危険視されるようになったことで、たき火の規制が強化されるようになりました。かつては公園などで落ち葉や枯れ枝を集めて焚き火をする風景が多く見られましたが、最近ではゴミ袋に入れてゴミの収集へ出すのが一般的になっています。また焚き火をすると、どうしても煙が発生してしまうという問題があります。都市部などの住宅密集地では近隣の家へ煙が流れ込んでしまい、洗濯物にすすや臭いが付いたりするトラブルになりがちです。また火事と間違えられて通報されたり、実際に火事の原因となることも少なくありませんこういったことから、庭での焚き火も最近では禁止される地域が多くなってきています。条例や法律的には問題ない場合もありますが、焚き火をする際にはご近所の迷惑にならないように、最大限の注意を払って楽しむようにしたいですね。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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