油&水いらずで大人気!味の素『冷凍餃子』の秘密に迫る!『日本一の冷凍食品工場』へ潜入『日経プレミアム 工場へ行こうIII AMAIZING FACTORY』(味の素冷凍食品 前編)

  • 2022年06月22日公開
秘密に迫る

秘密に迫る

今や私たちの生活に欠かせない冷凍食品。味の素冷凍食品中部工場では『ギョーザ』『中華丼の具』『えびよせフライ』そして『プリプリのエビシューマイ』を製造しています。
実はこの4つの商品の全てがそれぞれのカテゴリで売上日本一を誇る大人気商品。前編では冷凍・チルドギョーザ部門で19年連続売上日本一を記録している『ギョーザ』の製造現場に密着し、その美味しさの秘密に迫りました。

身近な商品からロケットの部品まで、ものづくりの素晴らしき世界を紹介する『日経プレミアム 工場へ行こうIII』。毎月第1土曜日の午後にテレビ愛知で放送中です。

[日本一の冷凍食品が生まれる工場動画はこちら]

油も水も不要!19年連続売上日本一の大人気冷凍食品『ギョーザ』

パリッパリの羽根がおいしい味の素冷凍食品の『ギョーザ』。冷凍食品の中でも特に群雄ひしめく冷凍・チルドギョーザの部門にて19年連続売上日本一を記録している、大人気商品です。


売上ナンバーワン

売上ナンバーワン

人気の秘密は「フライパンでそのまま焼くだけでパリッパリの羽根つき餃子を焼ける」こと。油も水も入れていないフライパンに『ギョーザ』を入れて焼いてみると……?


ぷくぷくするギョーザ

ぷくぷくするギョーザ

中から何かプクプクと出てきました。

実はこれが『羽根の素』。フライパンで加熱することで油と水を含んだ羽根の素が溶け出し、ちょうど良い加減でパリッパリの羽根がついたギョーザを焼き上げることが出来ます。


羽の元

羽の元

冷凍餃子に革命を起こしたとも言われる『味の素 ギョーザ』が誕生したのは「ギョーザが上手く焼けない」というお客様からの声がきっかけ。以前の水を入れて焼くタイプのギョーザではお客様によって入れる水の量にバラツキがあり、多めに入れてしまう人が多かったそうです。

そこで開発されたのが『羽根の素』をつけたギョーザ。火にかける事で冷凍されていた羽根の素が溶け、ほど良い量の油と水が広がることで水加減の心配なしでギョーザを焼くことが出来るようになりました。

誰でも簡単に失敗無くギョーザが出来るとあって『味の素 ギョーザ』のおいしさは瞬く間に広まります。全国の工場で作られる『味の素 ギョーザ』はなんと年間1億パック!不動の人気冷凍食品です。


こんがりしたギョーザ

こんがりしたギョーザ

超高速ギョーザ包みマシンがスゴイ! おいしさを生み出す極秘工程も初公開!

『味の素 ギョーザ』のおいしさの秘密に迫るべく、全国に4ヶ所ある味の素冷凍食品の工場の中から岐阜県池田町にある『味の素冷凍食品工場中部工場』に潜入しました。


味の素冷凍食品の工場へ

味の素冷凍食品の工場へ

ギョーザに欠かせない野菜と言えばもちろんキャベツ。『味の素 ギョーザ』にもキャベツがふんだんに使われています。この中部工場で使われるキャベツは1日8000玉、それをなんと手作業でカットしていきます。


キャベツ

キャベツ

まずは大きなキャベツを真っ二つに。そして斜めに切り込みを入れ、硬い芯の部分を取り除いてからさらに二つにカット。芯を取り除いてキャベツのおいしい部分だけを使っていきます。1玉をカットするのにかかる時間はわずか9秒というから驚きです。

カットされたキャベツはトンネルの中を通ってざく切りに。そして上下からしっかりと光を当て、色の悪いものや汚れたものを選別します。これもおいしいギョーザをつくるための大事な工程です。


みじん切りキャベツ

みじん切りキャベツ

続いては肉を合わせる工程。『味の素ギョーザ』にはなんと3種類もの肉が使われているのご存じでしょうか?

最初に流れてきたのは鶏肉のミンチ。鶏肉を使うことで歯ごたえが増し、食感のアクセントとなって何度食べても飽きないギョーザに仕上がるんだそうです。


鶏肉ミンチ

鶏肉ミンチ

そこに豚肉を加えることでギョーザに旨味とジューシーさをプラス。さらに脂身も加えることでいっそうジューシーに仕上がります。


豚肉でうまみとジューシーさを

豚肉でうまみとジューシーさを

これらの肉に先ほど刻まれたキャベツや調味料を加え、巨大なミキサーでしっかりと混ぜ合わせたらとびっきりおいしいギョーザの具材の出来上がりです。


ミキサーで混ぜ合わせ

ミキサーで混ぜ合わせ

そしてこれを皮に包んでいくのがスーパーギョーザマシン!1台で皮の製造からギョーザの成形までの5役をこなす超高速マシンです。


スーパーギョーザマシン

スーパーギョーザマシン

3つのローラーで薄くのばされてから丸く切り出されるギョーザの皮。そこに具材が置かれるとあっと言う間に包まれます。あまりにも早いスピードのため目視で確認ことは不可能。ぜひスーパースロー映像でご覧下さい。


タネを皮に置く

タネを皮に置く

そしてこの後が『油なし&水なし』の焼き揚げを実現する『羽根の素』をつける工程……なのですが、この工程は企業秘密とのことで撮影NG。

しかし、今回特別にその後の工程の一部について撮影許可をいただくことができました。テレビ初公開の極秘映像です、それがこちら!


企業秘密

企業秘密

出来上がった餃子をまるでジェットコースターで記念撮影するかのように一つずつ撮影しています。実はこの工程がおいしいギョーザの品質を守る大切な工程なんです。

味の素では万が一製品に問題が発生した場合に備え、製造した商品一つ一つに番号を振り記録。このお問い合わせ番号で調べることで、製造日時はもちろんのこと撮影した写真から工程中に不備がなかったかなど製品の詳細までしっかり確認することができるんです。


写真を撮る

写真を撮る

日本一の売上げを誇る『味の素 ギョーザ』は、食への安心安全も日本一でした。

ちなみに工場スタッフさんオススメのおいしいギョーザの食べ方は『酢コショウ』!


酢コショウ

酢コショウ

また、工場長のオススメは『柚子こしょう』でした。どちらもとってもおいしそうです!


柚子こしょう

柚子こしょう

味の素冷凍食品中部工場ではギョーザ以外にも『中華丼の具』『えびよせフライ』『エビシューマイ』を製造。餃子とともに発売50周年となるロングセラー商品『エビシューマイ』のおいしさを生み出すマル秘工程はぜひ後編にて、そして『中華丼の具』『えびよせフライ』のおいしさの秘密は見逃し配信でぜひご覧下さい。


4種類すべて日本一

4種類すべて日本一

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味の素冷凍食品(株)中部工場
【住所】〒503-2402 岐阜県揖斐郡池田町粕ヶ原字日吉1766番1号
【HP】https://www.ffa.ajinomoto.com/enjoy/kengaku/cf
【SNS】https://twitter.com/ff_ajinomoto
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[後編はこちら]

[Locipoにて見逃し配信中]

日経プレミアム 工場へ行こうIII ~ AMAIZING FACTORY ~

身近な商品からロケットの部品まで、ものづくりの素晴らしい世界を紹介する『工場へ行こうIII』はテレビ愛知にて毎月第Ⅰ土曜日の午後に放送。また、Locipo、GYAO!でも見逃し配信中です。

【放送局】テレビ愛知 
【番組HP】https://tv-aichi.co.jp/koujou3/
【番組Twitter】https://twitter.com/koujouheikou
※記事の内容は放送当時のものです。

文:Swind(作家・名古屋めし料理家・ライター)
HP:https://swind758.wixsite.com/meshi
Twitter:https://twitter.com/swind_prv



番組サムネイル
日経プレミアム 工場へ行こうIII ~ AMAIZING FACTORY ~
毎月第1土曜日の午後にテレビ愛知で放送中。東海地方の『工場』には、驚きがぎっしり!


記事参照元: テレビ愛知

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