無印良品の定番グッズで「キッチン収納コツ7」!見直すだけで台所仕事がラク

  • 2021年04月06日公開

こんにちは。 ヨムーノ編集部です。

これまで20冊近く本を出版している整理収納コンサルタントの本多さおりさん。本多さんの最新刊『暮らしをまわす―ためず、まよわず、よどみなく―』(エクスナレッジ)が、1月22日に出版されました。

発売後、すぐに2刷が決まり、1カ月後には3刷決定と売れ行きは好調とか。その理由(ワケ)は、暮らしをラクにまわす収納や家事の工夫が、とってもわかりやすく紹介されているから。しかも、どれも簡単で、誰でも即、マネできそう。

収納の仕方がよくわからない、片づけてもすぐ散らかる、家事は苦手、忙しくて家事に手間をかけられない……そんな人が試してみたくなるネタが満載です。

「暮らしをまわすコツは、『ためないこと、まよわないこと』にあるんです」と本多さん。毎日、やることはいっぱいあって、ちょっと油断するとどんどんたまっていきます。また「どうしたらいいか?」とか「どっちにしようか?」とまよっていたら、時間ばかりが経ってはかどりません。「やるべきことをためたり、まよったりしていると暮らしの流れはよどんでしまいます」
この本では、そんな「よどみ」を取り除いて、暮らしをスムーズにまわすアイデアがたくさん紹介されています。
今回は、その中でも、台所仕事をラクにまわすキッチン収納のポイントを紹介します。

手を伸ばすだけでモノが取れる収納

「『苦手な家事はなんですか?』と聞かれたら、私はまよわず、料理!って答えます」と本多さん。そんな憂うつな家事を少しでもラクにしてくれるのが収納の工夫です。
「キッチンが狭いから使いにくい」という人がよくいます。確かに、狭いと動きにくかったり、家族に手伝ってもらったら、かえって邪魔になったり。でも狭いからこそ、どこでも手が届き、動く範囲が限定されるというメリットがあります。
狭さを逆手にとって、よく使うモノを手を伸ばすだけで取れるように配置すれば、キッチン仕事がスムーズに。動かなくて済むというだけで手際がよくなり、台所仕事が時短できるんです。

引き出しは、左側は「飲む」、右側は「盛る」で分ける

本多家には食器棚はありません。食器棚の代わりになっているのが、キッチンの吊戸棚とシンク下の大きな引き出しです。
左側の引き出しにはコップなど「飲む」ときに使う食器を、右側には皿や小鉢など「盛る」ときに使う食器を収納。
「子どもが自分で食器を出すときも、『飲む』は左、おかずを『盛る(よそう)』は右と覚えているので間違いませんね。洗い終わった食器を夫がしまうときも、『この皿、どこにしまうんだっけ?』と聞かれることがなくてラクですよ」
食器棚の場合でも、食器のサイズや用途を細かく分けてしまうのはなく、「飲む」「盛る」などザックリ分けると、家族にもわかりやすくて、主婦がラクできます。

※以下、写真はすべて砂原 文

カトラリーは寝かせずに立てる

仕切りつきのトレーを食器棚やキッチン収納の引き出しに入れて、カトラリーを寝かせてしまっているケースがよくあります。が、カトラリーは立てた方が取るのもしまうのも断然ラク。
カトラリーを斜めに立てれば、深さのある引き出しや食器棚にも入ります。本多さんは無印良品の「ポリプロピレンコットン・綿棒ケース」をカトラリー立てに使用。

キッチンツール立ては重みのあるモノなら倒れない

調理中に使う菜箸、おたま、フライ返しなどは引き出しにしまわず、ワンアクションで取れるよう調理台の上に出しっぱなしに。
柄が長いキッチンツールを容器に立てて入れると、ちょっと引っかけた拍子に倒れることも。キッチンツールがバラけて、イラッ!としますよね。そんな小さなイライラをなくすのがステンレス製の重みのあるツールスタンドです。見た目も“男前”だから、出しっぱなしでも気にならないどころか、キッチンがスタイリッシュになっちゃいます。
(写真は「スタンドストレート18-8キッチンツール」(工房アイザワ)

ゴミ箱はフタ&キャスターつきが大正解

「今までは、キッチン用のゴミ箱は省スペースを考えて四角いモノで、ペダルを踏んで開け閉めするモノを使っていました。でも、実は、この丸いゴミ箱がとっても使いやすいんです」
使うときだけフタを開け、フタはフチに引っかけておきます。キャスターつきなので、調理中に引き寄せたり、掃除機をかけるときも片手で動かせるからラクラクです。
本多さんが使用しているのは、「オバケツKM45 キャスター付き」(渡辺金属工業)。ホームセンターで買ったゴミ箱に後づけてキャスターをつけてもOK。

同類はまとめれば1回で取れる

水筒、使い捨て食器、キッチン用掃除グッズなど同じ用途のモノは、カゴやケースにまとめて収納。1回で取り出せて、その中から使いたいモノを選ぶことができます。
「同じタイミングで使うモノを点在させて収納すると、使いたいときにあちこち探す手間がかかるので、1カ所にまとめておくと便利ですよ」

保存容器はフタと本体をバラして省スペース収納

ガラス製の保存容器は、コンテナーのように入れ子にして収納することができません。でもフタと本体をバラせば、本体を重ねることができて場所をとらずに収納できます。フタはまとめてケースに入れれば、バラバラにならず使い勝手もよく、見た目もスッキリ!

まとめ

キッチン収納の工夫、いかがでしたか? 収納の工夫次第で家事はグ~ンとラクになります。収納は家事を助けてくれるんですね。忙しい人や家事が苦手な人ほど、ぜひマネしてみてください。

【書籍情報】
『暮らしをまわす―ためず、まよわず、よどみなく―』
著者:本多さおり
出版社:エクスナレッジ
価格:1,540円(税込)

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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