洗面台掃除は「水だけ」でOK【プロ監修】日々の簡単お手入れ&ガンコ汚れの対処法

  • 2023年06月23日更新

こんにちは、水回りの掃除が苦手なヨムーノライターなないろのしずくです。

顔や手を洗ったり歯を磨いたりする洗面台は、頻繁に使うスペースなので常に清潔にしておきたいですね。 ですが私は家事の中でも水回りの掃除が最も苦手なため、つい後回しにしたくなる場所でもあります。

また掃除方法がわからず自己流になっていたことや、水回りの掃除は大変だという先入観から苦手意識を持っていたのかもしれません。 そこで今回は、日本ハウスクリーニング協会監修のもと、洗面台の正しいお手入れ方法を紹介します。

監修者紹介

【日本ハウスクリーニング協会】
ハウスクリーニングを通じて地域の福祉に寄与し、認定資格講座およびハウスクリーニングの普及啓蒙活動を行なっています。
⇒NPO法人日本ハウスクリーニング協会

洗面台掃除は驚くほどシンプル

洗面台が汚れる原因

洗面台が汚れる主な原因は、水垢、皮脂汚れ、石鹸カスといったものです。 頑固な汚れはそれほど多くないため、これらは水だけでも簡単に落とすことができます。

掃除方法は意外にもシンプルなので、正しい手順でやってみると〝こんなに簡単だったんだ!〟と驚かれる方もいるかもしれません。 私は洗面台の掃除には洗剤が必須だと思っていたため、自己流のやり方が掃除を面倒なものにしていたのかもしれませんね。

用意するもの

  • 掃除クロス

  • ティッシュやキッチンペーパー
  • スポンジ
  • 古歯ブラシ
  • クエン酸
  • 重曹
  • 注ぎ口ブラシ(あれば)

ここにはありませんが、100均で購入できる注ぎ口ブラシがあると、排水口や水位穴の奥までしっかり掃除できるので便利ですよ。

洗面台の掃除にかかる時間は約8分

洗剤を使わない普段のお手入れでかかる時間は約8分。 念入りに掃除する場合は約30分かかります。

汚れ具合や広さによって異なりますので目安としてください。

【洗面台掃除】日々の簡単お手入れ方法

洗面ボウルはスポンジで水洗い

湿らせたスポンジで洗面ボウルをこすり洗いします。 水気は残さず、こまめに拭き取っておくと後々のお手入れが楽になります。

メラミンスポンジを使うと汚れはよく落ちますが、洗面ボウルの表面加工コーティングも研磨してしまうことになります。 光沢がなくなる原因となるため注意してください。

蛇口は掃除クロスで乾拭き

蛇口は掃除クロスで乾拭きします。

鏡は水拭きと乾拭き

洗面所の鏡は、浴室鏡とは違って水垢がこびりつくことはほとんどありません。 歯磨き粉の飛び散りくらいでしたら、水拭きと乾拭きで十分です。

排水口のゴミを取り除く

排水口はティッシュやキッチンペーパーでゴミを取り除きます。

古歯ブラシとスポンジで汚れを落とします。

最後に水気を拭き取ったら完了

すべての掃除が終わったら、最後に洗面ボウルの水気を拭き取って終了です。 ここまででかかった時間は約8分。これなら無理なく続けられそうですね。

定期的に行いたい!洗面台のしっかり掃除

洗面ボウル

ぬめりが気になるときは、洗面ボウル全体に水をかけ、重曹水(水100mlに対して、重曹小さじ1/2を溶かす)をつけたスポンジでこすって汚れを落とします。

重曹ではなく、バスマジックリンなどのお風呂用洗剤でも代用できます。 重曹は粉のままだと研磨剤になり傷つく可能性があるため、必ず重曹水で掃除してください。

水位穴は水で湿らせた古歯ブラシに重曹水を少量つけ、しっかりこすって汚れを落とします。

排水口

排水口は月に一度、本格掃除をすることをおすすめします。
まず重曹をたっぷり排水口に振りかけます。

その上から40度ほどに温めたクエン酸水を流し込みます。

30分放置したら洗い流します。

汚れがひどい場合は、塩素系漂白剤を使っても◎。その際はクエン酸と併用してしまうと有毒なガスを発生させるので、必ず単独で使用してください。

排水口のゴミキャッチャーの汚れが気になる場合は、100均で購入できる注ぎ口ブラシを使っても◎。

蛇口

白っぽいウロコ状の汚れがひどい場合は、水垢が原因です。
クエン酸スプレー(水100mlに対して、クエン酸小さじ1/2を溶かす)をしてスポンジでこすり洗いします。

念入りにお手入れするときは、濡れた布にクリームクレンザーを塗布し、蛇口の金属部分や根元部分をこすります。
その後、汚れを洗い流して乾拭きしたら完了です。

コンセント付き洗面台の場合は、水が入らないようにコンセントにテープを貼っておきます。
扉の前面が鏡になっている場合、開け閉めする際につく手の皮脂が付着している場合があります。その際は、重曹水をスプレーします。

時間が経ったら鏡を水拭きし、最後に乾いた掃除クロスで拭き上げます。

洗面ボウルの掃除!こんな汚れはどうする?

白っぽい汚れが固まったもの

白っぽい汚れが結晶のように固まっている場合は、水道水のカルキが原因です。
クエン酸スプレー(水100mlに対して、クエン酸小さじ1/2を溶かす)をして、ヘラや割り箸などで削り落とします。

ピンク色っぽいぬめり

ピンク色っぽい汚れは、カビの一種です。初期であればこすれば落ちますが、落ちない場合は重曹水やお風呂用洗剤を振りかけてこすり洗いします。

茶色っぽい錆汚れ

ヘアピンやカミソリなどの金属製品の錆が洗面ボウルに移ってしまい、茶色っぽくなった場合は、ジフなどのクレンザーが便利。 錆の上にクレンザーをかけて、ラップを丸めたものを使い、円を描くようにこするときれいになります。

洗面台のきれいを保つために心掛けること

洗面台のきれいを保つには、使用後に水気を残さないよう心掛けることが大切です。 水気を拭き取るときは、洗濯前の手ふきタオルを使うのもおすすめですよ。

また手を洗ったあとの汚れや石けん水を残しておくと、ザラザラして黒ずんできます。 使用後は汚れと石けんカスなどもよく洗い流すようにしてください。

洗面台の掃除は「週1回」を目安に

洗面台は、髪の毛やホコリなどの汚れが目立ちやすい場所。毎日使う空間なので、気がついたタイミングでササッと掃除するのがおすすめです。

最初に紹介した日々の簡単お手入れは「週1回」を目安に行いましょう。

たった8分で洗面台がピカピカに!

今までは自己流でやっていたため、洗面台の掃除は最低でも15分はかかっていたと思います。 またほとんどの汚れは水だけで落ちるとわかり、気持ち的にもすごく楽になりました。

日々のお手入れはササッと短時間で済まし、時間に余裕があるときは念入りに掃除をすることで効率アップにもつながります。 ぜひ皆さんも実践してみてくださいね。

この記事を書いた人
なないろのしずく

スリーコインズ歴6年。ネットショップは毎週欠かさずにチェック。 クリンネスト1級、整理収納アドバイザー準1級。 毎日を〝ちょっぴり楽しく〟がモットーの1児の母です。 日々の暮らしを心地よいものにしてくれるモノやアイデアを紹介していきます。

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